心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

ロシアの民主主義は変

2020年07月21日 | 世界
ハバロフスク地方の知事は、2018年に統一ロシアの候補を破って当選したフルガル(自由民主党)という人だそうですが、7月9日、15年前におきた殺人事件に関与したという疑いで拘束されました。フルガル氏は人民の知事として人気がある人のようで、拘束はプーチン大統領(統一ロシア)の弾圧ではないかとの見方が広がり、知事の拘束を解くことを求める無許可抗議デモがすでに10日も続いたそうです。地元の反発は根強いと見たプーチン大統領は地元に配慮してフルガル氏と同じ自由民主党のデクチャリョフ下院議員を知事代行に任命したと言われています。

自由民主党から選んだとはいえ、プーチン大統領が国の下院議員を地方の知事代行に任命したのは不可解です。民主主義らしくありません。プーチン大統領の権力が強すぎです。ロシアの人々が民主的に選んだ大統領だそうですが、地方のことまで口を出すようでは地方で民主主義が機能しません。

ロシアの民主主義はあやしげです。
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EUは機能するEUとして頑張っている

2020年07月21日 | 世界
財政規律が厳しい優良国オーストリア、オランダ、スウェーデン、デンマークの反対を受けたが、ウイルス禍で打撃を受けたEU域内の経済回復のための7500億ユーロの復興基金創設が合意し、実行されることになりました。補助金の割合を減らし、融資の割合を増やすこと、補助金を得る国の構造改革が不十分な場合などに他の加盟国が異議を申し立てることができるなどの修正を行うことで反対国が賛成したそうです。7500億ユーロといえば日本円で約90兆円に相当する額です。財政優良国が不良国について心配することは当然のことです。

機能不全に陥る不安があるとされるEUが機能するEUとして頑張っていることに感心します。

東アジアも経済は不調です。それなのに助け合うどころか、中国、日本、ロシアなどの経済大国は対立を深めています。ヨーロッパと比較すると、国のあり方に関する考えがばらばらで、古臭い国土拡大主義や国威拡大主義で隣国と争う下品な国が多いと思います。日本も隣国の自由民主主義国韓国とすら争う始末で下品な国だと思います。独立中立の精神すらなく、強大国アメリカの属国状態で、東アジアの国ではないかのようです。日本は財政規律が非常に甘く、政治家は自信喪失状態で、何をやっても保守でかつ失敗します。東アジア経済圏を考えるような構想の大きい人はいません。
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中国政府は、戦争を覚悟で国土拡大主義をとっているが、中国を破滅させる恐れがある

2020年07月21日 | 世界
中国政府はどうしてここまで執念深く国土拡大主義に執着するのでしょうか。戦争がおこる恐れが高いと思います。いかに中国が強大であっても、強大国ロシアを味方につけても中国から圧迫を受けている諸国と、先進的自由民主主義国が協力して中国包囲網をつくると、中国は不利です。中国政府は、国内政治、外交に行き詰まっており、国土拡大主義で自分の存在価値を自国民に訴えている印象を受けます。しかしこれは非人間的であり、世界混乱と中国の破滅の原因になります。

問題は中国の人々がどう行動するかですが、戦前戦中の日本で、国土拡大主義に走る日本政府に同調し、戦争に協力した日本の人々のことを思うと、中国の人々について楽観はできません。非人間的愛国心が爆発することはありえます。

しかし、1940年頃と現代は違っています。1940年頃は世界に帝国主義的風潮がありました。また、日本の人々は世界動向に関する情報を入手しておらず、日本政府に操られやすかったと思います。2020年の今は、世界に帝国主義的風潮は残っていますが、強大国が威張ることを嫌う風潮の方が強いと思います。また、世界的情報流通のおかげで、政府だけに情報があるのではなく、個人の情報収集力も向上しています。中国の人々も情報知識を持っています。中国政府は中国の人々を操りにくくなっています。

中国の中には、中国共産党あるいはシーチンピン国家主席の独裁を嫌い、独立を希求する自治国、自由・民主主義の香港、今も独立を維持する台湾が存在し、国内には自由民主主義を希求する人々がおおぜいいます。外国との対立がひどくなっても中国の人々はまとまらないかもしれません。一時的なことかもしれませんが、長江水害も中国人口1/3に被害をもたらす大問題になっています。戦争するのは人民軍だけということになるかもしれません。

先進的民主主義国は、自国を訪れた中国の人々を中国に追い返すような差別的扱いをしてはいけないと思います。人間的に遇することで、自由民主主義を評価する中国の人々を増やすことがだいじと思います。

いずれにせよ、中国政府の動きは目が離せません。
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