日々雑感

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裁判員の死刑判決確定

2015年02月06日 | Weblog
裁判員の死刑判決確定

最高裁は高裁の判断を支持。市民感覚を反映するために導入された裁判員制度判決はプロの裁判官だけの判決が覆すことに異論はあった。

しかし最高裁は死刑は究極の刑罰で裁判結果は何人にも公平であるべきだとして死刑については先例から逸脱した判決は裁判員裁判の結論でも認められないとした。

裁判官の判断を最終のものと決めてしまうならば、裁判員と言う一般人の事件に関する判断は否定されることになる。それは裁判員裁判の原則と言う根本原理を覆すことになる。

死刑が究極の刑罰である事は誰もが認識していることだ。それがどうして裁判官が決めた先例に従わなければならないのか。
それが原則だと言うのなら裁判員裁判における死刑は意味がないことになる。
裁判官の判断した先例を基準として判断すると言うのは、あくまで裁判官中心の考え方である。それが問われて裁判員裁判が行われるようになったのではないか。だから最高裁この判断には非常に違和感を覚える。