定期的にトラマルコから届くビックコミックオリジナル。
数年前に大好きな「玄人のひとりごと」の作者が亡くなり
がっかりしたのだけれど、
今度は「あんどーなつ」の作者も亡くなって、これも連載中止。
別に「あんどーなつ」のファンではなかったのに、
あるべきところにあるべきものが無いとなんだか物足りない
この漫画は典型的な善人しか登場しない漫画なので、
ひねくれている私にはつまんなかったのだ
しかし、もう読めないと思うと、浅草の観音様の前を通ると
律儀に必ず手を合わせるなっちゃんに会いたいよ~~~
ボビーと虎屋のお嬢様はどうなるんだよ~~~
などと、名残惜しいのだ・・・
「風の大地」こそもういいか・・・・・
さて新規の煮干ラーメンの天井が見えた気がして、興味をなくしていた今年。
ある店が忽然として現れ、東京のラーメン通の話題となっている←ホントか
先月オープンしたばかりにして、あのラーメンデーターベースに60件以上の
投稿のある「篝」。
それも大変な高評価だ
ムクムクムクっと春に芽を出すツクシのように私の興味も起きだした。
鶏白湯系と煮干系が今の東京のラーメン会のトレンドなのだ。
やはりそこは抑えておかなければ。
取り敢えず、本日はその「篝」から。
銀座4丁目の教文館近くにある、油断すると通り過ぎる路地にあります。
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この「Soba」と書かれている看板が「篝」11時開店です。
当然、行列が出来ていました。(この写真は1:30分頃のもの)
店内は8席しかないので、それもコの字型のカウンターで相当狭い。
店構えはなにやら小料理屋の面持ち。
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店の横には三河屋製麺の箱が置かれている。
店内に入ると、まるで割烹料理店の料理長のようなご年配の方と、
その弟子のようなお若い方が、白い和食のユニフォームで新店とは
思えない手際でラーメンを作りつづけておられる。
ホール係の女性も一人。
こんな狭いお店で、3人の従業員とは、想像していなかった。
並んでいる時点で注文を受けるので、座ってまもなくラーメンが出てきます。
やはりここは煮干醤油Soba780円を・・・並と大盛り同料金で選べます。
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一見、カレーに見えちゃうこの写真
ここの煮干そばの特徴として、表面がラードで覆われているという事。
なので、煮干の粉がコーテングされこのように写っちゃったんだな~。
標準的なトッピングは豚チャーシュー2枚、ローストビーフ、筍穂先、
海苔2枚。
それに焦がし玉ねぎのオイルが別ぞえで出てきます。
特筆すべきはラードの効果か、熱い
最後まで熱い
どんなに美味しくてもぬるいラーメンを出されると3割減になるので
このようなラーメンは貴重です。
やはり和食出身の店主なのだろうか?ビジュアルが和テイスト。
まずは一口スープをすすると、若干の煮干のエグさがまず感じられる。
二口目には気にならないほどになる。味はやや濃い目。
想像していたより、かなりコッテリしたスープだ。
ここは鶏白湯も売りにしているので、おそらく煮干もベースに鶏が
使われているのではないかな
麺は中細麺。片手で麺を撮ろうと思ったら、ギャラクシーノートが大きすぎ、
失敗
この麺がなかなかどうしてスープと合い麺の旨みも感じられる
チャーシューはおそらく3枚肉だと思うけれど、柔らかく合格
贅沢なローストビーフも柔らかく合格
メンマよりもこの筍の穂先がこのラーメンには合っていますね
残り3分の1になったところで、玉ねぎオイルを試してみます。
個人的には全く、これは必要なかった。
逆に、いらない((;^ω^)
玉ねぎの香りが強すぎ、煮干の風味がかき消されるのだ。
同じく、カウンターに置かれている穀物酢も入れてみたけれど、
お酢感が強すぎて全く合わない
やはりグレープフルーツ酢のような柑橘系にすべきだな。。。
で、完食しての感想は、淒い何か
と言うとウーンだけれど、
総合的に考えると大変、完成度が高いラーメンなので定期的に食べたくなるな。
それよりもこのお店はトッピングの供し方がやはり割烹のよう。
うん、ラーメン店としては新しい。おしゃれなのよ。
焼きオニギリも美味しそうだったな~。
通常はトッピングやご飯類は頼まないのだけれど、他のお客さんの
物を見ていたら、絶対、今度は頼もうと強く思ったのでした
これから、絶対、雑誌やテレビに取り上げられるラーメン店だと思うので、
行くなら今のうち
同じくらい評価の高い煮干ラーメンを食べられる某店と比べると、
こちらに文句なく軍配をあげましょう。
某店はまた次回・・・
<<5月4日追記>>
篝の最大の売りである鶏白湯を食べてきました!
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なにやらスープのビジュアルがポタージュのような美しさです。
一口のみと、やはり鶏の出汁がよーく出た濃厚ポタージュ!
う~ん。。。このバター感はなんだろう?だしを摂る時の何か野菜と関係する?
薬味で生姜が付いてきますが、是非これは入れたほうがいい。
麺との相性も良いのですが、結局私は鶏なら今流行りの濃厚タイプより
もう少しサッパリした鶏スープのラーメンが食べられないものか・・・
そういう方向性に行くラーメン店の出現を願います。
で、食べたかった焼き飯。鶏スープがついてきます。
お茶漬け状態で食べます。
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明太子とフキ味噌がついていて、ラーメン屋さんご飯のレベルではない。
しかしフキ味噌は合わないような・・・