人々が国家主義を捨てないと民主主義は進展しない

アメリカやロシアを見るとよくわかりますが、民主主義国と言いますが、政治家は権力者で国の主権を主張し、人々の命を大切にしていません。つまり人間主義に基づいていません。民主主義国ですが、人々が人間主義に基づいて政治家を選んでいません。自分の権力欲を満足させてくれる権力者政治家の活躍を求める人と、政治に無関心になっている人に2分されています。未熟な民主主義は権力者政治家の培養器です。

韓国と日本を見ると、どちらも民主主義国ですが、対立しています。人々が国をこえて協力することができません。独裁主義国中国や朝鮮（北）から見ても特に進歩した国に見えません。独裁者は両国の不仲を見て大喜びです。民主主義はつまらないと国民に説明できます。

日本の民主主義は未熟です。国家主義で人間主義ではありません。

民主主義が健全に作動するためには人々が人間主義に立つことが必要です。そうでないと国をこえて民主主義者が協力することができません。これまでの結果から民主主義の方が個人に自由があり、社会発展に有効であることは明白です。しかし、国家主義的民主主義では自国発展も世界発展も限界があります。

日本が世界最先端を行く憲法第9条を持ちながらその価値を理解せず、強大国と張り合う愚行に走っていることは本当に残念なことです。独自の人間主義に基づく民主主義を世界に発信する国になりたいものです。

（注）日本は外国に対し威張る割には、技術開発と生産低迷、経済低迷、貧困層拡大、大災害多発、借金漬けの政府といいところがありません。コロナウイルス感染拡大防止も最初はよかったが、最近は的確性を欠き、再び感染拡大が始まっています。