Y's クロニクル

旅行等の一生思い出に残る事から日々の小さな出来事まで少しずつクロニクルに残せたら・・・と思っています。

大正ロマン的な宿 鄙の宿 金宇館

2011-05-04 08:00:24 | 松本旅行

今回の旅行の宿を選ぶにあたって重視したのは地酒を美味しく
頂ける美味しいお料理を出してくれる宿という事。
松本近郊の温泉地にはその条件に合う宿がいくつかある。
ワインをメインにしている宿、地酒をメインにしている宿。
酒蔵を持ちそこで地酒を選べる宿等もある。
そのいくつかの中からなぜ金宇館にしたか?それは旅行サイトで
評価が高かったという事と、全室で9室という小さな旅館でレトロチック
だったから~もちろんお料理の評価も重要

文人墨客も泊まったという松本市内から4kmという便利な温泉地
美ヶ原温泉にある一番古い旅館。

私達の部屋は3階だったので、このように急な階段!お年寄りは辛い。
けれどパンフレットには古い旅館故、急階段も情緒とお考えください。
との事。

ロビーもレトロで古い蓄音器やミシンなども置いてあり、自宅のリビングで
寛ぐような空間。

お部屋の洗面所にあるステンドグラス。

タオルなどもこだわりが・・・

よくある温泉旅館の薄ぺら―いタオルでは無く丁子染のタオル。
室内履きには滑り止めも付いているこだわり。しかしアメニティは充実していない
あなどったー。洗面所が狭いせいかブラシもついていない。
ただ洗面所に飾ってあったスノードロップには癒されましたが

後小さな宿故、お風呂は・・・(お風呂付のお部屋はありません。)
お風呂にも化粧水も付いていなかった。(私は持って行かなかったので)
ただお部屋のトイレなどは最新鋭のウォシュレットで清潔では有る。

美ヶ原温泉は温泉街というよりはしっとりした住宅街という感じ。風情があり
お散歩にも良いし松本市内より標高がかなり高いので市内を一望できる。
お部屋もかなり広くまったーり寛げた

狭い露天風呂にも入ったし後はお目当ての夕食を待つのみ


松本でお蕎麦を食べる。 三城(さんじろ)

2011-05-03 08:20:11 | 松本旅行

昨日のお昼前からツイッターではビンラディン殺害のニュースがトレンドに
上がりCNNではづーっとこの話題。ホワイトハウス周辺には国民が凄い勢いで
集まり歓喜の声を上げていた。
イスラマバード近郊の大邸宅に潜んでいたのね~。もちろんオバマの演説もあった。
が、でありますよ~我が日本ではまたまたNHKでさへ、呑気な番組を放送して
いた。こういう感覚が外交下手、国際感覚なしに繋がるんだろうね~
しかしアメリカの特殊部隊によるビンラディン殺害は国際社会にどういう影響を
及ぼすのかな?パキスタンが譲歩した訳だよね。アルカイダの動向や如何に

こーんな事書いているスペースないんだった今日は今回の松本旅行の目的の
一つ「美味しいお蕎麦を食べる事」なので前回松本に行った時に行きそびれた
三城へ。

パッと見はお蕎麦屋さんとは思えない。ここの女将さんは5年位前までは
東京の麹町で同じ店名のお店をやっていてその当時から評判の蕎麦屋。
お昼だけの営業でお昼からまず日本酒がでる。
なんたってここはメニューがなく2000円のコースのみ。永田町近くで政財界の
お客様のオアシスだったお店の女将さんは実際松本にいてもやはり
麹町の女将さん然としている。連休は忙しく予約以外では入れない。
麹町時代からのお客が休みを利用して食べに来るためにという事。
最初に趣味の良い酒器に入った日本酒とキノコのおろし和えが出された。

瓜の粕漬けも・・・

で、さらに蕗味噌・・・

夫以外、純米酒大好きな我が家の面々で最初に出て来た日本酒だけで
足りる訳は無いのだが、「お替りお願いします!」と声をかけたのは
夫であった彼はとにかくビール、ビールの人間だが、お店にはビールが
ないので観念したのだろう・・・そうすると同じ酒器にこれでもか!と
いうくらいなみなみと日本酒が入っていたので後からの追加料金に
内心「ドキッ」としたほとんど4合瓶の8割は入っているだろうという
量だったから・・・でお蕎麦が出てきます。



量もたっぷり!薬味はどうしてか、2つづつ出てきます。つけ汁も
一人にたーっぷりな量が出て来て「これもどうぞーぅ」と優雅に
置いていかれる・・こんなにつけ汁どうすんのよ~!と思った・・
お蕎麦はいかにも田舎風の太め

どちらかというと細麺が好きだが、長野の本来のお蕎麦はやはり太いと
いう事だ。もちろんつけ汁も美味しい。で、またお漬物が出てくる。

その間にも何組もの予約なしのお客さんが訪れては退散・・
店内は女将さんが一人で仕切っているので手も回らず、ウチの夫が
女将さんがいない間、新規のお客さんに予約なしでは無理だと
説明している女将さんは「平日はこんなことないのよ~ぅ、ほらこちらの
お客さんのようにゆーっくりお酒を召し上がって、のんびりしているの~ぉ。
だーってねぇ、麹町の時からのお客様があちらと同じじゃなきゃ嫌だって
おっしゃるもの。連休はしょうがないわね~ぇ」とお忙しい中でもしゃべりも
マイペース。
最後にデザートの変わりか、甘さを抑えて炊いた花豆がでる。

もちろん蕎麦湯も美味しい味わって飲んでいると土瓶にまた蕎麦湯を
持って来て下さる。「やっぱり、蕎麦湯は熱いほうが美味しいでしょーぅ」
一同満足、満足大満足
夫もいちいちお料理を頼むよりもここのように勝手に出て来てくれるほうが
好みなのだ。蕎麦屋でもこんなに優雅な時間を持つ事が出来るなんて。
松本に行かなければならないのだけが残念だ。

気になる追加のお酒のお値段は1000円也信じられん!
本当にオーバーではなく4号瓶の殆どが入る量だったのだから。
リーズナブルなお値段でこの満足くは星間違いなく★★★★★ですーぅ

 

 


生野菜たっぷりの駅弁 「高原野菜とカツの弁当」

2011-05-02 08:20:57 | 松本旅行

お天気の長期予報はやっぱりあてにならないな~連休前半は
暖かく晴天が続くと予報されていたのに・・・1日は雨の予報だったけれど。
緑の日から旅行に行って来ました
今回は珍しく予定通りに家を出発朝出発の場合これは我が家にとっては
画期的な事なのだーぁ。絶対、ばたばたして駅まで走り、乗り換えも走り・・
という光景が普通で、2月の時も駅弁を買って・・等と思っていたのに
けっきょく、ペットボトルも買えない事態になったのだから

で、今回は余裕で新宿駅に着き各自の駅弁を物色。
私は食べたい駅弁を事前に調べておいたところ新宿では買えないと知っていたので
ここではパス。
飲み物も買ったところで特急に乗車。ほー!満席ではないの
グリーン席、指定席の販売は無いとのアナウンス。予約した頃はガラ空きだったのに。
なんだか安心。
新宿をかなり離れた頃に各自お弁当を開き始める

Rは彼の好物「鯵の押し寿司」本当は伊豆で売っている金目入りが良いらしいが
新宿にはなかったものね~。

お嬢は山形の「牛バラ肉焼き弁当」

これは意外にもリーズナブルで美味しかった。
夫のは私がチョイス。常にビールを飲んでいるのでそれに合いそうなもの。

「深川めし」ね!今まで食べた事がないので興味しんしん・・・
アナゴが乗っかっている物は「薬臭い」jとの先入観があったのだが
このアナゴは柔らかく臭いもなかった。ハゼの甘露煮もお酒にピッタリ

そして私・・車内販売にお目当ての駅弁があるか、望みをかける。
ようやくやって来た車内販売のお姉さんに駅弁の種類を聞くも
お目当てはなししかーし!聞いてみるものだ。小淵沢という駅で
売っている物なのだけれど、そこで仕入れてくれるというのだ~
今はどこも停車時間が短いのでそこで駅弁を買うのは至難の業!
でもこういう手があるのか

そして小淵沢を過ぎた所でお姉さんが持って来てくれました!

「高原野菜とカツの弁当」これは丸政というお弁当屋さんが1970年に
発売したもので駅弁なのに生野菜が主役という画期的な駅弁なのだ
子供たちからは「でもさ~、駅弁で生野菜とか食べたいという欲求ないでしょう」
と私のチョイスに不満顔・・正直、私ももともと生野菜が大好き!という
事はぜんぜんないのだが、ましてや駅弁でそこを求めてるか?と
聞かれれば「いや、まったく・・・」なのであるが、ですよ!そこは
珍しい物は食べておかなければ、後々絶対後悔するもんね~
中を開けると・・



たっぷりの生野菜とチキンカツ。カツもチキンと御覧の通りヘルシー。
備え付けのキューピーサウザンドレッシングと共に恐る恐る野菜を
食べてみる・・・(なぜ恐る恐るか?やはり駅弁というものをそこまで
信じてはいないのだ)うひょー!想像よりもまったくフレッシュ
セロリもきゅうりもなーんてミズミズしいのだ
これで、ご飯が進むか?と聞かれれば「ぜーんぜん」とお答えしよう。
しかし、目的は野菜なのだからまったく問題なし!
このカツの下には昔風のナポリタンが隠れていてこれがまたなかなか
イケる!やはり八ヶ岳の高原野菜は美味しいんだね

などと満足し、車窓を見るとやはり東京とは季節が1カ月近く違う
感じ。そして目的地に到着。



2年前の連休も松本旅行で今回なぜまた松本か?というと
信州が好きだから・・はもちろんの事、行きたいお蕎麦屋さんが
あるからなのでアールという事で信州旅行記は、しばらく続く・・・