Y's クロニクル

旅行等の一生思い出に残る事から日々の小さな出来事まで少しずつクロニクルに残せたら・・・と思っています。

細かすぎて伝わらないロンドン旅行記@カンタベリーからライへ行く。

2013-09-10 08:54:08 | イングランド旅行

カンタベリーも十分堪能し、可愛らしい街と評判のRyeに向かいます。
カンタベリー・ウエスト駅に戻り、サウス・イースタン鉄道でアッシュ・フォード
に戻りました。これはロンドン・ヴィクトリアまで行くのよね。

20分ほどしてアッシュフォードに到着。ここからサザン鉄道(イーストボーン行き)
に乗りライまで行くのです。

写真でもわかる通り、列車はホームの中ほどで停車してしまいました。
ホームの中ほどより手前にいたため、慌てて先頭車両に乗り込み、
ほどなくチケット確認の車掌さんが来て「この先頭車両は次の駅で
切り離されるから他の車両に移りなさい」と言われました。
私達は車掌さんと共に移動次の車両は混んでいたので、通り過ぎ、
そのまた次の車両へ・・・誰も座っていません・・・
座ろうとしてよく見るとファーストクラスだったので、また次に行こうとすると・・
車掌さんが「ここで良いよ」というのです
「ホントっすか~、私達ジャパニーズは普通車両のチケットしか持ってましぇんよ
というと「いいから、いいから」と・・

わずか、20分程度とはいえ得しちゃったその後車掌さんはこの席に座って
新聞を読みだしましたなーんか日本ならあり得ないな~って

どこの駅でも駅員さんは親切でしたよ
何か分らない事がある時には、ここそこにたむろしている駅員さんが必ずいるので、
捕まえては質問しましたが、丁寧に教えてくれるのが、
テキトーにしか教えてくれないイタリアと大違いでした~

さあラブリータウンのライに到~着

10世紀頃のライはこの辺りまで海だったそうです。
シーガルが飛んでいてあの「キュー」という鳴き声が海が近いと感じさせます。

駅前はこーんな感じ・・・

観光センターとスーパーなんかのこじんまりとした複合施設のみ。
てくてく歩き、今日の宿B&B「ジークスハウス」を目指します。

この門をくぐればライの中心地。ゼルダの冒険の始まりだ

カンタベリーと比べると格段に観光客も少なく、のーんびりした空気。
駅からだと、宿まではのぼりが続いて行くって感じ。

この街の石畳は最強に手ごわい石畳でした。

THE石畳って感じでしょ

さてRye(ライ)とは北フランス語?のRie・・銀行・・の由来らしい。
歴史を遡ってみると・・・

ありましたね~ヘイスティングズの戦いライから電車で10分ほどにヘイスティングス
があります。
日本の歴史も曖昧なのに、英国史なんかもっと曖昧模糊状態。
街自体は青銅器時代から形成されていたようで、英国海峡を挟んで
フランスという地理関係。

ケルト→ローマが支配→アンゴロ・サクソン→ノルマン(デンマーク)ときて
ヘイスティングスの戦いでフランスが勝利を治める・・・と
で、この戦いの時に(1066年頃)ライ近隣のドーバー、ヘイスティングなどの
5港湾都市が同盟を結んでフランス軍に対抗するも敗れたという事になる。

フランスの諸侯ノルマンディー公ギョーム2世がこの地の王「ウイリアム1世」となったのか
アングロサクソンの支配下であったイングランドを支配したのでギョームは「征服王」と
呼ばれたんだね~。
この戦いの後、イングランドの首都がロンドンと決定したらしい。

イングランド南部屈指の港湾として栄華を誇ったライも、英国海峡の海賊の襲撃で
衰退し、中世以降はスマグラーの巣窟となってしまいその中心である
マーメード・インは今でもホテルとして現存していますよ


細かすぎて伝わらないロンドン旅行記@サンデーローストを頂く。

2013-09-08 08:16:07 | イングランド旅行

英国料理といえば誰もが思い浮かべる「フィッシュ&チップス」と「ローストビーフ」
どちらもパブで食べるのが一般的。
もちろん、昔は日曜の朝ミサにでかけ、お家で家族そろって
大きなオーブンから出したローストビーフを食べたのでしょうけれど

カンタベリーに行った日はちょうど日曜だったのでパブでサンデーローストを
食べないわけには、いかないのでありまーす
メインストリートから少々離れた住宅街にあるパブ。

ネットで検索したけれど、なかなかカンタベリーのパブはヒットしなくて。
一件ヒットした少しよさげなパブが住宅街。
カンタベリーのローカルな記事だったのだけれど、地図がいい加減過ぎて
示された場所にパブはあったけれど、全く違う店名。
まあ、このさい喉は渇いているしビールが飲めればそれで良し

ロンドンのパブとはまた違い、いかにもローカルなパブって感じでしょ
中庭もありましたよ。

内装もチューダー様式。

ここでも、あまり冷えていないビールを。

味は美味しいんだけどね。

そしてジャージャーン!ローストビーフ。

見た目は美味しそうでしょおイモの大きさっていったらないのよゴロゴロ・・・
上の茶色っぽいのがローストビーフに忘れてはならないヨークシャ・プディング。
これもかなりの大きさ。

英国で食べた事のある人なら想像がつくと思いますがお肉は柔らかくはないです。
ここのは硬すぎもしませんでしたけれど。
温野菜がついて10ポンドしないので、高くはなく、東京でこのレベルなら
人気店になるかな
私はこういう付け合わせのおイモが好き肉汁がしみて美味しいんだもの。
ヨークシャ・プディングというのは・・・沢山の卵と小麦粉で出来てるの。
ちょうど、シュークリームの皮っぽいかな

付け合わせの温野菜2人分・・これがまた大量だからね~。

ブロッコリーとカリフラワーの一房が大きいの!グリンピースも大量!
こういうのも嫌いじゃありません。

妹はあまりお腹が空いていないからと、アペタイザーから選びました・・
5ポンドほどのフィッシュ・パテ。

まあ、このアペタイザーがドーンとやってきました
日本ではメインをはる、いやそれでも大ぶりのパテのプレート
これで、十分じゃん これは美味しかったですよ

お隣のおばあちゃまグループが面白かった~(*^^)v

最後にお会計になり、4人でわけるんだけれど、これが埒が明かないの
「私はこれと・・・えーっとこれだっけ?だからえーっと・・これを足して・・」
「じゃあ・・私はこれよね・・???これからこれ引くと・・えーっと・・」
「そうなの・・?私は・・」って延々とレシートとニラメッコ
見かねたお姉さんがやってきました。

鼻ピアスした10代後半くらいの可愛いお姉さんでしたが、
なかなかキチンと仕事はこなしていて、好感が持てましたよ
鼻ピアスで人は判断できないな、英国では

というか、鼻ピアスのお姉さんですら、接客が丁寧なのが英国流か
さーて、お腹もいっぱいになったところでRye(ライ)に向かいましょう


細かすぎて伝わらないロンドン旅行記@カンタベリー大聖堂

2013-09-07 08:32:28 | イングランド旅行

カンタベリーを訪ねるにあたってアマゾンで「カンタベリー・テール」全3巻を
買ったのだけれど、第一巻の半分も読んでない~、退屈なんだもん

さあ、大聖堂の教会門に着きました。なんだかオドロオドロしいキリストが
中央に

16世紀に建てられたもので、紋章で飾られています。
今、こうして写した写真を眺めると、大聖堂の全体を写したものが無い
あら~・・、まあ一部でも

この変なゴブリンみたいな物にに集中して全体像は・・・

さて受験生にとってはこの英国国教会というのは誠にありがたい物であります
何とか何世の時はカトリックで何とか女王の時にプロテスタントに変わって・・で・・
とかという七面倒な事から解放してくれたのですから~国教会よ国教会

この大聖堂も当初はカトリックの聖堂だったらしいです。AD597年、
教皇グレゴリウスに派遣された聖アウグスティヌスがここにいらしたらしいです。
その後、年月を経てゴシックとロマネスク様式が再建、増築を経て混合していきました。

12世紀になり時のヘンリー2世に暗殺された大司教トーマス・ケベックの殉死をへて
聖地となり多くの巡礼者を迎え入れています。日本の金毘羅さん
16世紀になりイングランド国教会となり、その大本山となりましたとさ・・・
アングリカン・チャーチ(聖公会)は渋谷のスペイン坂あたりにありますね。立教大もそうかな

中はなかなか複雑な、さすが増改築を重ねただけあって、他の聖堂とは趣が
違います。第一どこが主祭壇なんだろう?

ここでもない・・

こっちか?トーマス・ケベックが暗殺された場所も祭壇となっており、
ここで祈りを捧げる人も多いようです。病気にご利益があるとか。
ちょうどこの前にミサが開かれていて、聖歌が美しかった~
ミサの時間には中に入れないので、敷地内を散策。

こんな雉みたいな鳥も普通にいるのね!

ひとしきり見学した後、そろそろお腹も空いてパブに向かいました。


細かすぎて伝わらないロンドン旅行記@カンタベリーを歩く。

2013-09-06 08:15:27 | イングランド旅行

カンタベリーに寄ったのは、やはり英国国教会の総本山「カンタベリー大聖堂」が
あるから。
キリスト教系はカトリックの総本山バチカンも詣でたし、国教会のカンタベリーで
後は聖地ベルサレムを制覇すればバッチリ←なにがバッチリなんだか・・・
プロテスタントって総本山的なものはないでしょ
カンタベリーは英国南東部のケント州にあります。

青銅器時代から集落が形成されて、古くはケルトの首都でもあったようです。
その後ローマの支配下にあり5世紀にアングロサクソンがこの地を治める
ようになったのでした~
オーランド・ブルームはここの出身ですってよ!ロード・オブ・リングですもんね~。

駅を出て右に行くと・・・カンタベリーウエストの門が見えてきます。
このゲートは8つ造られたゲートのうち唯一当時のまま残っています。
英国の中で現存する最大のゲートだそうですよ

 

英国は本当に割掘りのような水辺が多いよね。夫によるとピートや石炭の
生産地である為、太古は英国全体が栄養分豊かな湿地帯だったのではないか?
と言う事でした。それだけ温暖だったのではないかと。

ゲート手前にも堀。

これは面白い変形しているお家。変形に合わせてドアが取り付けられてるの

ストゥール川に沿ってチューダー様式の建物が並びます。これぞ英国・・



さてチューダー様式とは・・・
15~17世紀に建てられたイングランドの建築様式でここカンタベリーは
ハーフチェンバー(半分木造と漆喰等の組み合わせ)が多く見受けられます。
ヘンリー7世からエリザベス1世の時代にあたり、ゴシック・リバイバルにイタリア・フランスの
ルネサンスを取り入れた様式という事です。

16世紀にはフランスの宗教弾圧から逃れたユグノー(カルヴァン派)がこの地に
多く住み全人口5000人中2000人を占めたそうです。

モザイク模様に見える可愛いお家。

このように小さな町のどこからもカンタベリー大聖堂が顔を覗かせています。


細かすぎて伝わらないロンドン旅行記@ロンドンからカンタベリーへ。

2013-09-05 08:16:03 | イングランド旅行

ロンドンから一泊二日の小旅行に出かけました
カントリーサイドに行かずんば英国旅行にあらずなーんて事を
昔の人は申したものです
日本のカントリーサイドもとても素晴らしい物ですけれど。(世界に誇れますよね

本当はエジンバラ方面まで列車旅行といきたかったけれど、日程がね・・・
ロンドンから南東のエセックス州ライまでのショートトリップ。
英国国教会の大本山「カンタベリー大聖堂」があるカンタベリーにも寄る事が
出来るルートです。
ホテルに荷物は預けてっと・・・・

向かったのはセント・パンクラス駅。ここから直通でカンタベリーに行けます。
ソーホーからは地下鉄でチャリング・クロス駅まで。

このセント・パンクラス駅というのは、ユーロスターの発着駅でもある
ナショナル・レイルウエイズの駅。そして隣り合っているのが・・・

右がセント・パンクラスで左の最新デザインの建物がチャリング・クロス駅です。
チャリング・クロスとセント・パンクラスは地下で繋がっているのです。

チャリング・クロスと言えば、そうです!これです

ハリー・ポッターがホグワーツに行く時に向かう9と4分の3プラットホームです。

写真を撮る順番が出来ています。

さーてセント・パンクラスの12番ホームに到着。

日本でいえば新幹線にあたるジャベリンで一路カンタベリーまで。

タイムテーブルはこんな感じですよ

Ukの国鉄が民営化され地域ごとに複数の会社で運営されているので、とても
複雑ですがチケットを買う時にはそんな事を考えなくても大丈夫日本と同じです。
ナショナルレイルのサイトでは、最安値のチケットを選ぶこともできるし、
上のようなタイムテーブルも確認できますよ。
日本の各JRのサイトよりとても見やすいです

セント・パンクラスからカンタベリーまでのジャベリンはカンタベリーまで直通で
行けるものと、アッシュフォード・インターナショナルで乗り換えるものが
交互で出ています。乗り換える必要のある列車はドーバー行きです。

私はロンドン&ブリットレイル・パスを購入していました。
以前にブログで紹介していますので参照してくださいね
UKには基本、日本のように新幹線・特急・急行などで金額が違うという事はありません。
一部の座席指定が必要な列車を除いて、この新幹線にあたるジャベリンも
一般のチケットで空いている席に座るという事になります。

ロンドンを離れ40分位するとこんな羊さんいっぱいの風景が現れます。

 

とにかく羊だらけです。一時間もすればカンタベリー・ウエストに到着!

さーて、カンタベリー探索と行きますか