先日、第51回高速鉄道講演会という催しが開催されて、JR北海道の須田征男会長が「北海道新幹線開業に向けた取り組みについて」と言う演題で講演されたとのことだ。
出席されたジャーナリストの栗原景氏のツイッターによると、凡そ以下のような内容だっようだ。
北海道新幹線に関しては、前半は開業に向けてと青函トンネル貨物共用による苦労話。注目すべきは後半で、「JR北海道の再生に向けて」と言う話。
須田会長は「今後、十分な安全投資と修繕を行っていくと、年間約400億の損失が出て経営安定基金の運用益で補っても、政府支援の終わる20年度以降は年150億円程度の損失が出るということだ。まあ、既知の事実だ。
同社が昨年発表した「利用の少ない路線」での損失は、日高線を含めて年約85億円とのこと、同氏は「近々、全線区、札幌近郊についてはエリアごとの収支状況を示して、様々な線区について交通の在り方を議論する入口に差しかかっている。収支、乗降数を発表して、線区毎の適切な公共交通の在り方を検討会で議論」さらに「札幌近郊は路線毎ではなくエリア毎に収支を出す」としていて現実的に利益が出ているところを示すとか。
20年までに、新しい交通の在り方を具体化したいと考えているとも語った。
なかなか思い切った発言だ。そこまで勝手に言って良いのかな((+_+))。栗原景氏も同じ趣旨の発言をツイートされておられる(´・ω・`)。
昨年公表した10区間の廃駅や減便では、当然ながら収支改善には届かず、この際、全路線の収支・乗降数を公表して、さらなる路線廃止に理解を求めて、廃止路線を含めた具体策は2020年までに決める……とういうことだろう。
私が抱いた感想は「首都を営業圏内に持つJR東日本が、全知全能の神の様に振舞い、自らも実現できないようなお題目を唱えながら、好き勝手に地方の鉄道を実験台にして骨抜きにしようとしている」と言うことだ。
お国から賜った錦の御旗(葵の紋の印籠かな)をかざしながら、北海道の交通網を我が物顔に蹂躙しようとしている姿が見える。
北海道の交通の在り方・交通ビジョンは北海道民の手で明らかにするべきかと思うし、現に北海道庁を中心として各種団体や識者で構成された検討会議が組織されておりJR北も構成員となっている。その会議も論議は道半ばどころか端緒についたばかりにも関わらず、構成員でもあり大きな影響力のある一私企業の経営幹部が我田引水的な発言を気軽(失礼)に語る段階ではない。
それも、会議ではなく外堀を埋めるように道外での会合においてだ。私は実に不快に感じた。
どこかの総理大臣のよううだ。
私は、日高線の復旧問題に右往左往するだけの頼りない北海道の行政を横目に見ながら、JR東日本からの派遣組が、様々にやりたい放題に動いていると感じる。
北海道独自のサービスであった悠游旅倶楽部を廃止させ「大人の休日倶楽部」と言う名のクレジットカードに誘導するのは、その象徴的なものだし、各種フリーきっぷは消えうせてしまった。
このままでは、北海道の鉄道は、新幹線と札幌近郊の(黒字の)電化路線だけ残した鉄道会社になってしまうのではないか。おそらくはその時点で北海道旅客鉄道は整理され東日本に吸収されてしまうだろう。
北海道民がそれでも良いというのなら、それもありだが、私は自分が生きているうちは自分の目でそのような状態は見たくはない。
このような北海道の鉄道が抱える問題を、若い鉄道ファンは、一部を除いては語ろうとしない。逆に私などがツィッターで論議すること自体を揶揄して、相変わらず車両型式云々の目先の話だけに夢中になっている。
このような若者に言いたいが、このままでは君たちの趣味の対象は消え去ってしまうのだよ・・・と。
北海道の交通ビジョンも君たちが考えることなのだよ。もっと視野を広げてほしいものだ
出席されたジャーナリストの栗原景氏のツイッターによると、凡そ以下のような内容だっようだ。
北海道新幹線に関しては、前半は開業に向けてと青函トンネル貨物共用による苦労話。注目すべきは後半で、「JR北海道の再生に向けて」と言う話。
須田会長は「今後、十分な安全投資と修繕を行っていくと、年間約400億の損失が出て経営安定基金の運用益で補っても、政府支援の終わる20年度以降は年150億円程度の損失が出るということだ。まあ、既知の事実だ。
同社が昨年発表した「利用の少ない路線」での損失は、日高線を含めて年約85億円とのこと、同氏は「近々、全線区、札幌近郊についてはエリアごとの収支状況を示して、様々な線区について交通の在り方を議論する入口に差しかかっている。収支、乗降数を発表して、線区毎の適切な公共交通の在り方を検討会で議論」さらに「札幌近郊は路線毎ではなくエリア毎に収支を出す」としていて現実的に利益が出ているところを示すとか。
20年までに、新しい交通の在り方を具体化したいと考えているとも語った。
なかなか思い切った発言だ。そこまで勝手に言って良いのかな((+_+))。栗原景氏も同じ趣旨の発言をツイートされておられる(´・ω・`)。
昨年公表した10区間の廃駅や減便では、当然ながら収支改善には届かず、この際、全路線の収支・乗降数を公表して、さらなる路線廃止に理解を求めて、廃止路線を含めた具体策は2020年までに決める……とういうことだろう。
私が抱いた感想は「首都を営業圏内に持つJR東日本が、全知全能の神の様に振舞い、自らも実現できないようなお題目を唱えながら、好き勝手に地方の鉄道を実験台にして骨抜きにしようとしている」と言うことだ。
お国から賜った錦の御旗(葵の紋の印籠かな)をかざしながら、北海道の交通網を我が物顔に蹂躙しようとしている姿が見える。
北海道の交通の在り方・交通ビジョンは北海道民の手で明らかにするべきかと思うし、現に北海道庁を中心として各種団体や識者で構成された検討会議が組織されておりJR北も構成員となっている。その会議も論議は道半ばどころか端緒についたばかりにも関わらず、構成員でもあり大きな影響力のある一私企業の経営幹部が我田引水的な発言を気軽(失礼)に語る段階ではない。
それも、会議ではなく外堀を埋めるように道外での会合においてだ。私は実に不快に感じた。
どこかの総理大臣のよううだ。
私は、日高線の復旧問題に右往左往するだけの頼りない北海道の行政を横目に見ながら、JR東日本からの派遣組が、様々にやりたい放題に動いていると感じる。
北海道独自のサービスであった悠游旅倶楽部を廃止させ「大人の休日倶楽部」と言う名のクレジットカードに誘導するのは、その象徴的なものだし、各種フリーきっぷは消えうせてしまった。
このままでは、北海道の鉄道は、新幹線と札幌近郊の(黒字の)電化路線だけ残した鉄道会社になってしまうのではないか。おそらくはその時点で北海道旅客鉄道は整理され東日本に吸収されてしまうだろう。
北海道民がそれでも良いというのなら、それもありだが、私は自分が生きているうちは自分の目でそのような状態は見たくはない。
このような北海道の鉄道が抱える問題を、若い鉄道ファンは、一部を除いては語ろうとしない。逆に私などがツィッターで論議すること自体を揶揄して、相変わらず車両型式云々の目先の話だけに夢中になっている。
このような若者に言いたいが、このままでは君たちの趣味の対象は消え去ってしまうのだよ・・・と。
北海道の交通ビジョンも君たちが考えることなのだよ。もっと視野を広げてほしいものだ