「こんなもんが出てきたから、あんたに見せよう と思って、持ってきたよ」
先月の秋祭りの記事を読まれたお得意様が、
右の控え帖を持ってきてくれました。
大正5年とありますので、100年前のことです。
奥様のご実家がその年の大統を引き受けたときの
記録と買い物帳です。
今なら簡便な仕出しや、
料理屋で済ますような飲食の用意も、
当時は地元の有志が係りを決めて、
各々調達していた様子がわかります。
当日の神官の賄いもメニューが決められていたようで、
かまぼこ、昆布、松茸の椀物の他、焼き魚は「たなご」だったようですし、
ちゃんとお酒の用意も怠りなく、
また、別ページには、座布団と煙草盆を忘れないようにと記されてます。
喫煙者万々歳の時代ですねぇ。
下の写真を見ると、
堂破りは寿司と松茸豆腐汁と、醤油豆とあります。
さすが讃岐の祭です。
酒も5升と鉄砲和え、煮付け魚も出していたようです。
おもしろいのは、総経費が44円77銭かかり、
4円77銭が不足したそうです。
大正5年のお米の価格が1俵5円50銭だったことから考えると、
今の価格で12・3万円程度の打ち上げだったようです。
お客の人数から考えると、わりと質素だったのかもしれませんね。
生活感の溢れた資料は、ホント面白いとあらためて感じた次第です。
先月の秋祭りの記事を読まれたお得意様が、
右の控え帖を持ってきてくれました。
大正5年とありますので、100年前のことです。
奥様のご実家がその年の大統を引き受けたときの
記録と買い物帳です。
今なら簡便な仕出しや、
料理屋で済ますような飲食の用意も、
当時は地元の有志が係りを決めて、
各々調達していた様子がわかります。
当日の神官の賄いもメニューが決められていたようで、
かまぼこ、昆布、松茸の椀物の他、焼き魚は「たなご」だったようですし、
ちゃんとお酒の用意も怠りなく、
また、別ページには、座布団と煙草盆を忘れないようにと記されてます。
喫煙者万々歳の時代ですねぇ。
下の写真を見ると、
堂破りは寿司と松茸豆腐汁と、醤油豆とあります。
さすが讃岐の祭です。
酒も5升と鉄砲和え、煮付け魚も出していたようです。
おもしろいのは、総経費が44円77銭かかり、
4円77銭が不足したそうです。
大正5年のお米の価格が1俵5円50銭だったことから考えると、
今の価格で12・3万円程度の打ち上げだったようです。
お客の人数から考えると、わりと質素だったのかもしれませんね。
生活感の溢れた資料は、ホント面白いとあらためて感じた次第です。
