東小金井にある東京農工大工学部にて、5日6日の2日間集中講義を行いました。ここでの非常勤講師も今年で4年目。だいたい8月の終わりから9月の初めの年1回の恒例イベントです。ただ、昨年までは1日4時間だけだったのが、今年からはなぜか2日間となり、計8時間という講義する側としては、結構しんどいものでした。
相手は大学院修士または博士課程の学生さん30名弱。中には、私よりも年配と思われる社会人ドクターの方もいらっしゃいました。講義名は、「アントレプレナー特論」。
もちろん、毎年学生側も変わりますが、講師である私の立場もいろいろと変遷しており、マンネリ化することはありません。
最初の3年前は、半年後にFESCOの上場を目指していた頃。2回目の2年前は、上場したばかりの浮ついていた頃。3回目の昨年は、上場後初の通年決算で大赤字を出し、半月後の株主総会をどう乗り切るかが最も気がかりだった頃。そして、4回目の今年は、社長を降りてある意味冷静にFESCOを分析できる立場。
当然、その時々の自分の置かれた立場によって、話の内容も話し方もすべて違ってきます。
やはり今年の話が、最も中身が濃かったかも、と自画自賛しています。もちろん、通して聞いた人がいるわけではないので、誰も反論する人はいないはずですが。
失敗や挫折は、人間を成長させるというのは本当でしょうか?そうあって欲しいとの願いも込めて臨みました。