ぷちりぽ.その207【はからずも自民党員】
ある日、「これに記入いただき、7000円支払い下さい」と言われました。見ると自由民主党への入党申込書です。3000円は何とか(自民党とは関係ない組織?)への分で、4000円は、自民党への年会費だそう。以前書いたと思うのだけれど、ぼくはどちらかというとリベラルで、保守とは反対の志向だと、思っています。
しかし、この要請は断れませんでした。要請の仕方や、その方の立場や、タイミングを考えると、応じられない理由を述べて、断るエネルギーを使うのが虚しく思えたからです。要請している方自身も「ぼくも、いささか理不尽だとは思っているんですがね」と言います。そう言われると余計断れない…。で、はからずも自民党員になっちゃいました。今後はきっと、毎年4000円づつ払い続けるのです。
そういえば以前、今の家に引っ越して翌日ぐらいのタイミングで、近所のご主人が玄関チャイムを鳴らしました。出ると、ご主人ともう1人男性がいました。ご主人いわく、「公明党からの議員さんで、××さんです。困ったことがあればぼくに言ってくれれば、××さんつうじて解決をはかりますよ」と言います。突然の訪問に「はぁ」とかぼんやり応じました。するとその議員の××さんが「初対面ですいません。お近づきに握手をしましょう」と言います。それにも「はぁ」とか言ってたら、片手を彼の両手で握られてしまい、気持ち悪かった。
もう一つ。ぼくの住んでいるエリア選出の民主党の議員さん本人が、駅前で頻繁に、熱心に、ビラとご意見募集のアンケートを配っていたことがありました。そこで、アンケート用紙に一言書いて、郵送してみたことがありました。それ以来その議員さんの事務所からは、定期的に活動報告などチラシが入った、郵便物が送られてきます。与党になってその議員さんを見ることは、めったになくなりましたが。
そんなわけでぼくは現在、公明党議員と握手し、民主党議員から定期的に活動報告が届く、自民党員…。 はからずも、そんなヤツになっています…。
<今回のしみじみ>
社会で生きていくのって、結構メンドクサイ。