
北海道で本当の意味で都市間輸送と言えるのは、札幌と函館・旭川・帯広をを結ぶ3路線だけです。あとは貨物と観光のために存在するようなもの。
ここがこれからの北海道の鉄道のポイントになるのではないかと思います。
北海道開拓での鉄道は貨物輸送のために敷設されてきたのです。
原点に戻って考えればわかりやすい。
今はそれに観光が加わっただけです
ところで、「北海道のJR全線、3年後には運行不可能 「JR北海道試算」報道の衝撃」という記事がネット上を駆け巡って大騒ぎでした。
国からの支援金を、数年で使い果たしてしまうとか、返済が始まるとかで2020年が限界だという話です。
たしかに、一般の会社なら資金ショートは予測できますが、JR北海道はかなり特殊な会社であり、6000億円以上の基金という積立金のある「債権超過」の優秀な会社です。国が一部でも取り崩しを認めれば、一気に解決なのです。(なかば呆れながら(笑))
まあ、前回のブログで書いたように、上下分離ができないのなら、札幌近郊と一部都市間路線と言える区間を残して、こじんまりとした鉄道会社として再スタートが望ましいと思います。東に新幹線は譲渡しましょう。
