二人のジャーナリストが迫った沖縄戦の最も深い闇。少年ゲリラ兵、戦争マラリア、スパイ虐殺---
「標的の村」「標的の島 風かたか」監督の三上智恵と「テロリストは僕だった」監督の大矢秀代 お二人の監督による映画。
戦後70年以上語られなかった陸軍中野学校の「秘密戦」。
沖縄に上陸した米軍、24万にも及ぶ民間人を含む死者、しかし、その裏では、ゲリラ戦、スパイ戦、等10代半ばの少年たちが、
「護郷隊」として組織され、大本営命令の「陸軍中野学校」エリート青年将校たちが身分を隠して指導、沖縄を守るための軍隊ではなくて、
軍隊を守るための民間人特に少年たちを組織して闘わせ、不要になれば虐殺するなど、おぞましい歴史が暴かれていく。
戦慄無くしては正視に堪えなかった。
初めて知った沖縄戦の事実に、胸がえぐられるようだった。
沖縄で実践された組織活動の在り方が、現在の自衛隊法の中に残り、生かされていることにも衝撃を受けた。
本当に、日本人はもっと戦争の歴史を学ばなければと声を大にしたいと思った。
映画の後遺症による心の痛みを抱えながら、お見舞いに行った。
元水島協同病院長のM先生。新医協支部再建にご尽力いただき、様々な分野で、ご指導して頂いた大切な恩師!
ご高齢とは言え、かくしゃくとされていたが、この猛暑に体調を崩されたようで、心配をしていたところ。
声も大きく、顔色もよく、お食事もしっかり食べられていてほっと安心した。昨日から、持ち込まれていた画集に、絵筆を走らせておられた。
退院をお待ちしていますね!