心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

ウイルス禍をきっかけに人の集中や交流のあり方を見直そう

2020年07月29日 | 世界
‭人が分散して生活するのは権力者の迫害から逃げる(自由独立を求める)、不足する食料などの奪い合いを避ける、災害による全滅を避けるなどの目的があります。

今回のウイルス禍は中国のウーハンで発生したと言われています。分散が守られていたらウイルス禍はウーハンに限定されたかもしれません。しかしウーハンは工業都市で世界の企業が進出していました。ウーハンと世界の人的交流が盛んでした。ウイルス禍の発生に気付いたらすぐウーハン閉鎖をしっかりやればウイルスは世界に広がらなかったかもしれませんが、閉鎖は遅れたし、閉鎖を始めた後でも外国はウーハン在住の自国民の命を心配し、航空機を出して積極的にウーハンから自国民を連れ出しました。ウイルスは世界に広がりました。

ウイルス禍のせいでジェット旅行などの旅行が大幅に減り、皮肉なことに念願の炭酸ガス排出量減らしがかなり前進しました。

どうやらウイルス禍は、改めて人類に人の集中や交流の在り方を見直すようにと言っているようです。分散生活の価値に気付けと言っている面があります。東京のような集中都市は危険ではないか、ジェット旅行のような長距離高速旅行は大きな問題をかかえているのではないか、地球の裏側などからものを輸入すればいいという考えは実は悪いのではないか、石油、天然ガス、石炭の消費を基盤とする現代生活は根本的に間違っているのではないか、・・・。

復古ではなく、現代の問題を真剣に解決し、新しい生活を追及することは自分のためにも子孫のためにも大切なことだと思います。問題を解決する行為は‌人生においてやりがいのあることだと思います。停滞、後退では元気が出ないのではないでしょうか。日本は保守主義ですが、これは停滞、後退の原因になります。問題解決に立ち向かう勇気がないと日本は発展しません。現代は偏狭な一国主義はいけませんが、分散生活の歴史的経験知識を活かした新生活設計は未来を切り拓く鍵になると思います。
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