日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

歌の真空地帯

2019年01月03日 | Weblog
歌の真空地帯

10代くらいの若者の歌は振り付けダンスと切れの良いリズムでなんとかもっているが、中高年向けのうたがほとんどない。

本来うた好きは男性よりも女性の方が多い。

若者の歌はあっても、中高年女性向きの歌はほとんどない。

ここは歌のない真空地帯であるとかねがね僕は思ってきた。

中高年の女性は子育ても終わって自分に向き合う世代である。それに満足する歌がなくて、

この世代は歌の真空地帯になっていた。もう一度若いときの青春時代にお里帰りして、

日頃の鬱憤やストレスを払いのける何かが必要であった。

最近スーパー銭湯のアイドルとして、純烈というコーラスグループが浮上してきた。

彼らの歌やら振り付けに中高年女性がワット飛びついた。歌よりも振り付けのまねをして、

舞台と一体感を共有している。

平均年齢が40歳だというと、中高年女性から見るとまだまだ守ってあげたい気持ちも出てくるのだろう。

キャーキャー、ワイワイ。それで

ストレス解消も出来、今日一日楽しくなれるのだから受けるのは間違いない。

レコード会社も創作集団もあっけにとられている感じである。

今からがこのグループにとってどういう種類の歌を提供出来るかが勝負である。

関係者はそこに目をつけるだろう。ひょっとしたら中高年女性に火をつけたのだから、

これが発火点に成って閉塞状態の日本の音楽事情が変わるかもしれない

僕は過去20年にわたり社会教育の一環として歌を主にした講演会を行ってきた。

その時に講師が一方的にしゃべるのではなくて、最後には全員参加の場面を作ること

が最重要であることを痛感して、必ずその場面を作るように心掛けた。どうもそれで聴講した

ご婦人方のストレスは抜けたようである。アンケートにはみなそうか書いてあった。