日頃感じたこと、思ったこと事などを書きとめておきます。
野のアザミ
平山郁夫美術館
昨年、平山郁夫美術館(広島県尾道市瀬戸田町)を訪ねる機会があった。たまたまだ。目指したのは、しまなみ海道の「島ごと美術館」。瀬戸内海の生口島にある。宮脇愛子さんや青木野枝さん等の野外作品を観たかったからだ。美術館の地図をダウンロードし、生口島に意気揚々と乗り入れた。しかしだ。作品は島のあちこちに設置してあるはずなのに、どうにも設置場所が分からない。案内を示す標識を見つけることができないのだ。多分、案内標識はなかったのだろう。二カ所ほどは見つけたが、どうにもらちがあかない。そのため、途中で案内板を見つけた平山郁夫美術館に行ってみることにした。
これは大正解。門を入ると和の庭がとても美しい。ひと時見とれた。ロビーには複製のようだが「仏教伝来」図。そして両脇に鎮墓獣像。唐代の三彩だ。三彩の作品はいくつか観たことがあったが、この鎮墓獣像には感動。三彩とはこれほどのものであったかと認識を新たにした。
そして平山郁夫氏の幼少年期や青年期の作品とともに、シルクロードの作品を拝観。中学3年の時、広島で勤労動員中被爆ということなどを知り、平和主義であった氏の原点に触れた気がした。
一度は訪れてみるべき美術館だ。
平山郁夫美術館
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