
「10年後、日本から食べ物がなくなる そんな未来を回避 するために」
鈴木宣弘・東京大学大学院特任教授を講師に
全国21カ所で「ごはん会議」と称する勉強会ツアーが始まりました。
全国に先駆けて丸亀市に於いて、
2/28開催された第1回ごはん会議は150名以上の参加者を集め、
熱く開催されました。
※詳しくは当日取材されていた「長周新聞」をご覧ください
モリエ米店にも取材に来てくれた記事はこちらです
国際情勢は、お金を出せばいつでも食料が輸入できる時代の終わりを告げている。
25年ぶりに農政の「憲法」たる基本法が改定されたが、
食料自給率向上に向けた支援策を打ち出すどころか、
農業・農村の疲弊はやむを得ないとして、
一部の企業が輸出やスマート農業で儲かればよい方向性を打ち出した。
しかも、支援はしないが、
有事には、農家を罰則で脅して強制増産させる「有事立法」を制定し、
これで大丈夫だと言っている。
そんなことができるわけもないし、
していいわけもない。
一つの解決策として、
★ 地域の種を守り、生産から消費まで「運命共同体」として地域循環的に
農と食を支える「ローカル自給圏」の構築を全国各地で急がねばならない。
一つの核は学校給食の安全・安心な地場産農産物の公共調達を進めることである。
農家と市民が一体化して耕作放棄地は皆で分担して耕そう。 ★
鈴木先生の話を聞いていて、
私はモリエ米店の主力米「カルゲン農法米」の普及勉強会(金沢市で開催)での全体会を思い出していました。
北陸カルゲン会の前会長杭田忠三氏は大事な会議は
生産者(農家)、農業指導者、流通業者(卸・小売り店)、実需者・消費者グループの全会員が一堂に会する場で議論しましょうと
立場の違いを超えて食の安全・安心・健康の大切さを説かれていたものです。
今だけカネだけ自分だけでなく、お互いが尊重されあう交流を構築することで、
日本食の文化伝承や健康維持、医療費削減にも取り組んでいきましょう。
と、大きな夢を語ってくれました。
おかげさまで、私のような弱小零細店も今も元気で続けていられます。
去年・今年と続く厳しいコメ事情にも配慮していただけ、
昨年契約した数量を誠実に守っていただけています。
『夢コシヒカリ』を永年ご愛顧いただいているお客様には、
今後とも安心してご注文いただけるよう私も北陸カルゲン会精神で頑張りますので、
今後ともよろしくお願いいたします。