サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」が6年半の撮影期間を経て完成。現在、全国で公開中。

1点は取ってほしかったブラジル戦

2012年10月17日 | サッカー

「負けた」という結果はともかく、なんだかもやもや感の残る試合ではありました。

先発は本田の1トップ、中村憲剛のトップ下、2列目左に香川、右に清武。
「本田の1トップなら、トップ下は香川じゃないの!」
そうすると2列目左がいないのか?
乾を先発で使えばいいんじゃないの。
結局、乾はまだ先発の序列ではないという判断なのかなあ、などと思っているうちにキックオフ。

ザッケローニ監督は「前線で相手に的をしぼらせないようにして、サイドの選手がエリア内へ侵入することを狙っていた」ようで、右に裏を狙える岡崎がいればよかったのだろうが狙いはうまくいかなかった。

本田は、監督の狙い通り0トップのイメージで入ったようだが、かなり引いて来て起点になることも多く憲剛が前線に残ることも多かった。
またフィニッシャーがゴール前にいないという状況も多く、得点の気配がなかなか漂わない。

惜しいチャンスもあったんだけど。
香川が1タッチで本田に落として本田がシュートした場面。
岡崎だったら本田にパスを出すや否やゴール前に走りこみ、こぼれ球につめて得点が生まれたかも?しれなかった。
しかし香川は自分の周りにスペースを作って本田からのリターンを受けられる位置にいたわけで、それはそれで香川らしい動きではあった。

失点はミスからのカウンター、見事に決められてしまいました。
ブラジル相手にミスしてしまえば決められちゃいますね。
そのへんの精度はさすがです。

後半途中から、香川がトップ下に入ったが、そのころには本田はかなり疲れている印象。
ならば最初から、その形が見たかったなあ。

ザッケローニ監督は裏への狙いが足りないと感じていたようで、(というか誰が見てもそう感じますが)、だったら佐藤寿人出してよと思ったんだけど。
とは言えあまりスペースがなかったわけで。
でも、久しぶりの代表での寿人を見たかった。

とにかく岡崎と前田の不在を感じる2連戦でした。

同日にはイラクvsオーストラリア、オマーンvsヨルダンのワールドカップ予選が行なわれていて、オーストラリアとオマーンが勝利。
ジーコ監督率いるイラクは現在最下位です。
ヨルダンが敗れたことにより、日本は来月のオマーン戦に勝てば、ワールドカップ出場に王手です。

しかしTV中継は見にくかったなあ。


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