>高卒でも年収1200万円のエンジニア男性が”学歴”に思うこと >キャリコネニュース の意見 - 10 時間前
>学歴についてはさまざまな考え方がある。
>キャリコネニュースが実施する学歴に関するアンケートには多くの意見が寄せられているが、今回は「学歴は必要」と考える大学院卒から高収入の高卒など、読者の声を紹介する。(文:コティマム)
(略)
>「学歴がなければスタートにすら立てない」
>東京都の30代男性(教育・保育/正社員/年収800万円)は、筑波大学大学院卒。
>学歴について「一種のスクリーニングとして機能するのは確か」と語る。
>「学歴があるから有能とも、有能なら学歴があるとも言えないのは当然としても、“学歴なく有能だ”ということを示したければ、実務で示すしかない」
そうですね。有能は実務の内容ですね。
>その言葉に答えるような回答が、神奈川県に住む40代男性から届いている。
>男性は高卒でITエンジニアの正社員として年収1200万円を稼いでいるという。
>それでも「求人の前提はほぼ大卒」として「いくら良い人材でも、学歴がなければスタートにすら立てない可能性がある」と学歴の必要性を実感しているようだ。
そうですね。わが国は序列制度の国ですからね。学歴は足の裏に着いた飯粒のようなもの。誰もが取らずにはいられない。これは序列メンタリティのなせる業でしょうね。
>自身の学歴に「不満はないがコンプレックスはある」とも打ち明けた。
足の裏に付着した飯粒は誰もが気になりますね。
>同じく「スタートが大事」と考えるのは、大卒の大阪府・50代女性(流通・小売系/正社員/年収400万円)だ。
>自身の経験か人材を管理する立場からか、持論をこう断言していた。
>「新卒でスタートラインでの年収などかなり変わる。
>任せられる仕事も違う。
>出世していけば変わるだろうけど、このご時世それが見込めないなら、スタート大事!」
そうですね。陋習の是正には、まず機序 (mechanism) の理解が必要ですね。
日本語には階称 (言葉遣い: hierarchy) というものがある。だから日本語を発想する場合には、‘上と見るか・下と見るか’ の世俗的な判断が欠かせない。上下判断 (序列判断) には、通常、勝負の成績が用いられる。近年では偏差値なども都合の良い資料として利用されている。だから難関出身者たちが社会で幅を利かせている。わが国が学歴社会であるというのも、実は序列社会の言い換えに過ぎない。だから、わが国の学歴社会は学問の発展には何ら貢献していないことを知っている必要がある。
日本人の礼儀作法も、序列作法に基づいている。だから、序列社会の外に出たら序列なきところに礼儀なしになる。礼儀正しい日本人になる為には、世俗的な序列順位を心得ている必要がある。'人を見損なってはいけない' という想いが強迫観念の域に達していて、人々は堅ぐるしい日常生活を送っている。こうした観念は天皇制・家元制度・やくざの一家の構造にまでつながっている。
日本人は序列の存在を知れば、それが一も二も無く貴いものであると信ずる共通の序列メンタリティを有している。その程度は序列信仰の域に達している。日本人の尊敬は、序列社会の序列順位の単なる表現に過ぎないため、個人的精神的には意味がない。下々の衆は上々の衆の祟り (仕返し) を恐れて神妙にしている。上々が無哲学・能天気である事については、下々にとって何ら気になることではない。だから、日本人の尊敬には浅薄さが付きまとう。
日本人の政治家にも、政治哲学がない人が多い。だから、我々の未来社会の有様を相手に言って聞かせる術がない。その原因は非現実 (考え) の内容を盛り込むための構文が日本語に存在しないからである。序列人間は人間の序列を作っていて、上位の者 (先輩) と下位の者 (後輩) の間に自分を差し挟むことにより自分たちの存在を確認し合っている。だから、自己の所属する序列に並々ならぬ帰属意識を持っていて義理 (序列関係から生じる義務) を果たすことに懸命になる。そして、この種の仕事にやりがいを感じている。無哲学と序列メンタリティの相乗作用により派閥政治は無くならない。周囲の序列仲間が自分たちの序列に対する貢献度を評価する。これにより自己の順位は上昇する可能性がある。それが日本人の人生における楽しみである。だが正一位の獲得は難しい。
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