食の健康保険商モリエ米店

お客様とのコミュニケーションの場として開設しました。

米屋の親父の配達日記294:たまにはまじめなことも書きますよ。

2019年06月10日 | 美味しいご飯を日本中に普及させる委員会よ
たまにはまじめなことも書きますよ。
未来を担う大事な子どもたちの心と体の健康にかかわることですから。
生野町に『善通寺市・琴平町・多度津町学校給食センター』が2学期からの運営に間に合うように
ハイピッチで建築工事が進んでいます。
最新の施設ができるのはワクワクする気分もあるけれど、ひとつだけ気懸りなことがあります。
 <今の大学生は、実は軽症の新型栄養失調症になっている>
 ほとんどの大学生が、朝も、昼も、晩も!外食か弁当か、
 パンかお菓子を食べています。大学生協の定食さえも、
 その原料の野菜は水煮した加工食品を使っています。
 水煮済みの加工食品は、皮をむいて小さくカットしてお
 湯で煮て、濁ったお湯を交換するために栄養素は激減し、
 野菜の皮や成長点に多いファイトケミカルは最初に大き
 く捨て去られ、僅かに残っていた微量ミネラルは、食品
 が変質しないようにリン酸塩によって封鎖されています。 
 炭水化物、タンパク質、脂肪はそれなりにとれていても、
 心や体をコントロールする本当に大切な微量栄養素が想
 像以上にとれていない現状なんです!!
(吉田俊道ブログ 菌ちゃんありがとう より抜粋)

 どうしてもPFI方式で運営する給食センターはコスト第1、食中毒第2になり、
栄養面は食品標準成分表の数値だけを根拠に計算されがちです。
 でも、善通寺市内の保育園の中には子どもたちといっしょに畑の土作りから始めて、
収穫した野菜を子どもたちが作った味噌で調理した給食を食べているところもあります。
 園児も先生も知っています。
菌ちゃんが活躍している元気な畑で育った野菜には子どもたちを病原菌や
紫外線から守る元気の素がいっぱいあることを。
だから調理の際も傷んでいない野菜は皮ごと使って、
新鮮なニンジンの葉っぱはそのままかき揚げにしたりしています。
菌ちゃん野菜は農薬の必要がないから食べても美味しく自然な甘みがあります。
 こんな給食で育った子供たちが小学校に入っても野菜好きでいられるような
給食センターが出来ることを心から願っています。

大阪の豊中市にある走井給食センターは毎日13000人の子どもの食事を
供給する西日本最大の給食センターです。
とにかく安全第一。そして昼食時間までに必ず全学校に届けること。
さらに食べ残しがちょっとでも多いと膨大な生ごみになりますから
毎日飽きない美味しい給食でないといけません。
それでも職員の熱意で地元の野菜を皮ごと調理、
煮干しの粉末出汁で頑張っています。

善通寺の給食センターも是非とも参考にしてほしいと要望を出しています。

コメント
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