「ザイグル」・・・をご存知でしょうか
週末に、相変わらず面白い番組がないTV
ザッピングの手がジャパネットたかたの通販番組で止まった。
プレゼンテターは何やら奇妙な赤っぽい電化製品を売り込んでいる最中だった。
丸いホットプレートの中央から煙突のようなものが出ていて、
そこに円盤の様な熱電源がついている。
なんでも何を焼いても従来のホットプレートのように煙が出ないとか・・
でもって、上からの加熱によって炭火より美味しい遠赤外線効果で
全てのものが美味しく焼きあがるとか・・・
お肉の他にも焼き芋も焼いており、あの電源でどの位時間がかかるのだろうか?
鯖などは時間内に、複数回にわたり焼かれており、いかに美味しいかを
アピールしていた。
私などから見ればどう見ても一家に一台あれば邪魔にしかならないんじゃないの?
と思わせる代物だった
しかしその「ザイグル」というネーミングは非常にインパクトがあり、
この商品の紹介だけでどうも1時間は費やすらしいのだが、
40分もの間、この商品について何かを考えずにはいられない私は
見続けてしまったのだ
聞けばこの商品は大ヒット商品だとか・・・
購入し大満足の家族が3件ほど、使用しているご自宅の様子とともに
ご登場。すべてジャパネットの発祥の地長崎県のご家族だった。
本当に、なんでも焼いてるんだね~
あるシニア世代のご夫婦は、テーブルに出しっぱなしにして活用されているとか。
炭火焼きでしかしいたけを食べなかったコダワリのご主人は、
ザイグルでしいたけを焼いて以来、炭火より美味しいと大感激で、
アジの干物、お肉、野菜、厚揚げ、お揚げ、
おおよそスーパーで本日買ってきました的なモノを
なんでも焼いて、ご夫婦仲良く食事をなさっているらしい。
それはそれで核家族化した現代日本のザイグルは一つの光明なのかもしれない
またあるお宅は親戚などが集まった折にはザイグルが大活躍で
なーんと映像を見る限り、4台ものザイグルを使って皆様で盛り上がっておられた。
スーパーで買ってきたお肉も美味しくなり、煙もでないので
親戚一同、喜んでいらっしゃるのだとか・・・
それにしても古そうなお宅だけれど、ブレーカーは落ちないのだろうか
頭の中から離れない「ザイグル」・・・決して憧れからではないのだけれど・・
翌日ヨドバシカメラに行った私は、ザイグルを実際に見られるという幸運に恵まれた
全く想像の通りのお姿
なんともチープなのに2万近くもするんだよね~。
上の煙突の先についている円盤部分をホットプレート側に近づければ、
早く火が通るらしいので、押して見ると、なんともアナログ的な動き。
何度か押すと、壊れないのだろうか?
動きもアナログなら仕組みもどうみてもアナログなのだ。
そして、ジャマ
我が家のような家なら置き場所に困るだろうな~。
しかし、たくさんの消費者に受け入れられるヒット商品、
ネットの口コミを見てみたが、
たまに「なかなか焼けない・・・野菜は乾いてしまう・・」という
私が予想していた感想も見受けられるが、殆どはなかなかの評価で、
一番多いのは、
「とても便利なので是非、親戚用にもう一台」とか「娘用にもう一台」
とかが多い。
とにかくキーワードは「もう一台」なのである
おそらく今の日本の家庭には既にホットプレートはあるだろう。
私などは、大きなたこ焼きが作れるプレートが付いている物を買ったので、
それでさえ、カサバって邪魔なのだ。
それに、この3D的にかさばるザイグルまでとなると、収納場所にホトホト困るな。
全く素敵ではない、カラーとデザイン・・・なのに親戚の分まで欲しくなるザイグル・・
あのアナログな一見とは、違って画期的な何かの性能が使ってみなくては
わからないのだろうか
ここまでザイグルについて考えてしまうザイグル。
それこそが、ザイグルの人を捉えてやまない魅力なのだろう