伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

田舎暮らしの日々とガーデニング 時々ニャンコと

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伊達童謡の会

2019-11-26 19:30:27 | 合唱

 今日は月一の童謡の会

 寒い日だったがで・・・

 指導の輪島先生の誕生日

 ハッピバスデー

 来年は花束の贈呈をしたいなぁー

 

 いつもありがとうございます

 

 お腹の底から思いっきり唄い

 スッキリ

 12月は残念札幌行と重なってしまった。

 帰りは

 道の駅に寄り

 どっさり野菜などを買い

 一路・・・

 トトが迎えてくれた

 は丁度お昼寝から目覚めたところ・・・フツフ。

  

 

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ジャコシカ130

2019-11-26 18:07:57 | ジャコシカ・・・小説

 みんな自分の勝手な思いこみに違いない気がするのだが、それでもこの空虚さはどうにもならな

 

い。

 

 いつもいつも腹を空かせている野良猫みたいだ。優美が姿をかくして以来、何かが崩れ幾週間も

 

アパートに籠って、何をすることもなくごみ溜めのイモ虫のような生活に落ちこんでしまった。

 

 眼に浮かぶのは、あの岩山に囲まれた入江の海ばかりになった。

 

 あの父と母を奪った忌むべき海が、繰り返し自分を呼んでいた。

 

 そんな時、札幌の伯母からの手紙が届いた。「鉄五郎さんが倒れた」

 

 その文字が奇妙なことに、救いの言葉のように見えた。

 

 二日後、あやはごみ溜め状態のアパートを片付け、わずかばかりの荷を伯母宛に送って東京を発

 

った。

 

 再び東京に戻ることがあるのかどうか分からなかったが、今はただ何もしたくなかった。

 

 

 多分くたびれたのだ。

 

 ちょっと休息が欲しいだけなのだ。深刻に考える必要など何もないし、実際考えてもいない。ま

 

るで街角のごみが風に吹き上げられたように空中に舞い上がり、気が付けばこの地に戻っていた。

 

 

 砂利道の街は埃っぽく、低い屋並みの商店街も長い冬の後の汚れが目立つ。

 

 いたる所に雪が隠していた諸々の、暮らしの侘しさが剥き出しになっている。

 

 都会のガソリン臭いスモッグとは別の、息詰まるものを感じる。

 

 低い柾葦き屋根も板壁も煙突の煤で汚れ、不機嫌で拒絶的だ。

 

 それでも一軒の洋品店のウインドウの前であやは足を止めた。

 

 店内では春らしい明るい花柄のワンピースが、精一杯のポーズを取っている。

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