蝦夷梅雨でのびのびになっていた
トマト キュウリ インゲンの支柱立てをした。
もちろん私は助手
長い間は一人でこれをやっていたのネ
けっこう細かい仕事です。
トトも外に出たいと鳴いているが無視
インゲンの支柱
トマト キュウリの支柱
今日はここまで
まだ未完成なのでございます。
蝦夷梅雨でのびのびになっていた
トマト キュウリ インゲンの支柱立てをした。
もちろん私は助手
長い間は一人でこれをやっていたのネ
けっこう細かい仕事です。
トトも外に出たいと鳴いているが無視
インゲンの支柱
トマト キュウリの支柱
今日はここまで
まだ未完成なのでございます。
「ちよっと見せてくれ」
高志はしゃがみこんで、彼女の紐付きシューズの足首に両手を当てた。
静かに数か所を押し、支えたままそっと褄先を動かし、千恵の表情と声の反応を見てから言った。
「折れてはいないが挫いていると思うので、出来るだけ動かさないで病院に行こう。
まずはこの斜面から出よう」
高志の動きは冷静で何だか場慣れている。
彼は知恵を右脇下から抱え上げるように腕を入れ、反対側からはあやに肩を貸すように指示した。
清子にはあやの後方から腰のベルトを支えさせた。
こうして両脇から抱え上げられながら、千恵はじわじわと急な斜面を登った。
誰か一人が足を滑らせれば、事態は更にめんどうなことになる。
千恵は時折顔を引き吊らせたが、声は上げなかった。
ようやく小径に戻った時は、皆がへたりこんで、暫くは荒げた呼吸ばかりで声も出ない。
「さてと」
ややあってようやく高志が、清子を見て言った。
「先に行って鉄さんにこのことを報せて下さい。千恵さんを船で港に運び、病院に連れて行って
くれるよう話して下さい。
そろそろ港に行く時間だけれど、間に合うでしょう。
あやさんは千恵さんのリックを背負って下さい。僕とあやさんの荷はここに置いていきましょう」
清子が一人で先発した後、高志は千恵に背を向けてしゃがんだ。
「ボチボチ行こうか」