「美の壺:百貨店(デパート)」
本日の美の壺はちょっと風変わりなテーマかな。
行き成り草刈政雄さんがデパートで買い物。
いささか驚き。
さて、本日のテーマは百貨店。
百貨店とは、いかなるものか。
日本の戦後文化に与えた影響は計り知れない。
そんな百貨店が残念ながら、今、不況の真只中である
現実に一抹の寂しさを感じる。
郊外スーパーは、駅前商店街をシャッター街に陥れた。
百貨店も確かに、駅前商店街の売上を減じた部分もあるが、
以上に駅前地区の繁栄に寄与した功績は大きい。
経済不況を乗り越えたとき、駅前に残るのはシャッター街と
無残に残る百貨店の外装だけなら、
残念すぎる経済発展です。
さて、テーマの美の壺を番組の運行どおりに紹介します。
<美の壺1:玄関はモダンな都市の顔>
地方の方々はあまりご存知ないかもしれない。
百貨店は西洋文化を取り入れ、日本文化を織り交ぜながら
一時代を築いた建築美である。
芋太郎の近隣の日本橋三越。
伊勢丹との経営統合が近い。
この基幹店こそ、静養古典様式の宝庫である。
プロンズ製のライオンは、フォラファルガー広場の模写であろうか、
英国ハロッズをモデルとして、老舗呉服店が大正時代に西欧建築に
建設した。
モダン都市としての百貨店への期待を一身に受けていた輝かしい
時代。
二度の大戦・震災を受けて、復興した歴史的な建築物。
まさに、昭和の歴史が詰まっている。
心斎橋の大丸も一度であるが訪れたことがある。
ファニックスを注文したら孔雀文様できた玄関文様。
高い天井と太い柱。
肘木や格天井など日本様式を取り入れながら、西欧の息吹を取り入れ
日本美と調和した世界を築き上げている。
そう、ヴォーリズの世界である。
最近重要文化財に指定された高島屋東京店も素晴らしい。
建築品としての完成度は言うまでもない。
ふんだんに使用された大理石。
草刈さんがアンモナイト探しに興じたぐらい多くのアンモナイトが
みいだせるだろう。
実は、子供の頃、両親の買い物の間に、同じ事をした記憶がある。
今は勤務先の近くに伊勢丹本店がある。
こちらも、重厚でありながら、郷愁を感じる建築である。
入り口の装飾は誇らしくもあり、意思の壁と金属の街灯が
アールデコ調の優雅さを演出している。
<美の壺:ワンダーランドへ誘う多目的装飾>
黒塗りの重い扉
イソップの寓話を題材にしたステンドグラス
あたり一面の幾何学的文様
イスラムのアラベスク文様と西欧とのミスマッチ
これは、心斎橋大丸の建物。
ヴォーリズの建築は、専門家からは批判もあろうが、
美の追求という側面では、あらゆる美を提供するという考え方
もありかと思われる。
それは、イスラムと西洋の調和であり、アールデコと都会風モダンの
世界の調和であったりする。
多様性という現在社会の縮図を見る重いが有る。
日本人意外でも、このように世界のあらゆる美を取り入れて
融合し、新たなものを築くことができた。
今の時代へのテーゼであるような気もする。
芋太郎の子供の頃は、川越の地元(いまでは引越しましたが)百貨店
では、屋上に遊園地がありました。
プールがあった百貨店もあったと聞きます。
家族全員で楽しめる空間の演出。
今も昔も百貨店は様々な思い出が詰まっている。
是非とも、文化財としてではなく、現役として、今後も残って惜しい。
<美の壺3:窓越しに楽しむ季節の物語>
芋太郎の職場近くの百貨店をはじめ、多くの店舗が鎬を削るもの。
そう、ショーウィンドー。
季節を廻り、未来の姿を見せてくれる。
冬のクリスマス、年初の飾り、春の装い、夏の活動
どれをとっても、われわれに夢を与えてくれてきた。
これからも、多くの夢を見せて欲しい。
スーパーにはない、安価な現実性意外にも、存在理由があるもの。
それを示して欲しい。
私達人間には、夢(希望)が不可欠であるのだから。
頑張れ、百貨店!
川越芋太郎のお店(特選商品展示)
本日の美の壺はちょっと風変わりなテーマかな。
行き成り草刈政雄さんがデパートで買い物。
いささか驚き。
さて、本日のテーマは百貨店。
百貨店とは、いかなるものか。
日本の戦後文化に与えた影響は計り知れない。
そんな百貨店が残念ながら、今、不況の真只中である
現実に一抹の寂しさを感じる。
郊外スーパーは、駅前商店街をシャッター街に陥れた。
百貨店も確かに、駅前商店街の売上を減じた部分もあるが、
以上に駅前地区の繁栄に寄与した功績は大きい。
経済不況を乗り越えたとき、駅前に残るのはシャッター街と
無残に残る百貨店の外装だけなら、
残念すぎる経済発展です。
さて、テーマの美の壺を番組の運行どおりに紹介します。
<美の壺1:玄関はモダンな都市の顔>
地方の方々はあまりご存知ないかもしれない。
百貨店は西洋文化を取り入れ、日本文化を織り交ぜながら
一時代を築いた建築美である。
芋太郎の近隣の日本橋三越。
伊勢丹との経営統合が近い。
この基幹店こそ、静養古典様式の宝庫である。
プロンズ製のライオンは、フォラファルガー広場の模写であろうか、
英国ハロッズをモデルとして、老舗呉服店が大正時代に西欧建築に
建設した。
モダン都市としての百貨店への期待を一身に受けていた輝かしい
時代。
二度の大戦・震災を受けて、復興した歴史的な建築物。
まさに、昭和の歴史が詰まっている。
心斎橋の大丸も一度であるが訪れたことがある。
ファニックスを注文したら孔雀文様できた玄関文様。
高い天井と太い柱。
肘木や格天井など日本様式を取り入れながら、西欧の息吹を取り入れ
日本美と調和した世界を築き上げている。
そう、ヴォーリズの世界である。
最近重要文化財に指定された高島屋東京店も素晴らしい。
建築品としての完成度は言うまでもない。
ふんだんに使用された大理石。
草刈さんがアンモナイト探しに興じたぐらい多くのアンモナイトが
みいだせるだろう。
実は、子供の頃、両親の買い物の間に、同じ事をした記憶がある。
今は勤務先の近くに伊勢丹本店がある。
こちらも、重厚でありながら、郷愁を感じる建築である。
入り口の装飾は誇らしくもあり、意思の壁と金属の街灯が
アールデコ調の優雅さを演出している。
<美の壺:ワンダーランドへ誘う多目的装飾>
黒塗りの重い扉
イソップの寓話を題材にしたステンドグラス
あたり一面の幾何学的文様
イスラムのアラベスク文様と西欧とのミスマッチ
これは、心斎橋大丸の建物。
ヴォーリズの建築は、専門家からは批判もあろうが、
美の追求という側面では、あらゆる美を提供するという考え方
もありかと思われる。
それは、イスラムと西洋の調和であり、アールデコと都会風モダンの
世界の調和であったりする。
多様性という現在社会の縮図を見る重いが有る。
日本人意外でも、このように世界のあらゆる美を取り入れて
融合し、新たなものを築くことができた。
今の時代へのテーゼであるような気もする。
芋太郎の子供の頃は、川越の地元(いまでは引越しましたが)百貨店
では、屋上に遊園地がありました。
プールがあった百貨店もあったと聞きます。
家族全員で楽しめる空間の演出。
今も昔も百貨店は様々な思い出が詰まっている。
是非とも、文化財としてではなく、現役として、今後も残って惜しい。
<美の壺3:窓越しに楽しむ季節の物語>
芋太郎の職場近くの百貨店をはじめ、多くの店舗が鎬を削るもの。
そう、ショーウィンドー。
季節を廻り、未来の姿を見せてくれる。
冬のクリスマス、年初の飾り、春の装い、夏の活動
どれをとっても、われわれに夢を与えてくれてきた。
これからも、多くの夢を見せて欲しい。
スーパーにはない、安価な現実性意外にも、存在理由があるもの。
それを示して欲しい。
私達人間には、夢(希望)が不可欠であるのだから。
頑張れ、百貨店!
川越芋太郎のお店(特選商品展示)