川越芋太郎の世界(Bar”夢”)

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美の巨人たち:遠藤 新作 旧甲子園ホテル

2009-08-18 11:23:00 | 美の番組紹介
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「美の巨人たち:遠藤 新作 旧甲子園ホテル」 


番組の紹介を簡単に文章で纏めました。
旧甲子園ホテルは、1つの大きな幹に繋がります。

フランク・ロイド・ライト!
ライト様式で有名な米国建築家です。
明治の開国以来、西洋文化を取り入れ、日本を国際社会へ旅立ち
できるように模索した時代のうねりを感じる時代です。

かのライトは帝国ホテルをはじめ多くの建築を残しています。
余りの丹念さから納期遅れも続出し、晩年は日本政府との関係も
疎遠でした。
そのなライトの弟子である遠藤新!

遠藤とライトに遠藤を紹介した当時の敵国ホテル支配人の林が
再度タッグを組んで、自らの理想を描いた旧甲子園ホテル。
西洋建築と日本美の融合を目指した観がある歴史的な建物です。

ぜひ、ご覧ください。

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ホテル全影を見たい方は
:http://www.mukogawa-u.ac.jp/~kkcampus/
のアドレスをアドレスバーにペーストして訪問してください。

ライトについて:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88

遠藤新:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A0%E8%97%A4%E6%96%B0

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甲子園ホテル物語―西の帝国ホテルとフランク・ロイド・ライト
三宅 正弘
東方出版

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残念ながら、今はホテルとして開業はしておりません。
移築された帝国ホテルといい、日本は時代の匂いを残すことが
非常にへたくそですね。
欧州を見習いたいものです。

話は、旧甲子園ホテイルに戻します。

ライトに仕事を身近で学び、最後はライトに変わり帝国ホテルを
感性させた遠藤は、旧甲子園ホテルに何を描いたのか。
番組では、いくつかのコンセプトを紹介しております。

1、日本人自身が楽しめるリゾートを建築する。
  外国人へのホテルではなく、日本人家族向けの外観洋
  内部は日本式の美を取り入れた寛ぎの空間の創造

2、自然との一体観
  ライト(有機的建築)哲学でもある、自然との調和を重視した。
  大地から生えてきたような建築物(地所を見る!地所が
  建築を教えてくれるという考え方)

3、日本様式の取り込み
  日本瓦や打出の小槌・シェルなどをモチーフにした外観・
  彫刻などなど。

4、寛ぎの空間
  西洋の大空間に日本を描く
  大きな池を抱える庭園は家族での寛ぎタイムを演出した。
  いまではよく見かける和室と洋室の混合。  
  カードルームやスキヤキルームなどの心配りの日本旅館の
  「おもてなしの心」を取り込む。

さて、ライトの言葉で結びましょう
「すばらしいできばえだ。バンケットルームの内装はとても豪華で
私は気に入っている。着想がとてもいい。」

そう、「打出の小槌」
ここに、芋太郎は遠藤と林の心を見る。
訪れる人々に幸福を体感してほしいという願い。
打出小槌町のホテルですね。
ぜひ、この心を生かしてほしいものです、武庫川大学さん。

建築は概観の美も大切であるが、建築者の思いを生かしてこその
建物と思うが。
もう少し、私たちは日本の伝統美や先人の思いに共感したいものです。



この制服が人をつくる(人の美しさとは何?)

2009-08-18 08:41:27 | 「美」発見
この制服が人をつくる。
朝倉 まつり
真珠書院

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人の美しさて何だろう?

ふと、最近の状況を考えると疑問に思います。
そんな時、目にしたのが、本書でした。
「制服」、いい響きですね。
そこの、あなた、違うことを考えて居ませんか(笑)

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「この制服が人をつくる」  著者:朝倉 まつり  出版社:真珠書院


社会心理コラムニストの著者が書く制服論とはどんなものか興味があり、
珍しくもこの手の書籍を読んでみました。
「制服の世界へようこそ」というタイトルに少々刺激されて手にした訳
ではありません。・・・看護婦とか、スチワーデス(古い)、女学生(笑)
本書は制服について直球勝負のスバット剛速球肌のピッチングです。

まずは、いつものように、内容を芋太郎流にまとめて紹介します。
1、制服に込められたものとは?
  込められた要素は12項目(皆さん当ててみてください。)

2、イギリスの制服事情
  文化として受け継がれてゆく「芯」をつくる教育。

3、アメリカの制服事情
  他民族・多文化国家としての治安悪化・格差社会などの改善手段として
  採用し・効果を検証している。

4、日本の制服事情
  明治の時代は、ハイカラ・ステータスにて脱亜入欧を目指す。
  戦争で中断後、戦後に花開き現在に至る。

5、制服の力
  人と制服が発信する情報(服は情報発信している!)
  自分を意識し、相手への情報を発信し、コミュニーションの重要な
  要素となっている。

6、制服と思い
  対象制服への好イメージはモチベーションを上げる。
  憧れはプラスに作用する。
  経済性
  存在アピールにて安全性の向上・・・社会から見守られる
  学校のポリシーやコンセプトを反映・・・型を教えて芯をつくる

7、制服は学校を写す鏡
  
いかがでしたか。
一枚の紙に簡単に纏めるには色々な要素を本書は挙げていましたよ。
では、1の回答をします。
経済性・審美性・品位性・社会性・人格性・平等性・連帯性・儀礼性・規律性・識別性
機能性・安全性