北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

札幌に住むおやじが北海道を中心に鉄道旅の話題や無線の話題も織り交ぜてぼやきます。アマチュア無線のコールサインJA8HBO

「スーパー」の意味を見直したらどうか(より過激に改訂版)

2014年09月18日 | うんちく・小ネタ
JR北海道の特急には「スーパー」が付くものが多いですが、これは振り子式特急用車両の281系や283系そして261系の登場と同時に登場してきました。
その後、785系や789系電車の登場時にも「スーパー」が冠として付けられました。
たとえば、函館・札幌間の所要時間が、183系の北斗の頃は3時間半程度だったものが、最速のスーパー北斗では3時間丁度となり、まさに「スーパー」の名にふさわしい特急列車の登場だと驚いたものです。
ところが、昨年の脱線事故や車両炎上事故の検証の中で、保線の問題と共に無理な車両運用についての指摘がされ、昨年11月に特急列車は10~20キロkm/hのスピードダウンと運行便の削減が行われました。
結果として、北海道内の主要都市を結ぶすべての特急列車の所要時間の増加という形での影響が現われました。
さして、さらなる対策?が今年の8月30日になされ、特急のみならず新千歳空港と札幌を結ぶ快速電車の減速も行われました。ただ、短距離なので影響は限られました。
さて、今回の大きな問題は、261系の空気圧式の車体傾斜装置の動作停止をというものです。
これによって、曲線通過時の速度が大幅に低下し、山岳地帯を通過するが故に曲線区間が多い石勝線で帯広と札幌間を結ぶ「スーパーとかち」は、所要時間が平均2時間45分と、それまでと比較すると10分ほど増加しました。これは最高速度抑制に伴う影響以上に大きいものでした。
結果的に、以前運行されていたキハ183系による「とかち」の2時間50分と大差ないほどに差が縮まってしまいました。
ただ、同じ261系を使用する「スーパー宗谷」は元来が車体傾斜を使う区間が短く、その影響は限られていますし、すでに使用を停止していたとも聞きます。
それに旧「宗谷」と比べれば、まだ「スーパー」でしょう。ただし、後述するように将来、「サロベツ」が261化されれば、「サロベツ」との差別化は難しくなり、状況は変わるかもしれません。「宗谷」には「スーパー」を付けて「新サロベツ」にはつけないということは矛盾があります。
 さて、今後、10年以上かけて、増備完了時には陳腐化してしまうのが明らかな261系が160両も増備されるとされていますが、一部報道によるとコストダウンのために車体傾斜装置を装備していない可能性が高いといわれています。
要するに何年か後、281や283が消えた後に北海道を走るのは、183系が少し加速が良くなっただけの261系だけになってしまうと言うことです。
今後、各路線の線形が改善されることは有り得ませんから、新幹線が走る函館方面は別として道北・道東をつなぐ特急列車は現在よりも速度が落ちて、利用者へのサービス低下が約束されたといえるのです。
このような中で、いまさら「スーパー」などという子供だまし、虚仮威し的な名称は存在価値がないと考えます。
 結論として、当面は現在の「スーパーとかち」を「とかち」とすることを提案したいと思います。

他の特急も、随時、北斗・おおぞら・宗谷・カムイと名称変更していくべきでしょう。
いくら「スーパー」とネーミングをしても虚しく響くのが、今のJR北海道の鉄道なのではないでしょうか。
同じ車両を使っていながら片や「スーパーカムイ」で片や「すずらん」というのも奇異なものです。

 最後にしつこく一言、新型特急(285)の開発は国と東日本の横槍と、現経営陣の石橋を叩き過ぎて壊してしてしまうような布陣ではやむを得ないでしょう。
 でも261系が160両というのは20.30年後に183系問題の再来ということになりませんか。
現状維持で冒険が嫌いなタイプの国鉄官僚出身者は、いずれ消えるでしょう。その時、せっかく開発したMAハイブリッドと車体傾斜装置を搭載した新型車両の開発をぜひとも再開して欲しいものです。




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連休2日目は、しっかりJRに乗りました。函館本線山線へ

2014年09月18日 | 旅行記
 晴天ヽ(^。^)ノ天気は上々です。
いつもの発寒中央駅で一日散歩切符を買って、ママさん駅員に見送られてw10時過ぎの小樽行きに乗車しました。朝里付近からは大型客船ダイヤモンドプリンセスも見えます。

各駅停車ですが733系のエアポート編成車両のため、Uシート車が連結されています。
当然、喜んでUシートに身を沈めました。ところが所詮は通勤用電車仕様ですね。シートはそれなりに良いのですが、音が煩いし、以前から気になっているドアの開閉音がズリズリと響きます。「733系は大嫌い」・・キッパリ(笑)

 さて、小樽で711の記念入場券と食料を調達してキハ150の2連で長万部へ出発。
少し早め小樽に行って、ホームで入線を待って乗車すると楽に座れますが、接続している札幌方面から2本のエアポートが来ると、座れない客が増えていきます。
ただ、余市で多くの方が降りますので少しの我慢ですが。
ちなみに今、余市は10月らのNHKドラマの舞台として人気ですので、当日もそれなりに混んでいました。
私は、この路線では必ず進行方向の右手に座ります。右手に塩谷岬がきれいに見えますから。でも羊蹄山を見るなら左ですね。
快晴の倶知安駅ホームでは交換停車を利用してホームで手足を伸ばして休憩。うとうとしているうちに15時過ぎには長万部に到着しました。
この小樽発12時20分に乗ると、長万部からは17時過ぎまで室蘭行きがなかったのですが、8月30日の改正で15時台の室蘭行きが少し遅い時刻になり、乗り継ぎが出来るようになりました。
小樽からと同様に今度もキハ150ですが、100番台という冷房なし車両、そろそろ涼しくなってきたのに換気用の上部窓を全開にしていたために、寒くて困りました。
長万部では復活して老骨に鞭打つ183系の北斗が先行発車していきました。エンジンを交換した182-7559という車両も連結されていました。
長万部を出ると頻繁に警笛がなります。「鹿かな~」などと思っていると沿線に人影が多数。
いわゆる「撮り鉄」です。来年3月で廃止されるトワイライトエクスプレスを狙う人たちですね。かなり線路に近づいている人もいるので運転士も警告をしていたのでしょう。この警笛と光景は、すれ違った稀府付近まで見られました。事故のないことを祈ります。

さて、秘境駅の小幌では10人ほどの団体が乗ってきました。海岸で遊んだのでしょうか、次の礼文で全員降りていきました。格好からバイクでのツーリングのようでした。
だいぶ酔っていましたが、飲み食いしたゴミはどうしたのかな。
陽の傾いた写真撮影の有名ポイントの北舟岡にも多くのファンが下りました。ホームがいっぱいで線路脇に降りている人も数人いました。
東室蘭到着。早速窓口で711の記念入場券を3枚購入。
知人へのプレゼントです。室蘭行きに乗り換えて、室蘭でやはり購入して東室蘭へ戻りました。 
この後はキハ143で苫小牧へ。  
キハ143は客車に400馬力超のエンジンをつけた変り種です。今のJR北海道なら怖がってやらないでしょうが、当時の苗穂工場の技術は高いレベルだったようですし、使い捨てという発想もなかったのでしょう。
今は目先の低コストばかりに目が行って、長く使うという発想は乏しいと思います。
素人の私としては733は、その点では典型的な存在だと断言します。
安全が第一、資金は新幹線に、というお題目の元にR&Dという企業にとっての基本を見捨ててしまったJR北海道には、いずれその報いが来ることになるのでしょう。現カムイとすずらんを除く特急車両がすべて261系気動車、それも車体傾斜装置という安全性も確立された一般的な機能まで失った183系の強力版程度の車両ばかりになるなんて、これからの鉄道少年は夢を感じないでしょうね
さて、話がそれましたが、苫小牧ではふたたび711の記念入場券を3枚購入、手稲行きの733系のロングシートに1時間半の間、体を揺さぶられながら帰宅しました。ロングシートは30分程度が限度ですね。
帰宅したのは21時30分、遅い夕食を済ませて布団に入りました。

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9月連休初日はまず増毛方面へドライブ

2014年09月18日 | 旅行記
まず、13日は留萌線沿線を見ようと娘の愛車フィットハイブリッドを借りてドライブ。とにかくガソリンを喰わない良い子で、当日も27Km/L以上をマークしました。
ちなみに、普段も我が家に置いてありますから、自由に使っていますがヽ(^。^)ノ
行き帰り同じ行程も面白くないので、往路は深川経由留萌まで入り、復路は国道231号、通称オロロンラインを使って日本海を眺めながら戻ってきました。
往路は三笠まで高速道路を使いましたが、値上がりした高速道路料金の節約のため、その後深川までは12号線。
それがこの後響きまして、かなり疲れてボーっとした運転になりました。
ただ、深川から留萌の近くまの自動車道は無料の上にスカスカ。深川は米だけでなく果物の栽培も盛んなようで、道の駅でリンゴが格安で売られていました。まだ、冷蔵庫にありますが、なかなか美味しいですよ。
さて、久しぶりに深川駅に立ち寄りましてトイレを拝借。
家内が待合室の片隅で、なにやら会議用テーブルが出ている前で財布を出しています。そして手にはA4版の赤い冊子のようなものが・・・・。    
実は当日からJR北海道では711系赤電車のさよならキャンペーンと称して記念入場券を販売していたのでした。私は集める気もなかったので頭から抜けていましたが、安いリンゴを買えたうれしさ(笑)と旅先の財布の紐は緩くなるといった勢いで、入場券4枚セット台紙付きを購入してくれました。
台紙には29枚分のホルダーが付いていますが、結局は翌日、小樽室蘭などで買った4枚と合わせて8枚が寂しく収まるだけになりました。2日かけて買いまわった方もおりますが、JR北海道にとっては、してやったりと言ったところでしょう。
ヤフオクでは、早速1万円以上で取引されていました。
さて、増毛では国稀酒造さんで日本酒の小瓶2本を家内用に購入して、やわらかい舌当たりの湧き水をペットに詰め
て帰ってきました。
増毛駅前にキハ54が停車している時間を狙ったのが当たって車両の写真も撮れました。     
駅前には高倉健さんと倍賞千恵子さん出演の映画「ステーション」にも写っていた建物も残っています。

久しぶりの道を一日で350Kmも走るのは久しぶりで、帰りのトンネルでの片側通行には視力の減退も手伝って、かなり気を遣い、正直怖かったです。
夕方、娘がしばらく使うということで車を取りに来るというのでAPに迎えに行ったり来たりしているうちにクタクタになりまして、初日終了。


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