おじいちゃんの小さな疑問集(旧:おもりぽ)

「おじいちゃんがふと抱いた小さな疑問」を、載せさせていただきます。答えや共感や異論があればぜひコメントを!

片田舎町内会リポート.9

2006年12月22日 | Weblog
今日12/22(金)は、忘年会のピーク日???、そんな冬に、夏祭りの話ですけど…。

【リポート9.夏祭り準備】

 今年の梅雨は例年より長くて、7月に入ってもなかなか梅雨が明けない、うっとおしい天候が続いたように記憶しています。そんな中、7月初めの日曜に「あけぼのA丁目自治会、第3回役員会」が開かれました。6月のあけぼの東区自治会懇談会をうけた、7月末の土曜に予定されている、夏祭りの開催について。これ一色の、会合であります。

 公民館の役員会場についてみると、テーブルが4つの島に分けて設営されており、役員や班長の座る位置が、あらかじめネーム表示により指定されていました。班長の席には、まるで当然というたたずまいで、夏祭りの寄付集金の依頼文書と、各世帯から集金する際の領収証が乗せられています。

 会合は、集金については「依頼文を読めば解るでしょ」とばかりにほとんど触れられないまま、A丁目自治会が担う役割りについての説明から始まりました。その紹介の前に、夏祭りのざっくりとした段取りとしては、以下のようなものだそう。

1.有志により数回の週末を利用して、子供達に引かせて練り歩く「神輿」を組んでおく

2.7月末(土)の朝6時、公民館そばの会場である公園に集合し会場設営をする

3.同日午後、神輿が出発して町内を練り歩く(交通規性や、交通整理開始)

4.同日夕6時より各種出店での販売を開始し、同時にカラオケ大会などイベント類を進行する

5.同日夜9時、夏祭を終了する

6.翌日の日曜朝7時、会場である公園に集合して設営物を撤収する

 そのうち、2.と6.については、あけぼの東区の役員全員であたる必要があり、当然その構成組織の、あけぼの5丁目も役員(ぼくら班長も役員のうち)総出です。以前は夏祭りは土、日の2日間行われていて、土曜1日だけになったのはつい最近だそう。日曜夜終了の場合、月曜に撤収だったでしょうから、その場合多くの人は仕事などあるわけで、どうしていたんでしょうね?

 2.と6.以外について、あけぼの5丁目が担うのは、大きくいって2つ。ひとつは交通整理。もうひとつは、出店の中で、かき氷と、焼きそばの2店を運営すること。当日の役員会の4島は、この2つの役割を、さらに分割した役割のグループで構成されていました。以下のように。

①島.焼きそば店の運営

②島.かき氷店の運営

③島.上記2店用の具材の買い出し

④島.夏祭り会場の公園周辺の交通整理
 
 ぼくは①の、焼きそばの島に割り振られていました。例によって、全体のざっくりとした段取りや役割の説明が役員からされた後は、各島で、それぞれの役割内での詳細を話し合って、決めて下さいという進め方です。決定事項は最後に全体で確認しながら、修正を加えたりして共有されます。このやり方は、ネット活用などとは縁遠いながら、なかなか有効な方法ではあるな、と感心させられます。

 中におしゃべりに没頭しているおばちゃん達もいるので、全員がしっかり正しい情報共有ができてるかどうかは別にして…。しかしそんなおしゃべりおばちゃんには、重責は回りません。それに実施段階になって「えっ、何?私どうするの?」などと言って、回りの人に聞きまくるのが上手なので、おばちゃんはおばちゃんで、ちゃんとキャッチアップしてくるのです。春のレクの経験で、ぼくはそのことに気づきました。
 
 焼きそば島のメンツを見渡すと、前回春レクで一緒だった、口髭さんも、黒眼鏡さんもいません。班の若い番号順で役割を区切るという方法は、今回はとられなかったようです。8人中男性は3名。ぼくと、ぼくと同世代か少し年下と思われる、小柄な元プロ野球ヤクルトOBの栗山似の方。それと、70代と思われる、春レク飲み物班でも一緒だった方。後は、女性です。

 焼きそば店の切り盛りについては、去年経験のある役員が、概要を説明してくれました。具材は、3玉で1袋の、粉ソース付焼きそば、キャベツ、豚肉、紅生姜、青のり、液体ソース。液体ソースは、焼きそば付帯の粉ソースで不足した場合、必要なんだそうです。他に必要なのは透明な容器、わり箸、輪ゴム、透明ビニール手袋。

 作る段取りとしては、キャベツを焼きそば担当の全員で、各自が1人2個程度、家で刻んで会場に持って来る。豚肉を公民館でゆでる。ゆで汁は、焼きそばを焼くときのほぐすのと蒸す用に使うため、捨てずに出店まで運んでおく。準備としてはおおよそそんな感じ。

 後は、焼きそばを鉄板で焼き、できあがったものをボール等に入れ裏で控えるバックヤード部隊に渡す。バックヤード部隊は数人ビニール手袋をして待機していて、そばや肉やキャベツをケースに取り分ける。青のりや紅生姜をかけ、輪ゴムをかけ、販売テーブルに渡す。そして、販売担当により1折100円で売られる。という流れが良いそうです。

 焼きそば島内の役割分担は、前と違ってあっという間に決まってしまいました。だって焼く係りは、ぼくを含めた男性3人でやるしか他に選択肢はない。また、折詰めバックヤード作業と販売は女性陣が、「交代でやりましょうね」で、話しあいはしごく簡単で済む道理でした。

 全体での確認内容を、焼きそば担当に関連するところで紹介します。会場設営が終わったら、③島.の買い出し担当が、あらかじめ注文しておいた、氷(かき氷用や、他の店で冷やすために使う氷)や、キャベツ等の食材や、折や、紙カップを取りに行って、公民館や夏祭り会場の店まで運ぶ。運び終えるのは午後1時頃なので、焼きそば担当は、各自キャベツを2個程度取りに行って、家にもどりキザム。

 そんで午後3時頃キザんだキャベツを持って店に集合。そこから、夕方6時の販売開始を目指し、豚肉を公民館でゆでるとか、折などをセットするとか、試し焼きをするとか、とにかく夏祭りのなかでの役割分担に沿った仕事が始まるという、そんなイメージを共有したわけであります。

 焼きそば担当の若手女性が、「焼く人が3人ではきっと大変。うちの旦那も焼き担当として、その日は手伝わせましょう」と言ってくれました。ぼくはぼんやり、「70代の方はあてにならないだろうから、ぼくと、栗山似さん、手伝い旦那の3名で、午後4時頃から9時まで、焼きそばを焼き続けるということか。1人1.5時間以上焼いている計算?」と、考えました。その大変さは、まだその時は理解できていなかったのであります。
--
 次回「リポート10.夏祭りの会場設営」につづく…。いよいよ夏祭り当日の、長い長い1日の始まりです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 片田舎町内会リポート.8 | トップ | 片田舎町内会リポート.10 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事