昨年あたりから、ラーメン界はつけ麺が大ブームだ。そのつけ麺で初めて美味しい
と思ったのは飯田橋「青葉」。今は「六厘舎」が大ブームだ。確かに美味しい太麺
を定着させた六厘舎の功績は大きい。が、やはり私は青葉こそがつけ麺の
パイオニアだと思っている。
ひところ、背油コテコテ系のラーメンが流行った。そのルーツは千駄ヶ谷にある
「ホープ軒」だろう。
浅草では「弁慶」のラーメンがコテコテ系では老舗で、未だに賑わっている。
だいたい今時の店内の座席数を極端に少なくしいかにも行列が出来る店的な
小技を使っていない所が良い。
今では年齢のせいで、よほど体の調子が良い時でなくては、食べられないが
たまに食べるとやはり美味しい。見た目ほどこってりしている訳ではない。
写真は醤油だが、味噌も美味しい。もやし、にらがたっぷりでラーメンは
こうでなくては!と思わせる。
このあたりでコテコテ系で美味しいのは蔵前の「元楽」だ。床が脂で滑るので
気をつけなければならない。ここの塩は美味しい。弁慶も、元楽も麺が良い。
最近このコテコテ系の新店舗が錦糸町に出来た。市川にある「なりたけ」が
いよいよ錦糸町に進出してきたのだ。これがけっこう混んでいる。
昨日の様な台風接近という天候の昼も遅い頃だったが、満員だった。
私は脂の量を「あっさりで」と注文する。ここの醤油のスープの濃くはとても
良い。麺は少し太めだが、スープと良い関係で絡んでいる。
ただし味噌は、味噌がこなれていない味がする。食べるのなら醤油だな。
最近気になるのは昔風ラーメンだ。とりがらと煮干しで取る出汁の美味しい所は
ないかな~。
それに近いのが浅草にある「島津」だ。煮干しのあっさりしたスープが癖になる。
青森ラーメンはデパートの青森展で食べたものが最高だったが、名前を忘れたよ
最近TVでそのシンプルなラーメンを追求したお店を見たので、言ってみた。
お茶の水の「大至」である。
とんこつをベースにあっさり仕上げている。麺は開花楼らしい。好みとしては
あっさりラーメンは縮れ麺にしてほしい。あとほうれん草はマストでしょう!
美味しいのだが、期待が大きすぎた。
これからは、昔風中華そばの美味しい店を探そうと思う。
店だ。銀座店のランチはメインがピザかパスタを選べるが、もちろんパスタも美味しい。
ピザを出す店は多いが、美味しいピザを出す店は少ない。その数少ない店の
間違いなく一つだろう。
その美味しいピザがなーんと、お昼はバイキングで食べられちゃうのが、
ここ人形町店だ。
平日なら1000円、フリードリンク200円。土日はフリードリンク付きで確か1500円。
平日に行ったのは初めてで、おそらく近隣のお勤めの方で昼時はいっぱいだろうから
時間をずらし一時過ぎに入店したが、それでもしばし待たされた。
あら!肝心のピザが写ってないぜ 前菜なども1000円とは思えない質の
高さです。パスタもピザも茹でたて、焼きたてがもちろんお勧め!
この日は時間帯のせいか、パスタ・ピザの補充が以前よりも頻繁ではなかった。
この他に気持ちばかりのデザートバーが付いている。見た目はショボイが
ここのなんとも美味しくなさげに置かれているシフォンケーキが実は美味しいのだ。
生クリームを自分で好きなだけ添える事が出来、この生クリームがバイキング
とは思えない質の高さで、絶対、満足する。
この日はなかったが、ブラウニーも美味しい。
人形町界隈は食のディズニーランドだ。路地裏を歩いてみてください。
ひっそりと名店がどの路地にもあります。それを見つける事は
とても楽しいものです。和だけではありませんよ!意外にフレンチなども
多いです。日本橋は室町にコレドもオープンし益々充実した地域になっています。
人形町から三越までは15分も歩けば行けるので人形町で食事をし
デパートでお買いものと言う日にもとても便利です。
そうすると、今日ご紹介するこのケーキもなくなる?
娘がこのハロウィンパンプキンケーキをセブンから買ってきてくれた。
前にも書いたがコンビニスイーツには期待が無い。
なので、自分で買う事は滅多にしない。買ってきてくれたものでも
なかなか口にも入れないが、これは食べて見て良かったよ
ハロウィンパンプキンケーキ 200円
このレベルのロールケーキはデパートでもなかなか無いぞ!あの人気の
堂島ロールくらいのスポンジ部分の美味しさではないか!
セブンもやるな~。というか、やれるではないか。
なかのパンプキンクリームがまた上品なかぼちゃ感をだしている。
ベリベリマッチに美味しいよ~とセブン本社に言ってやりたいくらいだ。
ハロウィンと名付けちゃうと、その期間だけになりもったいなくないかセブン?
もっと力を入れて宣伝しても良い商品だと思うのだが・・・
我が家の末っ子はこれから、就活が始まる大学生である。男の子で名前はRと言う。
このRが朝、起きてくると私のプライベートな時間は彼が学校へ向かう時間まで
失われてしまう。
朝なので、家事をしながらTVをつけていたり、パソコンで調べ物をしていたり、
いろいろだが、音楽などを流していると、途端に自分の趣味を押しつけてくる。
強制的にYOUTUBEを延々と見せられる。
彼は母親の期待通りロック少年に育った。高校では軽音部にに所属し、大学では音楽系
サークルともう一個所属している。
母親の期待通りというのは、昔、私もロック大好き少女であった。あの頃はフォークも
好きだった。クラシックも好きだった。生まれ変わったらロックシンガーになりたいと
切に思っていた。
なので、男の子が生まれたので、小さい頃には玩具のギターをあたえ、彼はよく
尾崎の真似をしていた。
Rが生まれた頃は、私の大切にしていたレコードコレクションをほとんど聴けなかった。
それはCDが出てきて、レコード針が無くなっていたのだ。それに3人の子育てで、
ロックをあまり聴かず、ほとんどFMでバロックなどを聴いた時期だ。なので、Rもバロック
が好きだった。遊びから帰って来て私がロストロボービッチのバッハ、無伴奏を聴いている
と「ママ、凄いね~」と感慨深げに言ったので「幼い子は本物の芸術がわかるんだ!」と
驚いたものだが、今考えると単にあのチェロのベース音に驚いただけなのかもしれない。
Rが未だ幼稚園に上がる前の時期にびっくりした事がある。私は昔、レナード・スキナード
の「フリーバード」が大好きだったのだが、結婚してからは聴いた事はなかった。
そのRと散歩していて、小鳥が鳴いた。聴いた事のない鳴き声だった。心の中で
「フリーバードのイントロ部分に出てくる鳴き声の様だな」と思っていたら、Rが「ママ、
この鳥の名前はフリーって言うんだよね?」と聞いたのだ!
私は本当にビックリを通り越したが、その彼は今レナードスキナードが大好きだ。
Rの音楽趣味は変わっている。バーズ、ポコ、イーグルス、CSN、ピンクフロイドの
初期メンバーのなんたら最近はコーラルなどだが、60,70年代の音楽が好きらしい。
流石に私も知らないが、昔聴いていた日本のフォークなどはそれらのグループの影響を
モロに受けていたのだと、Rから教えられた。「プロコルハルムはね元祖プログレだよ」
などと言っている。「青い影」しか知らなかった私は成程と認識を新たにする。
昔、音楽的にというより森一美がだ―い好きで、山本コータロ―とウイークエンドの
ファンだった。申し訳ないが音楽性は?だったが、最近、Rが「岬めぐり」が良いという。
CDも復刻されて2枚持っているが、今聴くと確かにバーズの影響が日本式に
昇華されて、サウンドが素晴らしい。他にこの様なフォークカントリーのグループは
いたのかと、昔気付かなかった所に気付く。何年か前2度ほど、曙橋のライブハウスに
彼らのライブを見に行ってRもとても気に入っていた。
とても興味深く思う事は、昔マイナーだったグループが若い人にも受けている。
日本の音楽で最高のアルバムであると思っている「はちみつぱい」の「センチメンタル通り」
はあの当時知っている人がほとんどいなかったが、2年ほど前Rのサークルの先輩が
学園祭でコピーしていた。リアルタイムではコピーしているバンドは見かけた事が無かった
。小坂忠なども人気だし、むかしメジャーだった日本人のほうが聴かれなくなっている。
そのマイナーなファンだった私は感慨深いものがある。
これは学園祭の時のものだが、後日これを見た鈴木慶一さんご本人から
「良かったよ」と声をかけてもらったそうだ。
子供の頃TVドラマを見ていて、80年代のトレンディードラマの走りの様なものだろうか、
確か酒井和歌子がでていたドラマなどで「結婚したら都心の広ーいマンションに
住むものなのだ」と信じて疑わなかった。
どうも子供の頃から未来に対する分析能力に著しく欠けていたか、間違った
想像力の発揮しか出来ない性格であると、思わざるを得ない。
なので、「不況と夕飯」でも書いたとおり、右肩上がりの収入しか考えてはいなかった。
流石に何度も自分の心づもりとかけ離れる現実を見ると、将来分析の軌道修正が
人波に出来るようになったと感じる昨今では有る。
そんな、給料日前の夕飯第2夜です。第1夜は和だったので、今夜はイタリアンで
攻めて見ました。
秋の味覚、価格がかなり下がった「さんまのアクアパッツア」さんまは
アクアパッツアにすると意外にもさんま本来の美味しさがストレートに伝わるので
お勧めです。冷凍庫にあさりがあったので入れましたが、ニンニク、オリーブオイル
だけで十分美味しいです。 塩分は多いかなと思う位の方が、お魚の持ち味が
生きます。
この日のメイン「ローストビーフ」です。多孔質製法で作られたオールパン
という圧力鍋の日記で書いた圧力鍋とセットで買ったフライパンですがとても
重宝しており、ローストチキンなどもこれで作ると、オーブンよりもしっとり仕上がります。
お肉には塩、こしょうをたっぷり擦り込み、焼き色をつけ一度取り出し、玉ねぎ、にんじんの
皮などの野菜を炒めその上に肉を戻し入れ、付け合わせのお野菜と一緒に
入れ、蓋をして10分少々火を入れ、消してから10分寝かせると中がロゼ色に
仕上がりますが、この日のお肉は500g強だったので、大きければ、時間を長く
しかし出来あがりは、押してみて弾力が感じられる位という目安です。
フライパンの底に残った汁にワイン、ブイヨンの元、仕上げにバターを入れ
グレービーソースを作りそれにポン酢を少々加え和風グレービーソースを作り
ました。もう一つはバーニャカウダソースでこれはお野菜に。
庶民の味方「オオゼキ」で岩手牛が半額だったので、国産ランプ肉のローストビーフも
とてもお安くできました!
お給料日前とは思えないほど、ちょっとリッチに見える夕飯になりました。