FXと四国遍路とワンコと菜園の物語 

一般大衆投資家が、時々四国遍路に出発、FX取引を行う様子をメモ。合せて、愛犬君の近況や、菜園などのことも掲載

第219回 FXとお大師様の言葉

2017-08-06 10:51:11 | 日記
おはようございます。8月6日日曜日です。広島は晴れ、青空が広がっています。今日も暑くなりそうです。昨日は目の前の温度計が35度を指しました。小生の記憶に残る史上最高気温です。小学校以来、夏休みの気温には関心を持っていましたが、とうとう目の前で35度を指しました。記憶に残る出来事になると思われます。

今日は、広島に原爆が投下されて72回目の夏になります。原爆ドーム近くの平和公園では、記念式典が行われています。式典最中、8時15分の原爆投下時刻に合掌しました。
現実問題として、広島と長崎は原爆被害ですが、東京や大阪などでは焼夷弾による、まる焼けを経験し、人的被害も大きいといいます。北海道では、「北方領土を返せ」のほうが地元の声としては大きいようだし、地域差があることも事実。

日本が強い国になることに反対する国の影響を受けて、過去ばかり持ち出す周辺国はいかがなものでしょうか。第2次世界大戦後、国内問題と称して、国境付近で紛争状態にあった国は多く、その多くは資本主義対共産主義の戦いでした。ソビエットの崩壊で、共産主義の実験は失敗になったことは明白なのですが、一部の国では、まだ独裁状態にあって、強権で国民を牛耳っている始末。いずれソビエットの二の舞になるといわれて久しく、時間が経過しています。世界平和は一時期よりも後退したともいわれています。強いものは弱くする、大きいものは小さくする、これが世界政治の中心にあるようですが、これはもともとユダヤの中心思想の一つです。

 第2次世界大戦終結時、この思想のもとに、日本は、徹底的に体制の規模や思想が、小さくされ、権力は弱くされました。民主主義を根付かせるという考えのもとの政策ですが、背景には、徹底的に、しかも、今後立ち上がることができないくらいに小さく弱くする、という政策が行われていたのです。日本は科学技術の分野においても戦後長らく研究すらできなくされていました。航空機の分野では有名な話です。その理由は、GHQはゼロ戦などの優秀な兵器に懲りて、許可すると、日本が今後どのよう兵器を作り出すかわからない、徹底的に抑え込む、優秀な航空機(兵器)の開発をさせないようにと抑え込んだのです。芽すら出させないようにと、研究すら禁じたのです。この辺のことは、スタンフォード大学の西教授が米国公文書館から公開された資料を基に研究され、結果を文献に押されています。関心のおありの方は一読ください。(書籍名 「国破れてマッカーサー」 西 鋭夫 (にし としお) 中公文庫 1286円) 公文書を中心とした戦後の解析です。これらの公文書によって戦後日本が形成されていったことは間違いありません。現在でも、まだこの時の政策の影響を受けているものが多くありようです。特に憲法第9条は、GHQの考えを反映したものといわれています。「軍隊を持ったら日本はまた何をしでかすかわからないぞ」という主張です。しかし、第2次大戦後、ドイツはどうでしょうか、イタリアはどうでしょうか。軍隊を持ち続けています。軍隊を否定されたのは日本だけなのです。自国を自国の軍隊が守ることすら認めなかったのがGHQなのです。いわゆる自衛権まで否定したのです。軍隊のみならず、そこで使用する兵器の研究開発製造まで禁止されていたのです。

自国のことは自国で決める、これが基礎にあってこそ、初めて責任ある存在となれるように考えています。憲法改正について、周辺国がとやかく言うのは、「内政干渉」です。戦後この方長らく戦地へ兵力を派遣していなかったのは日本だけです。これは国際紛争を軍事力では解決しないという考えのもとでのことですが、イラクのクウェート侵略で少し様相が変化してきました。この辺のことは最近のことですからいくらでも確認できると思われます。

戦後のことを考えるのは、本日や15日の終戦記念日は最適日と思われます。父や母、祖父や祖母は国を挙げて戦っていたと思われます。終戦前、日本が同じように統治していた台湾と韓国では、戦後の付き合い方が大きく変化しています。かつての朝鮮から、身分制度を廃止し、誰でも勉強できるようにして人材登用できるようにと学校制度を改正したりしました。その一つが、当時の朝鮮の最下層の子供たちがこぞって入学希望をした陸軍士官学校があります。普通の大学ではお金が必要ですが、この士官学校では、お金は必要ありませんでしたので、朝鮮の優秀な若者はこぞって入学希望を出したようです。その中の一人が、朴正熙元大統領です。彼は、自叙伝の中に、この学校のことを書いています。以前の朝鮮の制度の中では、自分のようなものがこの学校へ進むことはできなかったと。 このように、日本が持ち込んだ改革がすべて悪いということでないのです。そして、もう一つ、これが最も大きかった改革といいますが、貴族や官僚による賄賂の廃止だったといいます。

当時の王や、これを取り巻く貴族や官僚の世界では、上から下まで賄賂で仕事を行っていて、とても不正の多い世界だったといいます。朝鮮併合に合わせて、ここに手を付けて改革に乗り出したのです。これに反感を持ったのは、王族や貴族、そして当時の官僚たちの一部で、中には外国へ逃亡するものも出てきています。ハワイへ逃げた李承晩は有名です。戦後彼は朝鮮に米国の計らいで戻り大統領に就任しますが、その後の失政は歴史の通りです。官僚の政治にはまた賄賂が当たり前となり、これは現在でも引き継がれているようで、何か事が起きると、贈収賄よる事件が出てきます。これに大統領が絡むとすぐ表面化してきます。韓国の善悪観は我々のものとは異なるようです。この辺については、ケント・ギルバートさんをはじめとして多くの方が書籍を出していますので、関心がおありの方は一読ください。(書籍名 「儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇」 ケント・ギルバート 講談社新書 840円  他多数 )

台湾ではこのような贈収賄事件はあまり聞きません。台湾のもともとの民度が高かったということも一因かもしれません。

お大師様の言葉を書く前が少し長くなりましたので、ここまでとします。

本日のお大師様の言葉です。

人生を楽しむ

楽じゃなくても、楽しむことはできるはず

生(しょう)これ楽にあらず、衆苦(しゅうく)の聚(あつま)るところなり。  (『性霊集』 空海 )

つらい時こそ楽しみ方を工夫する

 「人生というのは楽じゃない。そもそもこの世が苦しみで満ちているところなのだから」と空海は言います。

  たしかにこの世は「苦」でいっぱいです。仏教でいう「四苦八苦」とは、「生・老・病・死」の四苦に、「愛する者と別れなければならない苦しみ」「嫌な人と会わなければならない苦しみ」「求めても得られない苦しみ」「意思や感情、存在自体が思い通りにならない苦しみ」の四つを加えたもの。いわば生きていくこと自体が「苦」だというのが仏教のもともとの考え方にあるわけです。

 これに加えて個々の家庭の事情や、職場での人間関係、容姿の悩みなど、さまざまな問題を抱えることが多いわけですから、生きにくい世の中であるのはたしかです。

 しかし、楽じゃない人生だからこそ、人は楽しむための工夫をしてきました。歌や踊り、祭り、芸術はその一例です。リリーフ専門だったあるプロ野球の投手は、「ピンチで苦しい場面のときほど、どう抑えてやろうかとワクワクして楽しんだ」と言っています。楽じゃないからこそ「楽しむ」、その工夫こそが大事なのです。

  (出典  生き方が変わる! 空海 黄金の言葉 宮下 真 著 名取 芳彦 監修 ナガオカ文庫 抜粋)

FXでも「楽じゃないけど、どうやって稼ごうかと楽しむことはできるはず」と考えています。少しでも資金が増加すると嬉しいものです。これで調子の乗って取引すると、損を出してがっかりすることもありますね。
取引していて、何がどのようにどのタイミングで影響を出してくるのか、ローソク足を眺めながら考える毎日です。事実はそこにありますから。

このように考えながらFX取引をしているわけで、昨日のブログにも書いたように、いろいろな切り口を見つけては、出てきたことの意味や理由を考えます。それが翌日の取引へ影響を与えることに気づくと、うれしくもあり、取引が楽しくもなります。

「人生は楽じゃない。だからこそ余計に、どうすれば楽しく生きられるかを考えて過ごそうじゃないか」と常々思い、過ごしている小生です。

8月6日、広島への原爆投下の記念日に当たり、さらに前に向いて歩いていくことを再確認した次第です。

FX取引で失敗しても、それは他人のせいではなく、自身の取引技量・能力によるものと理解すれば、誰も恨むことはありません。最近の小学校の運動会では、ゲームで負けた子たちへもエールが送られています。海外では運動会そのものはないようですが、小学校などで何かゲームがあった場合、負けたほうへエールが送られることはあるでしょうか。聞いたことがありません。日本の教育が特別なのか、異端なのか、それともこれが普通で、行っていないことが異常なのか、、、。

小学校では、負けた子たちへの配慮だといいます。これは哲学・道徳の世界だと思います。FXなどの競争の世界とは少し相いれないものを感じます。しかし、こうやって、日本の子供たちは、哲学・道徳を習得し、敗者にも惜しみない拍手を送り、健闘をたたえるのです。これは素晴らしいことです。

日米が開戦した当時、米国の大統領はルースベルトです。彼は日本が嫌いで仕方なく、どうにかして日本を叩きたいとばかり考えていました。戦争を回避することなど彼の頭の中にはありませんでした。このことを踏まえて、現在のトランプ大統領について考えると、何かきっかけがあると、北朝鮮へ戦争を仕掛ける要素はありそうに思われます。スカッドミサイルの一発は打ち込むかもしれません。歴史は繰り返す。このことは忘れないようにします。政治の貧困は問題のある状況と思われます。

平和な世界で、FX取引ができていることに感謝します。

目の前の温度計は、すでに33.5度を指しています。昨日の35度を超えるかもしれません。暑さに負けないようにしましょう。そういえば、一匹のミミズが、土中から地表に出てきて、そこで干上がって死んでいました。なぜ土中から出てきたの? 

本日も訪問いただきありがとうございました。今週もよろしくお願いします。合掌






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