北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

札幌に住むおやじが北海道を中心に鉄道旅の話題や無線の話題も織り交ぜてぼやきます。アマチュア無線のコールサインJA8HBO

5日間で乗った北海道の特急車両の印象

2015年07月18日 | 青春18切符
技術的には語れませんので感覚的に。
キハ183-0番台
 オホーツクで乗りました。札幌・旭川間は時速100少しキロ程度、石北では90キロ程度と余裕を持って使用されているためか、実際の車齢ほどには老朽化を感じない。車体もしっかりしていて先頭車スラントの補助動力の騒音を除くと全体的に静かで柔らかい乗り心地。
早晩、北斗のお下がりと交代なのでしょうが、それまではさしたる故障も無く使われる様子。
キハ183-N、NM
 北斗、サロベツで乗りましたが乗り心地はオホーツクと変わりません。ただ、130キロ走行で酷使されたためか、車体の外装の傷みも激しく、足回りからの騒音もかなりなものでした。エンジンを換装してしばらく使うようですが、大きな故障で、また信用を落とすようなことがなければ良いのですが。でも丈夫な車両ですね(●^o^●)
キハ261基本番台
 キハ201と同時期というか兄弟のような車両ですが、エンジン音がそっくりですし、乗り心地も似ています。とはいってもさすがに特急車両ですから遮音もしっかりしていて201のようにうるさい感じはしません。車内も落ち着いたデザインが好きで、乗るたびに稚内だあ(^_^)/と旅情をかき立てられます。長く使って欲しいものです。
キハ261-1000番台
 基本番台と比較すると、明らかに「軽い」イメージ。車体の外板に歪みがあったり、相当にコストダウンしていますね。その辺りが原因で車体傾斜装置の信頼性が良くなかったのかもしれません。
今後、大量に製造されて、第2の183になるわけですが、20年ほどで一気に老朽化して、経営に悪影響を及ぼすように感じます。
やはり261の後継を開発しておくべきですね。
キハ281
 振り子の281ここにありと言った感じ。乗り心地も重厚で、283よりは静かな車内と改良を重ねた振り子の動作が実に自然です。登場時、振り子で酔うという話も聞きましたが、今ではそんなこともないでしょう。
振り子装置を交換しながら、しばらく使っていくとのことなので、いずれ261の傾斜装置が復活するまでは函館・札幌間の看板車両として活躍してくれるでしょう。
キハ283
 石勝線での発火事故以来、非常に評判が悪く、軽量化で車体の剛性が低いのが悪いのだといわれていますが、果たしてそうでしょうか。789.785、261辺りの方がよほど剛性が低く感じます。
根室本線の帯広以東では線路の影響で急激に揺れを感じるようになります。283が「軽量だから」その揺れの耐えられずに車体にゆがみが生じて発火事故につながったのだというのが一般的な理解だですが、それは結果論であって、本当の原因ではないでしょう。実際、帯広以西では実にどっしりした安定の走りになります。
補機を床下に置くなどして屋根がすっきりしているので、そのように感じるのでしょう。
近年の車体設計は軽量化が進んでいます。軽くても強度を保っているのが現代の車両です。
そのようなことも考慮せずに開発していたとは、私は到底信じられません。
極端な線路の異常さが想定を超えたのでしょう。
785系
 電車はよく分かりませんが、かなり痛んできてるのは素人でも感じます。789系に移っていくのは当然の流れでしょう。でも、まだまだ走りそうな気がします。後5年で廃止と発表されていますが、特段の問題もなく最後まで走り続けることでしょう。
789系
 静かにスムーズに走りますね。これは名車なのかも知れません。261と共通になったフロントデザインが素敵です。何の特徴も感じないのが特徴。
コストダウンの権化のような733と一線を画していますね

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フリー切符で北海道の特急を乗り潰す 6

2015年07月18日 | 旅行記
疲労も極点に達した最終日です。数日前に函館の親戚で不幸があったとの知らせが入りましたので、最終日の函館は一番の特急スーパー北斗2号に繰り上げて、帰りも最終の北斗にしました。
札幌を6時36分発ですから、5時頃に起床して6時の電車で札幌駅へ向かいました。

朝早い、この時間でしか見られない列車を2本見物できました。
青森から急行はまなすと室蘭行き(送り込み)のキハ143です。





はまなすは是非乗ってみたいのですが、乗車した翌日は確実に寝不足でフラフラ(笑)すること確実ですし、体力的に自信が無く、いまだに未体験の列車です。
9月末で廃止と聞いていますので、おそらくこのまま乗らずに終わるでしょう。
若い方々には数少なくなった客車は珍しいのでしょう。
私の世代は、当たり前に乗りました。学生時代に上野と青森の往復で帰省に乗った急行十和田と八甲田が懐かしいものです。
さて振り子特急281は私の隣の席だけ残して満席で出発((+_+))。カーブではカントとあわせて6度ほどの傾斜が振り子を感じます。

キハ281は函館までの線路状態の改良もあって快適に走ります。時速120キロと以前の130キロよりは落とされて所要時間も10から20分長くなりましたが、ほとんどの利用客は気にしていないでしょう。一時期発火事故が続きましたから、安全のためならと前向きに受け止めているものと思います。
函館には10時過ぎに到着して、ホーム向いのスーパー白鳥に乗り換えました。

789系電車ですが、カムイなどの789とは塗装が異なるのと、各車両の乗車口が1箇所しかありません。新幹線新函館開業後は札幌近郊に配備されると思いますが、塗装とドアをどのようにするのかに興味があります。
さて、40分ほどで木古内に到着。新幹線の駅舎の工事が順調に進んでいます。在来線(道南いさりび鉄道)側の一部施設は、階段やトイレなどがすでに併用されていました。駅前の区画整理も進んでいて、かなりすっきりした雰囲気ですが、正直、どれほどの乗降客があるのか甚だ疑問です。駅前の市街地整備も含めて、もっと簡素な駅でもよかったのではないでしょうか。やはり建設土木工事が欲しかっただけとしか思えません。これが現実ですね。








さて、40分ほど滞在して函館に戻りました。
ホームのお蕎麦屋さんは休業中

函館ではちょうど昼食時間になりましたので、久しぶりに塩ラーメンをすすりまして、市電に乗って谷地頭へ。
すぐに同じ電車で戻って、湯の川へ。

湯の川で降りて15分ほど坂を上って父や祖先の眠る墓へお参りしました。
その後はタクシーで15分ほどのところの従姉妹宅で、先般亡くなった旦那様のご仏前にお参り。ちょうど初七日の日でしたが、お坊さんもお帰りなった後で、従姉妹と故人の思い出話で時間が過ぎていきました。
70歳という、少し早い別れに、ついつい涙が頬を伝いました。いろいろとお世話になった方です。残念でした。
さて、従姉妹に電停まで送ってもらって函館駅へ。



すぐにホームに入って留置線にいる車両を撮ったのですが、なにしろまともに夕陽を逆光で浴びてしまい、旅行用のコンパクトカメラでは思うように撮れませんでした。
HET261は261系から車体傾斜を外したもので、キハ183北斗の後継と目されています。この18日にも試運転が行われたと情報がありました。

キハ183-406ですが、エンジンを改良して塗装を変更しています。どのように使われるのかはマニアの間でも??の状態です(笑)





キハ183のエンジンを261と同様のものに載せ替えた車両です。元の番号3564に5000を足して8564となっています。当分183は使用されますので、この載せ替えが続きます。









19時14分、満席の北斗17号キハ183の5連で札幌へ出発。

さすがに疲れが出て足がむくんでだるいのですが、カフェインの摂りすぎで眠りにもつけません。外は真っ暗なので景色も見えないし、目がしょぼしょぼして本も読めないし・・・・苦難の??3時間40分でした。
札幌には定刻より5分遅れの到着でしたが、ちょうどホーム向いに便利な電車が(●^o^●)すぐに乗り換えて帰宅しました。帰宅時間は12時ちょうどでした

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