12月推薦書第二弾(2010年最終版)
2010年も1ヶ月を切ってしまった。
早いものだ。
まだまだ読みたい本が沢山ある。
しかし、時間も財源も有言である。(笑)
お互い様と言われることが多い。
以下、ご紹介することで、本選びの皆様の時間節約に役立てて
くださいね。
1、悪名の棺 著者:工藤 美代子 出版社:幻冬社
笹川良一氏を題材とした本である。
笹川氏といえば、日本船舶振興会と日本のドン(黒幕)
という言葉がインスピレーションのように浮かぶ。
実は、著者はそのインスピレーションに一石を投じる。
物事に表裏があるように、人物評価にも表裏がある。
改めて、笹川氏の身近な言動から彼を眺めている。
この本を私が推薦するのは、物事は一面評価ではない。
それを、常に心掛けたいと考えるから。
2、歪んだ権威 著者:辰濃 哲郎 出版社:医薬経済社
医薬関係者だけの本ではない。
それではもったいない。
本書はフィクションであるが、まさに裏のノンフィクション
であると思う。(さもあらん)
日本医師会、いや医師という職業を持つ人間の果てし無い
ドラマである。
ドラマでも、最近流行する熱血医師ドラマではない(笑)
権力の裏側を垣間見出来る書である。
高齢化社会を迎え、われわれが今考えるべき医療問題も
ここにあるといえる。
医療こそ、「金と精神」の現代縮図であろう。
3、華竜の宮 著者:上田早夕里 出版社:早川書房
ファイクションであるが、面白い。
日本列島沈没以来の面白本であろうか。
設定は、マントル対流による海底隆起で陸地の多数が
水没し、群島となった日本が舞台である。
そこは、陸族と海族(魚舟)の対立構造。
過酷な自然環境で、人は、国はどうなるのか。
海洋冒険小説であるが、一級の娯楽本でもある。
2010年も1ヶ月を切ってしまった。
早いものだ。
まだまだ読みたい本が沢山ある。
しかし、時間も財源も有言である。(笑)
お互い様と言われることが多い。
以下、ご紹介することで、本選びの皆様の時間節約に役立てて
くださいね。
1、悪名の棺 著者:工藤 美代子 出版社:幻冬社
笹川良一氏を題材とした本である。
笹川氏といえば、日本船舶振興会と日本のドン(黒幕)
という言葉がインスピレーションのように浮かぶ。
実は、著者はそのインスピレーションに一石を投じる。
物事に表裏があるように、人物評価にも表裏がある。
改めて、笹川氏の身近な言動から彼を眺めている。
この本を私が推薦するのは、物事は一面評価ではない。
それを、常に心掛けたいと考えるから。
![]() | 悪名の棺―笹川良一伝 |
工藤 美代子 | |
幻冬舎 |
2、歪んだ権威 著者:辰濃 哲郎 出版社:医薬経済社
医薬関係者だけの本ではない。
それではもったいない。
本書はフィクションであるが、まさに裏のノンフィクション
であると思う。(さもあらん)
日本医師会、いや医師という職業を持つ人間の果てし無い
ドラマである。
ドラマでも、最近流行する熱血医師ドラマではない(笑)
権力の裏側を垣間見出来る書である。
高齢化社会を迎え、われわれが今考えるべき医療問題も
ここにあるといえる。
医療こそ、「金と精神」の現代縮図であろう。
![]() | 歪んだ権威 密着ルポ日本医師会~積怨と権力闘争の舞台裏 |
辰濃哲郎,医薬経済編集部 | |
医薬経済社 |
3、華竜の宮 著者:上田早夕里 出版社:早川書房
ファイクションであるが、面白い。
日本列島沈没以来の面白本であろうか。
設定は、マントル対流による海底隆起で陸地の多数が
水没し、群島となった日本が舞台である。
そこは、陸族と海族(魚舟)の対立構造。
過酷な自然環境で、人は、国はどうなるのか。
海洋冒険小説であるが、一級の娯楽本でもある。
![]() | 華竜の宮 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) |
上田 早夕里 | |
早川書房 |