Y's クロニクル

旅行等の一生思い出に残る事から日々の小さな出来事まで少しずつクロニクルに残せたら・・・と思っています。

会津若松を旅する⑤会津のおもてなし精神に包まれた「丸峰観光ホテル」@芦ノ牧温泉

2015-09-30 08:24:00 | 2015南会津の旅

この日の宿泊は湯野上温泉から電車で10分程度の芦ノ牧温泉「丸峰観光ホテル」
前日に復旧したばかりの会津鉄道は、この日はかなり遅れていました。
でも、でもこんな風光明媚で爽やかな風が吹き渡るホームで待つ事は退屈では無かったです 

そして猫の駅長がいる事で有名な芦ノ牧温泉駅に到着。

人間でいえば100歳を超えた猫ちゃん駅長は長年のフラッシュ撮影などの影響で目をやられ
今は写真撮影NGです
会津鉄道はどこの駅も女性の職員と猫の職員が駅長さんしてるみたいよ?おそらく・・・

旅館に送迎を頼んでいなかったのでタクシーを使おうと思っていたら、駅前にタクシーいない・・
なのでタクシーを呼ぼうとした時に、送迎で来ていた「芦ノ牧温泉 大川荘」という旅館の運転手さんが
「どちらの旅館ですか?」と聞いてきたので「丸峰ホテルです」と答えると、
どうぞどうぞと乗せてくださいました~ 
大川荘と丸峰ホテルはすぐ近くなのでした。

大川荘に到着し宿泊客が降りて行ったので、我々もそこで降りようとすると運転手さんが
丸峰まで連れて行って下さるので、そのまま乗っていてくださいと言ってくださいました~
お礼を言うと「お互い様ですから」と・・・
それにしても他の旅館のお客にまでとても丁寧な応対で、本当に感心しましたよ~ 

当初、大内宿近くのお料理が人気の民宿に予約を取っていたの。
湯野上温泉に大手旅館はあまりなく民宿が多いんだ。
それが旅行の1か月前に福島県で使える割引クーポンが入手できると知り15,000円割引なので
ゲットしそれが使えて大内宿にも近くその中で評判の良い旅館という事で丸峰観光ホテルに急きょ
予約を入れたってわけ。

なので芦ノ牧温泉の事はぜーんぜん知らなかった~っていうか耳にした事もなかった。
温泉街に到着すると、想像するより大きな温泉街で大手旅館がいくつもありました。
福島県では有名なんでしょうね???

丸峰観光ホテルもとーっても大きな旅館で、いつもは小規模の旅館を好んで使っているので
新鮮でした。
長崎の旅館と同じくらい大きかったかな?いやもっと大きかったかな?

お一人様にすると1万円チョイなので、まあお料理その他はぜーんぜん期待していない私

 

ロビーもセンスの良い椅子&机が配置されていました。ここでお茶菓子&お茶を出してくれましたよ。

クーポンをゲットしてあまり考えないで宿泊プランを選んだんだけど・・・3人なのに
「大家族、グループにお得なお部屋コース!」みたいなのに予約したら・・・

無駄に広いお部屋~適当に眺めが良いだろうと3つある建物の中から選んだら、あまり景観は良くないという
お食事処もいくつもあり、最大1,000人収容の会議室まであるんだって~
お風呂は、ふつう・・・
大きな旅館だけれど長崎の旅館と違いお風呂には洗い場がたくさんあるのでゆっくり入る事が出来たけど。

安いので期待していない夕食~ 

まあゴールデンウイークの旅館よりはぜんぜんまし・・・

絶対どこでも出るアユの塩焼きはでなかった~焼き物は赤魚って・・・まあ工夫なさってます・・・

担当のオバちゃんが長崎並みにザツでびっくり
ウチを含み3組担当らしく、隣の家族は怒ってほとんど残して席を立っていきました~
忙しくてテンパってたのね。
高いお部屋ならもっと落ち着いたお食事処でもっと良いお料理なんじゃない?
でもこの価格なので文句言えないレベルかな?
一つ残念な事は会津地方ならではの郷土料理が全く無かったことかな。 

このオバちゃん以外はとーってもホスピタリティ溢れた接客のホテルでしたよ
従業員がとーっても多いの
各お風呂の前で「こちらが大浴場でーす」って案内する人やお土産どころにも沢山・・・
若い方から定年は過ぎている男性の方までとにかく沢山・・・
おそらくね、想像だけれど福島県は大変な状況で雇用にこのホテルもひと役かってるのかもね?
どの従業員の方も親切で、お仕事を終えて帰る従業員の方も気持ちよい挨拶をしてくださって。
私達の中でここの社長さんは偉い方なんだろーなーという事に落ち着いております 

夜食に会津ラーメンを食べました~
旅館の中に立派なラーメンコーナーがあるの。おそらく以前は鉄板焼きステーキ コーナーだったんじゃないかな~
23:30がラストオーダーなのでその頃利用。

けっこう美味しかったです!

朝食はまた明日~

 

 

 


会津若松を旅する④大内宿の素敵な喫茶「茶房やまだ屋」

2015-09-29 07:52:05 | 2015南会津の旅

昭和50年代まではこの大内宿で普通の生活・・・今のように観光地として脚光を浴びる前には・・あったそうです。
どこのお宅にも囲炉裏があり、その煙は柱や梁の保存性を高め、隣接して馬小屋がある。

典型的な大内宿の茅葺屋根のお家は以前は民宿をされていて、
今年からそのお家で育った姉妹が美味しいコーヒーを出す茶房としてリニューアルしました。

 

足も疲れ電車の時間までは、まだまだなので一休みするために入ったお店はとーっても素敵な喫茶

首都圏に住んでらっしゃる姉妹とそのご子息が切り盛りしているそれぞれのセンスが光るお店

道路に面してお土産屋さんになっていて、その奥に茶房があります。

姉妹の長女さんが店長さん。
先祖代々受け継がれてきたこのお家を喫茶として活用し、また後の世代に受け継ぐのでしょう。
素敵なご実家ですよね。
今のようにお店をやるとは考えていない頃に趣味で集めた伊万里を
趣味よく飾っていました。

テーブルに置かれている素敵な大皿や花瓶もご長女さんが自ら焼かれたものだとか 

裏山で採って来たアケビなどがデコレーションされていました。

立派な大黒柱やこの家の生活を店長のご長女さんが説明してくださいました~

コーヒーもとても美味しく、これはお水が良いせいじゃないかと仰っておりました~

観光地にありがちな、色だけコーヒーじゃなく良い意味で期待を裏切るコーヒーを提供したいそうです。
コーヒーと共に出されるクッキーもホロホロと崩れる美味しいクッキーでしたよ 

随所にこだわりが感じられるお店で、姉妹のお人柄もこのお店の素敵な要素。
居心地が良すぎて気が付くと駅までの最終バス便の時間 

ご挨拶もそこそこにバス停に向かいました。
今日は次の芦ノ牧温泉駅まで向かいそこで一泊します。 


会津若松を旅する③大内宿と言えば高遠蕎麦「三澤屋」は美味しかった~

2015-09-28 07:28:08 | 2015南会津の旅

会津地方のお愉しみと言えば麺類、抜きには語れません。
会津喜多方ラーメン&お蕎麦~麺天国や~

そしてここ大内宿には高遠蕎麦をいう有名なお蕎麦があります。
時は慶長時代にさかのぼり徳川2代将軍・徳川秀忠の4男は信州伊奈の高遠・保科家に養子に出さた
保科正之は、その後津軽会津藩の初代藩主となり、信州高遠のお蕎麦をこの地に持ち込んだので
高遠蕎麦と呼ばれるそうです。

その特徴はつけ汁に大根おろしの汁のみを使うという事です。
江戸時代お蕎麦は大根の辛味汁にお味噌を溶いて食べるというのが一般的で、その後、鰹だし 
で割りお醤油を垂らすという変遷を経たらしいです。

信州上田の真田蕎麦もお味噌を溶いて食べたのでした 

今回のお店「三澤屋」は大内宿一番の老舗で高遠蕎麦をお箸の替わりに長ネギを
使う事でも有名です。
大内宿には沢山のお蕎麦屋さんがあります。 

三澤屋 は大内宿入り口のすぐ近くにあります。

田舎のお家に伺ったような雰囲気のあるホッとするお店です。

大変な人気店なので待ち時間は1時間~1時間半と言われていました。
事前にネット予約をしていたので私達は待ち時間ゼロでしたが。

畳のお部屋に上がると炉端では鮎が焼かれていて美味しそうでしたが、旅館で間違いなく出るだろうと
この日はパス。

私達の席からの眺め~

 

席に通されると、始めにお茶と白菜のお漬物、ジャガイモの甘煮がだされ、
ビールを注文すると田舎風のいんげんの煮物も出されました。

こういうのが良いよね~  田舎のお漬物と煮物大好き
こういう田舎におばあちゃんが住んでいるのは理想だな~

日本酒を頼むとまたまた違うお惣菜が~

お蕎麦やお酒は田舎の割にやはり観光地価格かと思うけれど、こういうサービスを考えると
高くないと思えるます。 

お蕎麦と共に天麩羅~

野菜中心でとてもサクッと揚っていました。

高遠蕎麦~

ほとんどの方がこの名物高遠蕎麦でした。東北なのに薄めのお出汁が、とてもいい。

水蕎麦~

お蕎麦がお水が張られた器に盛られています。
会津地方はとてもお水が美味しいと今回の旅で知りました。
その美味しい冷たいお水でしめられたお蕎麦そのものがとても美味 

つけ汁は大根絞り汁にお味噌プラス胡桃か醤油を割ったものです。
信州蕎麦も美味しいけれど、このお蕎麦は美味しい~
ボリュームもかなりあるので、苦し~

ここのお店の接客は、まるで田舎の親戚のお家でくつろいでいるような気分にさせてくれる、
会津弁のオバちゃん達が良い味だしてます

わざわざ大内宿に寄って良かった~お蕎麦を食べて良かった~と思えるお店でした 

 

 

 


会津若松を旅する②大内宿に行ってきました~

2015-09-27 07:47:15 | 2015南会津の旅

TV,雑誌などで幾度となく大内宿を見て行ってみたいと思っていたけれど、
東京からはなかなか公共の交通機関を使って行くには不便な所なんだよね。
バスツアーなどはかなり組まれていますね。 

その大内宿は会津鉄道湯野上温泉駅からバスで渋滞が無ければ10分ほどです。
連休などは大渋滞で1時間くらいかかるそうです。
豪雨の影響かこの日の道は空いていました。

大内宿は茅葺屋根の集落の保護地区として有名ですが、駅舎も茅葺屋根です。

駅の中は民家のようになっていました。

お野菜を売っていたオバちゃんの決定的瞬間を撮っちゃったみたい

大内宿全景。

江戸時代に会津藩若松城から江戸までの参勤交代の街道にあり宿場町として栄えたそうですが、その後、白河街道
に取って代わられて以降はお米を江戸まで運ぶ街道の要所となり、震災で一時被害を受けて以降は半農半宿となったそうです。
戊辰戦争ではここも戦場でした。

冬には1m半もの積雪があるんだって。 

この日は滋賀県の米原地方に伝わる花嫁行列と長持歌のイベントがあり米原から沢山の方が来ていて
「ここは関西?」って感じでした。
近江と会津は安土桃山時代から縁が深く近江の武将・蒲生氏郷が会津に近江の文化、産業を伝えたのが
始まりだそうです。

式が終わった後にオジサンたちが竹を叩きつける儀式がありました。

これは竹で花嫁道具を運び、この竹を二度と使う事がないようにとの願いを込めて割るそうです。
振る舞い餅とお酒をいただいちゃいました~

太っ腹だね~近江人

宿場に外れに高倉神社があり高倉天皇をお祀りしているそうです。その参道横に
「熊注意」の看板が!

 

高倉天皇がこの地に逃げ延びたとの言い伝えがあるそうです。福島の「白河」も白河天皇に
所縁があり名付けられたんだって~ 

樹齢800年の太~い幹から分かれて3本になっている杉からエネルギーをゲット~

正しい田舎の風景が鳥居から眺められます。

黄金の稲に吹き渡る風が心地よいです~

 

 

 

 


会津若松を旅する①会津鉄道を楽しむ。

2015-09-26 07:47:39 | 2015南会津の旅

シルバーウィークは会津若松に行ってきました~

Rがまだ就学前にトラマルコの運転で五色湖をまわり会津若松で飯盛山、
喜多方に行ったけれど、全く覚えていないので行きたいというし、
私も東北展で会津若松の郷土料理を食べてから本場で食べてみたいと思ってたんだ

ルートを色々考えると時間的には東北新幹線を使うのが東京からなら一般的かな?
しかし浅草から東武線を乗り継げばJRより安く、時間はかかるけれど面白い旅ができそうなので
往路は浅草から東武鬼怒川線鬼怒川温泉 会津若松というルートをとった。

東京から栃木を抜け福島に至るルートです。
途中の会津田島からは会津鉄道で時間帯によってはお座敷列車があり、
これに乗ろうかとも考え必要な整理券を大人1人350円で購入しておいたけれど(JR浅草橋で購入)
会津田島での乗り換えが1時間半もあったので、鬼怒川温泉駅からマウントエクスプレスAIZU号という
快速で湯野上温泉駅まで行きました。
湯野上温泉駅には大内宿があるのです。

復路は会津若松郡山から東北新幹線東京というルートをとりました。

 

それが、それがですよ~奥さ~ん あの豪雨被害ですよ~シルバーウィーク前に・・・
東武日光線はシルバーウィーク初日に復旧が間に合わず、会津鉄道は前日の午後3時に
ようやく一部を除き開通したという綱渡り状態でした。

東武浅草駅でスペーシアのチケットを事前に購入したんだけどカード使えないの
「海外の観光客も多いのに不便ですね~」っていうと駅員さんは「外国の方は
カード使えるんです」ってどーゆーこと
だってさ~オンライン購入も東武線はないんだよ~ 

 

さて当日は前日の雨も嘘のように晴天!朝8時の電車に乗らなきゃ~
大内宿に着くのはお昼を過ぎるので、駅弁駅弁
しかし浅草駅は一階の小さな東武の売店しか開いておらず(松屋入り口のね) 
選択肢は3択
しょうがないから深川弁当1個だけ購入し乗車。

車内の案内で「日光東照宮400年式年大祭記念弁当」ってあったので車内販売が来たので買おうとしたら
すでに売り切れですと~「浅草の駅を出てすぐに売り切れました」ってさ・・・1号車だったのが運のツキ。

埼玉を過ぎて栃木に入ると、豪雨の影響がそこ、ここに見られました。
黄金色の稲が全て倒れているの・・・
でも、どの田んぼもそうだったからあれかしら?刈り取る前に倒すとか
復旧して間もないのでどの電車も少々遅れていました。
10分遅れで鬼怒川温泉駅に到着。ここからは会津鉄道のマウントエクスプレスAIZUに
乗車。


エクスプレスってわりには2両であんまりエクスプレスじゃないの。
おまけに指定席ではないので混み混みで湯野上温泉駅まで1時間半以上立ちっぱなし。

しかし先頭車両の運転席の横に陣取ったから最高に楽しい

会津鉄道の運転手さんは、とても楽しい運転手さんで沿線の説明を色々してくれました。

こんな眺めも最前列に立ってこそ!!!

単線なんだよ~

鉄橋渡る時も直下に川の流れが見える。

黄金色の稲穂が倒れた田んぼ。

田んぼの隣は蕎麦畑~

途中の駅~

いくつもいくつも長いトンネルを抜けました~

茅葺屋根の会津湯野上温泉駅(ゆのがみおんせん)が見えてきました~