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高等教育の必要性

2016-08-29 00:50:52 | 政治

初等教育は、読み書きパソコン。中等教育は、職業教育により、マニュアル組の労働者を作る。高等教育は、高尚な教養教育により、ノンマニュアル組の労働者を作る。

日本語の時制のない文章は、現実の内容を表す。実況放送・現状報告の内容を表す。
その内容は頭の外にある。だから、見ればわかる。民の理解は必要ない。すべてが過不足なく成り立っている。
民の発言内容が異口同音になる。一億一心か。同音により民は安心感を得る。一億総玉砕の決行か。
力を持つものが守護神となる。力は正義である。他力本願・神頼みの暮らしをする。
無事息災を願う。くわばら、くわばら。

全ての考えは、文章になる。文章にならないものは、考えではない。

英語の時制のある文章は、非現実の内容を表す。過去・現在・未来の考えを表す。過去の世界は、過去時制と過去完了時制で全てを表すことができる。現在、未来についても、同様にして、限りなくその内容を展開できる。かくして、世界観を持つ。
その内容は頭の中にある。だから、見てもわからない。文章内容の理解が必要である。話の中に矛盾のあるなしを自分で判断しなくてはならない。矛盾があれば、正しい考えではない。その矛盾を取り除けば、正しい考えになる。だから、話し合いにより、助け合いにより、我々は正しい考え方という有意義な結果を得ることができる。

今の世は民主主義の世の中である。民の力が世界を動かす。理性判断のできる民の理解が必要である。内容が高尚なので民には高等教育が必要である。
小異 (現実) を捨てて、大同 (非現実) につくことにより、合意形成を得て大同団結する。協働作業により、未来 (非現実) 社会の実現を可能にする。夢と希望のある生活をして、民は幸せをつかむことができる。

‘人間万事不平等’ といえば、それは現実のこと。
‘人は生まれながらにして平等に作られている’ といえば、それは理想 (非現実) の内容である。
世の中の酸いも甘いもかみ分けて、したり顔をして、この人生を終わるのか、それとも、見果てぬ夢 (理想) を追いかけて努力の末に一生を終えるのか、それが我々の問題である。
能動が無ければ、世の中は変わらない。指導者として、人々の期待を担うわけにはいかない。国際社会において、名誉ある地位を占めることもできない。だから、我々は現実肯定主義者ではいられない。

>懸念されるのは、自民党の憲法草案で基本的人権をめぐり天賦人権性が否定されていることだ。これは近代の人権観念の端的な否定であり、見過ごせない。立憲主義、人権、民主主義といった近代憲法の諸概念は欧米由来のものであり、これらを後に受け入れた日本を含む国々では反発を呼ぶこともある。しかしこうした諸原理自体は、多様な個人の共生を可能にする基礎であり、普遍的なものとして受け入れなければならない。 (曽我部真裕 京都大学教授)



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