FX 今週の言い訳 台風一過で相場も澄み渡るか

おはようございます。8月17日土曜日です。広島は晴れ、真夏日の連続、猛暑酷暑で外出は控えめな日々。所用がない限り、外には出なくなりました。

冬ならば、「春よ来い、早く来い」と歌いますが、今は、自治体が地域で流す18時の時報を兼ねたチャイムメロディー（夕焼け小焼け）で秋を想像する程度。

まだ秋という実感はわきません。日の出時間も気になりますが、日の入り時間も気になり始めています。お盆も終わり、これから彼岸へ向けて自然は遷っていきます。今年もここまで経過しました。もう少しすると、「今年も残り少なくなりました」というような言葉が行きかうようになると思われます。

秋の歌は多いですが、「秋よ来い、早く来い」という歌はないものでしょうか。思い出すのは、昔、トア・エ・モアが歌っていた「今はもう秋、誰もいない海、、、」というもの。海水浴客などで賑やかだった海辺が静かになり、、、、、。お盆過ぎの海辺を表現していたと思われます。

 

さて、今週の言い訳です。

今週は、146.546円で寄り付き、高値は149.377円(15日）、安値は、146.067円（14日）、終り値は147.576円、となっています。上下値幅は、3.31円。上昇有利かと思えば、金曜日になって押し込んできました。週間では、1.03円のドル高円安傾向でした。

この動きから、相場の方向感は出てきていないと思われます。

 

この動きで考えたことは、目先のデータに反応して相場は上昇してきたが、この上昇は一過性のもので、本流はまだ下げ傾向の中にあると思われます。

消費も良い、雇用も良い、景気もまだ大丈夫、景気後退警戒感は後退したにもかかわらず、ドルが売られ円買いが進む、ということは、、、、。

昨日のﾄﾞﾙ円の動きは、ほかの通貨にも影響を与え、ほぼほぼ円独歩高傾向になってきたと思われます。

 

目先の動きでは、十分な調整を終えて、これからは上を伺う、というような判断もそろそろできそうな雰囲気を醸しだしてきて感もありますが、4時間足以上では、まだ下降傾向を示していますから、浮上していくには、抵抗も多く、上値は重く、上値チャレンジよりは、来週はまだ、下値確認のほうが優先されそうな気がします。

そうなると意識される下値は、8月5日安値の141.679円になってくるかもしれません。上へ行くには、何か買い材料が必要な気がします。

 

来週はジャクソンホール会合が予定されています。その会合で、23日にはパウエル議長の講演があり、ここでの発言が注目されているようです。

パウエル議長が、「金融引き締めはもはや正当化されない」とか、さらに、「9月FOMCでの利下げの規模」を示唆する可能性もありますが、これは少し前のめり過ぎると市場は危惧するかもしれません。

逆に議長が、「インフレ低減の確証が欲しい」などと発言すると、9月6日発表の雇用統計を待つようになると思われ、この結果を受けて相場は動くようになると思われます。この発言がない場合、市場はドル売り円買い継続で反応してくるかもしれません。

パウエル議長も慎重に言葉を選びながら講演すると思われます。

 

現在、欧米では、まだファミリーの夏休みで、ディーラーは相場へ戻ってきていないと思われます。戻ってくるのは、例年9月中旬頃で、子供が学校へ行き始めてからになります。

これと雇用統計発表が時期的に重なることもあり、相場が本格的に動き始めるのは、9月9日以降になると思われます。

この日には、雇用統計結果を確認済みですから、ディーラーは方向感を持つポジション取りをしてくるようになると思われ、その流れは、大統領選挙相場、そして年末相場作りとなってきます。

これらは年末高への相場作りになると想定しているところです。

 

相場は、このような状況を鑑み、9月FOMCまでのシナリオを考え、動いてくると思われます。

そして、9月6日に出てくる雇用統計結果を受けて、相場は変化を見せてくるかもしれません。

 

市場では今、円キャリーの巻き戻しはほぼ終えた、という声も出てきています。残りは若干という状況まで来ているようです。これは今後の動きにもよると思われ、9月6日までには処理は終えるかもしれません。この状況は、看過できません。再度の円キャリーが出てくると、相場はドル買い円売りの再燃になるかもしれません。

 

相場としては、急ぎ下値の確認を行い、反発へ備えるようになってくるかもしれません。雇用統計まではあと3週間あります。相場を下へ押し付け、底と思われる137.2円付近で、少しうろうろしながら、その日を待つかもしれません。

今週保有したショートはすべて来週へスイングさせました。

 

外は暑いと言っても、所用で出かけるときもあります。その時は用事の道順を考え、できるだけ無駄な動きがなくなるようにしています。

地面に落ちている蝉を以前よりは多く見かけるようになりました。皆が皆、生存し、子作りできるとは限らない自然の輪廻があるのかもしれません。

疲れを残さないように体調を整えながら、次の動きへ備えたいと思います。

 

今週も訪問いただきありがとうございました。良い週末をお過ごしください。合掌