日々雑感

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良寛さんは哲人だった

2010年01月04日 | Weblog

良寛さんは哲人だった

良寛さんはやっぱり哲人だ
人は必ず死ぬ。201歳まで生きた人など、洋の東西を問わずいつの時代にも1人もいなかった。だから例外なく人は死ぬのだけれど、「あなたは死ぬ」と言われたら気分はよくない。
自分が不死鳥でないことはよく知っているが、それを言葉に出して言うことは、はばかられる。良寛さんは「死ぬ時節になった死ぬがよい」という。これは非常識ではあるが、あえてこの非常識をいう良寛さんには世間の常識を敢然と破ってもあまりある哲学がある。心が通じあう人たちであるなら、世間の常識の世界を超えて自己の信ずるところを披瀝し合えることが、何の不快感も伴わずにできたのであろう。そしてそれが心の通じあう人に限定されず、万人に対してというならば、やはり良寛さんは哲人だったというほかはない。