雨の朝だ、今日は、荒手茶寮に行くのだが、あいにくの雨に気落ちした。
後楽園南にある荒手茶寮 高級料亭で,格式高く庶民が行けるところでは無いと思っていた。
ところが、OMさんが、私の命が助かったお祝いの会をこの荒手茶寮でするという。ビックリ、誰でも行けるの? 予約できたとの返事ありで仲間に連絡が行った。
かっての同じ職場の親友同士、今日は7人集まった。昼前には雨も上がり、雨に濡れた満開に近い桜アーチをくぐりながら,古風な佇まいの茶寮の門をくぐった。
お部屋から望む対岸の桜並木は、雨上がりの薄墨の中に桜色が広がり、えもいわれぬ美しい風情だ。
お部屋は、由緒あるらしい屏風や掛け軸置物など、じっくり拝見させて頂いた。
お調理は、勿論懐石料理だ。器も凝っている。高級だと思って頂くから余計に美味しいと感じるのではと思った。
昼食にしてはお値段が張ったが、めったに来れないところだ、良しとしよう。
ちょっと残念だったのは、高齢の庶民にとってお茶は自由に飲みたかったのに、係の方がその都度下げて汲んでくれるのだ、何度も所望しづらかった。
粗雑な私にとってもう行くこともないかもしれないと思った。
格式高いお部屋ではあったが、いつものおしゃべりになり、喧しいこと、係の方があきれていたのではと思ったが、みんな頓着なしだ。楽しかった。