京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

世界文化遺産・金閣寺。

2008-10-25 22:56:02 | 京都観光に役立つ?話
先週の日曜日
子達と一緒に金閣寺に行きました。
(若!はお仕事・・・)

言わずもがな
京都観光の王道
金閣寺

私も過去に2,3度行ったことがありますが
(もっとかもしれない)
子供と一緒に行くのも
また新鮮な気がしたので
行くことにしました。

行きたいと言い出したのは
やっぱり
長男でした。

福井旅行・永平寺の時と同じく
マンガ歴史辞典に出てきたから
行ってみたいとリクエスト

それもいいか

行ってみることになりました。



大原からは
車で30~40分ほど

北山通り・北大路通りを西行き
西大路に入って、すぐのところにあります。

西大路側にある入り口


(黒門:右端のうちの子3人)

修学旅行生
タクシー・バスのお客さん
外国人の旅行客
たくさんです。
こりゃ、にぎやかで
ちょっとした旅行気分です。


この黒門をまっすぐ西向きに進みますと
塀の囲いがあって
門!



お城?というような
立派な瓦の門がありました。


(総門)

この門
本当に、お城の雰囲気に近いから
金閣よりも
もっと後の時代に建てられたものかもしれません。
(と、素人目に思うのですが、どうでしょう)

実際
金閣寺は
応仁の乱の時には陣が置かれていたそうで
戦災を受けて、ほとんどの建物が焼失してしまったそうです。

しかも
この門
(後に紹介する)大書院と壁続きになっていて
その
大書院は
江戸中期の建立だそうですし
この門も
同時に建てられたと考えると
合点がいきます。

さて、どうでしょう。
(資料がないので分かりません。
 門をよく見たら、書いてあるのでしょうか)



さらに
総門をくぐって
真っ直ぐ進むと
どんつきに
唐門がありました。


(唐門)

こちらのほうが
室町っぽい!

まあ、先ほどの総門と
こちらも壁続きなので
何とも言えませんが
少なくとも
金閣建立当時の
雰囲気を模した感があります。

唐門 ~両端に壁
(その裏に、金閣があります)
右側には
立派な建物がありました。


(大書院)

いかにも禅寺っぽい造りの建物!

なるほど
金閣寺は
臨済宗相国寺派のお寺ですので
こちらのほうが
オーソドックスな建物です。

パッと見たとき
天龍寺に似てるな、と思いましたが
同じ臨済宗・・・
なるほどね、という感じです。

なかには
立派な方丈の間があり
重要文化財の襖絵があります。

先ほどもちらっと書きましたが
この大書院は
江戸時代の中期の建築物で
実は金閣よりも古い建物・・・
(放火されてしまいましたしね)

もっと脚光を浴びても良いはずなのに
あくまでも
地味な存在なのでした。



さて
参道を真っ直ぐ進んで
唐門をくぐれば、真っ直ぐ金閣に入れるのですが

門は閉じられていて・・・
その横の受付で入場券を買ってから
左手の入り口から入場する仕組みになっています。

門をくぐって
砂利道を歩くと
すぐに金閣が見えてきます。




(鏡湖池の対岸から金閣寺を眺める3人)

綺麗です。
この日は、汗がにじむほどの晴天でしたから
日光が反射して
余計にキンキラキンに光っています。



足利3代将軍義満が建てた寺
金閣寺

厳密に言うと・・・

鎌倉時代
京の公家・西園寺公経の別荘だった土地
足利義満が大変気に入って西園寺家から譲り受け
山荘北山殿を造りました。
金閣を中心とした庭園・建築は
極楽浄土をこの世に現したと言われ
後小松天皇(一休禅師の父)をお招きしたり
中国(明)との貿易を盛んにして
文化の発展に貢献しました。
義満の死後、遺言どおり
夢窓国師を開山(初代の住職)として
義満の法号・鹿苑院から二字を取り
鹿苑寺と名付けられました。
(お寺のパンフレットより)


「おか~さん、本当は金閣寺じゃないで
 金閣・鹿苑寺やで。」
と何度も訂正させられました



展望スポットの一番端っこから
ちょうど金閣の正面が見渡せます。
(ギリギリ)

今回初めて?気がついたのですが
金閣の一階部分は
ふすまが外してあるのですね。
(以前は閉まってたような気がするのですが、気付かなかっただけでしょうか)

よ~く見ると
中央に宝冠釈迦如来像(阿弥陀如来像、との説も)
その左手に足利義満像が見えます。
(ちょっとオペラグラスが欲しいですね)

金閣(舎利殿)は
一層が寝殿造りの宝水院
二層が武家作りの潮音洞
三層が中国風の禅宗仏殿造りで究竟頂と呼ばれ
三つの様式を見事に調和させた
室町時代の代表的な建物・・・
なんだそうです。
(パンフレットより)



言われてみれば
そうかな

よくわからん

内部を見学したら
よく分かるのかもしれませんね。

とりあえず
2層と3層に金箔が貼ってあるのは分かった・・・



次男に
「あのてっぺんにあるのはな~に?」
と質問された・・・

「ああ、あれは鳳凰とかいう鳥ちゃんよ。
 福を呼ぶ、とか、不死鳥?とか
 とにかく縁起のいい鳥だと思うけど~」
と答えた私。

「ホウオウ!
 知ってるで!
 ポケモンに出てくるから。」
だそうです。
これ

鹿苑寺の庭園
鏡湖池から金閣に向かっていく途中
参道の右手には
先ほどの大書院の方丈の間が見学できるようになっていました。

このへんから
だんだん疲れてきたので
写真なし

方丈の間の裏側に行くと
義満の手植えの松などもありました。

長女のワガママの疲れを癒してくれたのが
こちら



癒し系じゃないけど
鬼瓦
ですよね
(自信ない・・・)

実は
これほどはっきりした鬼瓦は
初めて見た(気付いた)ので
すご~くうれしかったです。

だから
つかの間
疲れも吹っ飛んで行きました。

長男
「なんで説明書きもないのに
 鬼瓦って分かったの?」
と不思議そうでした。

いや
そんなマジマジと聞かれると
自信なくなるのですが・・・



このあと
金閣寺の裏手の山を登っていった・・・
 
池にサギがいて
魚を捕まえるのを眺めたり
小さな滝で、皆がお賽銭を投げるのを見て
自分もやる、という子達

へ~
こんな楽しみ方があったのか
と感心しながらも
なかなか進まないので
正直疲れた

だから写真がありません

そうそう
途中
子達に一個ずつお守りを買いました。

長男は一番手頃な一休さんの子供お守りでしたが
長女は・・・
キティちゃんのお守りを見つけやがって
それを買うハメになった

お金の問題ではないのですが
(信仰心の問題です)

まあ
いろいろ良い思い出ができて良かったです。



裏山に茶室があるのは
よく覚えていましたが
不動堂があるとは
全然覚えがありませんでした。

きっと
いつも疲れてくるのでしょうね。



帰りは
疲れたからソフトクリーム
と催促を受けたが
昼食前だから我慢しようと
なだめました。

ソフトクリーム
250円
高くは無い
(ちょっと小さそうだったけど)
買ってあげても良かったけど

おかげで
その後食べたお蕎麦は美味しかったです