おじしゃんのデジカメ奮闘記

古希を過ぎた爺の撮影奮闘記です

ふるさと正月行事 ・・・ 鳥追い

2023-01-10 16:00:00 | 行事
お立ち寄りの皆さん、おはようございまぁ~す ♬

「一年の計は元旦にあり」 と言いますが、 「おじしゃんの計は鳥追いにあり」 という事で、
1月9日、ふるさとの正月行事 「鳥追い」 に参加してまいりました。

「鳥追い」 は、農作物を荒らす害鳥を追い払うという、ふるさとの小正月行事です。
毎年、小正月の15日の朝、夜が明けない暗い時間に、各家の庭で稲わらを燃やし、「鳥追い歌」を大声を出して歌ったものです。
隣の家の声が大きいと、害鳥が自分の家の方に逃げてくると言われ、負けじと大声を出したものです (笑)
今思うと、各家に子供さんがいたから出来た行事のようですね。

おじしゃんが村を離れてからは、村内の各地区で行われるようになり、さらに村内一ヶ所で行われるようになってきました。
小正月15日の行事だったのですが、いつの頃か、15日に近い日曜日に変わり、数年前からは 「成人の日」 に変わったようです。
「小正月行事」 でなくなり年寄りにはチョッピリ寂しい感じ。   時代の流れですね (笑)

どう変わろうと、この行事からおじしゃんの一年が始まるのです (笑)


区民の皆さんが集まってまいりました  雪の積雪は昨年より少し少ないようですね
おじしゃんが住んでいた頃は早朝5時からでしたが、今は6時からだそうです   5時に起きるのは大変ですからね (笑)
何故、夜が明けない暗い時間に?・・・寝ている害鳥を驚かせて追い払うためです (笑)
   

(2023.1.9 柏崎市高柳町・門出(かどいで))






6時・・・時間厳守ですねぇ~ (笑)   年男、年女により、稲わらでできた やぐら に点火されます








先ほどまで降っていた雨がピタリと止み、お月さまも顔を出し 「鳥追い」 に参加して下さいました
いかに皆さんの行いが良いか分かりますね (笑)








火が回り大きな炎となりました  いよいよ 「鳥追い」 開始です  陽を囲み、輪になって拍子木を打ちながら「鳥追い歌」を歌います
左の方が「鳥追い歌」 の 「音頭取り」、おじしゃんの一級後輩です

  ♪ あららが鳥か こららが鳥か ♪ ジロドンが鳥か タロドンが鳥か
  ♪ しり切って かしら切って ♪ さどがしまへ ♪ ほわーい! ほわい!
  ♪ さどがしまへせきゃ、なっきゃ のとがしまへ ♪ ほわーい! ほわい!
  ♪ あわ鳥 こめ鳥 さっさとたちゃがれ ♪ ほわーい! ほわい!












ひと追いしたところで スルメ を焼いて頂きます  頂くと 無病息災 だそうです  もちろんおじしゃんも頂きました (笑)








スルメがあれば・・・お神酒 ですよね   んん~、ぐっと我慢のおじしゃんでありました (笑)








この稲わらでできた 「被り物」 皆さんおわかりでしょうか?
田舎では 「わらぼし」 と呼んでいます   子供の頃は被っていましたね (笑)   雨、風を通さず、あったかい被り物ですよ








いつもならここで カップヌードル が出るのですが、コロナの関係で一昨年から中止だそうです
ここで頂く カップヌードル の味は最高だったのですが・・・残念です (笑)







「ギョ!」   田んぼを挟んで向こう側にはお墓があるのですが、そのお墓のひとつが赤くなっています
ご先祖様も 鳥追い を懐かしみ参加されているのですね








炎が高く上がると豊作だそうです   今年は一段と炎が高く上がりました  きっと豊作間違いなしです
同時に、この炎で猛威を振るうコロナ菌を退治してもらいたいものですね 
始まる前まで雨が降っていましたが、始まったら雨がピタリと止み、雨に当たらず 鳥追い 無事終了です
区民の皆さん、お疲れさまでした





少子高齢化でどんどん過疎化が進む我がふるさとですが、数少ない若者が頑張っていてくれます。  ありがたい事ですね。
おかげさまで今年も良いスタートが出来そうです。  春の山菜の時期に、はまたお世話になります (笑)