秋に行くヨーロッパの楽しみは、出始めたキノコを食べる・・
という事も大きな魅力の一つです。
トスカーナでは白トリフもそろそろ旬だそうで・・・
おそらく、旅行に行くのなら10月くらいがベストなシーズンだと思う。
イタリアのキノコといえばポルチーニ。
八百屋さんの店先にも並んでいました
「ポルチーニ!ポルチーニ!」はやる気持ちを抑えてお店に向かいます。
場所はアルノ河の向こう、グルメスポットのサント・スピリト教会周辺。
この広場には昔・昔、処刑された人々を教会でこっそり解剖し
人体の仕組みをじっくり観察した巨匠達がいました。
ミケランジェロやダビンチです。
既にギリシャ時代・ローマ時代前期には解剖は行われていましたが、
キリスト教が入ってくると禁止されちゃったワケです。
しかし、天才達は徹底的にリアリズムを求め、隠れてそのような
事をやっていたのですね。
via de serragli(セラーリ通り)にあるGINONE(ジノーネ)
に行きました。
ここのシェフは女性で次から次と美味しそうなドルチェを
店頭に運んでいました。
たいがい、私達は出足が早いので、お店は空いていることが多いです。
イタリア人やほかの国の人も?お昼は2時近くになってから、
夜は9時過ぎから混みだします。
ここのハウスワインは美味しかったな~。
深い香り・・・価格を考えると日本でこの価格でこの味は望めないな~。
王道のリコッタチーズとスピナッチのラビオリ。
一見、なんの変哲もないラビオリだけれど、これがウマイ
高級なフレンチを食べているような繊細なラビオリ。
他と同じ、小麦とチーズとほうれん草なのに・・・ソースも絶妙。
トスカーナは豚肉もウマウマ。
豚肉もさる事ながら、お肉のエキスを吸い込んだポテトがウマ~
ローズマリーもいい仕事してます。
そして、これですよ、ポルチーニ
もうね、たっぷりよポルチーニが。
ポルチーニの下には薄い豚肉、そのまた下にはリゾット。
これはもう語るべき言葉が見つからない
美味しすぎる、香りはもちろん最高、毎年食べに行きたい
下に隠れたリゾットの味を思い出すと今でもヨダレが・・・
ここはドルチェも美味しいと評判なので、いただく事に。
リンゴのタルトが美味しいらしいのに、頼みそびれた・・
チーズケーキは日本ではもう出尽くしたかんいっぱいで
わざわざ食べる事はほとんどないけれど、なぜかイタリアで頼んでみた。
すると、今までに食べた事がないほど美味しい
チーズがね~、違うんだろうね~