ぷちりぽ.イチローの東京ドーム開幕戦を観た②
第2戦=引退試合が終わりました。ぼくはテレビで、菊池雄星の投球とともに、イチローの4打席を観させてもらっていました。この東京ドームでの大リーグ公式戦2戦が、イチローの引退になると、誰もが考えていましたが、それが事実=現実となったわけですね。
今朝(3月22日)の朝日新聞です。試合終了が遅く、引退発表や会見の時間はほとんど昨深夜だったので、少なくとも埼玉に配られる版では「引退」との文字は使われず、「最後」という表現にとどめ、引退会見の模様は掲載できていません。間に合う版であれば、1面かな? NHKをはじめとした各テレビ局の今朝のトップニュースは、もちろん引退会見ですね。最後の試合につき、ここでリポートするつもりはありません。ただイチローの会見でぼくが一番印象に残ったコメントは、最後の試合終了後居残り続けたファンについて「死んでもいいという表現を使うのは、まさにこの時だと思った」とのコメントでした。
リポートを第1戦に戻します。前回は結果の記述と現地で撮った写真のみでした。今回は東京ドームでの観戦に至る経緯から、観戦後まで少し詳しくリポートします。
ぼくは5月のイチローとマリナーズとの契約内容の報道を知り、この2戦は引退試合になると確信していた次第。イチローを生でみたのは、東京ドームでのオリックス対日ハム戦。ヒットを打った彼は、気が付くとサードまで走っていて、そのスピードと存在感に圧倒されました。大リーグに渡った際は、絶対シアトルで観たいと思っていたのですが、実現できなかった。引退と確信した東京ドームでの開幕戦は、「あらゆる手を尽くして観る!」と心に決めていました。
ます打った手は、ある企業で何社もの広告会社に仕事を依頼している知り合いに、「広告会社に頼んでチケット入手をお願いして!」という手。次に並行して、イチローの日本サイドのマネジャーと懇意にしている知り合いに「マネジャーつうじチケット入手お願いします!」という手です。これらコネクションはチケット販売後に動くもののため、3つめには、ネットの抽選販売に応募することも、しっかりしておりました。最初に結果が出たのはネット販売チケットの当選でした。応募した2戦のうち、開幕戦の4枚が当選した。そこで他の2手の方にはその旨連絡し「おめでとう」とコメントもらい、その後の手配を遠慮しておきました。
一緒の観戦をぼくがお誘いする他3人の方ですが、最初は単純に野球大好き人と考え、ソフトボールチームのLineにアップして先着順でお誘い。意外にも国会議事堂に勤務されている国家公務員の方、1名だけが是非にと返信をくれた次第。埼玉の田舎の元地元のチームで、祝日前日とはいえ平日だったので、反応悪かったのかな?
次以降の2名は、お誘いする優先順位をつけ、野球大好き知人に順に声がけをしました。1人は広告会社へのチケット依頼頼む際、横で聴いていた広島出身の今もチームに所属続けている野球小僧。返信は「当日は仕事を休んで、練習段階の早くから行きますっ!」でした。最後の1人は、6大学野球が大好きで、お互いの出身大学の応援に2試合連続観戦というのを一緒にしたこともある、新宿南口の大きなビルの会社に勤務されている知り合い。返信は「仕事の調整を何としてでもつけて、是非行きますっ!」でした。
事前にチケットの受けわたしを済ませ、当日は現地集合。ぼくも休みを取って、開場4:30にドームについてみると、広島出身野球小僧が並んでいるのを発見。一緒に並んで入場です。席は3塁側2階席ですが、バッターボックスとの距離は結構近い。練習風景の観察を始めると、すでにイチローはライトを守り練習をしていました。時折背面キャッチをして、すでに入場している観客を沸かせます、カッコイイ!。守備から順に打撃練習に廻り、5球程度ずつ打ってはまた守備に就くことを繰り返します。他の選手もそうですが、イチローも何球も、軽々と打球をライトスタンドに打ち込みます、スゲー!
そうこうしているうちに、4人とも揃い、試合開始。2打席のうち1打席目はファールフライに倒れました。2打席目は、粘ってファーボールを選び出塁ですが、前にランナーもおり盗塁は観られなかった。そして4回で守備交代。結構な点差もつきマリナーズがリードし、「わたしを野球につれてって」の合唱も終えた7回あたりで、4人は球場を後にしました。ぼくと広島野球小僧は、「ヒットを観れなかったが、打撃練習のスタンドインや背面キャッチをしっかり観てご満悦」と、他2人を羨ましがらせつつ、居酒屋で飲み会です。もちろんこの飲み代金は、他3人からゴチになりました。
<今回の終電>
ぼくがだけがそれぞれ3人を知っているため、球場と居酒屋で各々を紹介し、イチローを軸に4人が結束した夜、帰りは終電となりました。