毒姫賛歌

毒姫。
体中の体液全てが致死量の猛毒と変化した少女。

三原ミツカズの「毒姫」とか、清原なつのの「ビーシュ姫」とか。
ビーシュ＝トリカブトです。花は可愛いけど猛毒の。

角川NOVEL版の「里見八犬伝」にも「毒娘」という悪役が登場。
見かけは愛くるしい美少女なのだけど、血や唾液、吐息さえも
猛毒を含む毒の娘。信乃のいいなずけだった浜路ちゃんは、運命に
翻弄されたあげく敵方の幻人という薬使いの爺に捕らえられ「毒娘」
にされてしまうワケですが。

育て方は似たりよったり。
とりあえず、幼少時から毒を飲ませて生き残れば良し。
駄目なら死。毒草を身に纏わせて人間ハーブみたいにする方法も。
どちらにしても、長くは生きられないので使い捨て。
「毒娘」なんか物語の途中から、身体の中から腐ってくるし。

「東方八犬異聞」の浜路ちゃんは、薬草マニア。
薬と毒は紙一重というし。
今月号の蟲につけられた傷が複線になって、性格豹変したりしても
それはそれで面白いかも。

そういえば、「ブラックエンジェルス」にも体液が毒を持つファミリーが
いたような。ホワイトエンジェルとかそんな名前の敵が出てきた頃。
毒に耐性を持つために実母に毒を飲まされて育った兄弟がいて。
その中で金髪少年の末っ子は、左腕だけが毒に耐え切れなくて壊疽を
起こして義手。主人公の雪藤と戦ったけど、少年の実父は主人公の味方で
毒に対する中和作用の体液だか血だか持ってて、親子の血で血を中和させて
末っ子だけがブラックエンジェルス側の人間になるんだった。たしか。

もう一つ。
作者名忘れたけど「真田忍術秘抄」という漫画に出てくる霧隠才蔵も
毒人間だったハズ。幼少時から毒飲んで、暗殺家業みたいな組織に
属していたとかそんな設定だった。男だけど美人だったので「毒姫」
といえば一番「毒姫」っぽいかも。

シブガキ隊の曲にも「毒～ポイズン～」という、「スシ食いねえ！」や
「JIGZAG１６」とかとは明らかに系統の違う、ちょっとシブガキ隊にしては
らしくない曲があったり。ジャケットがちょっと笑える。
SMAPの「聖闘士星矢」みたいなクロスというか。
ゴールドセイントですか貴方達は。みたいな。

これが結構、毒姫っぽいテーマに合ってる感じ。
引越しのドサクサで失くしてしまったのが惜しい。

「いちラキ」の販売していない地域に引っ越してしまったので
５月号読んでない・・・。通販頼んだけど、来るのが今月末・・・（涙