心の旅紀行

人生は神と自我の二人三脚 kiko

国の人口は多ければいいというものではない

2020年07月17日 | 世界
2100年に日本の人口は半減するとの予測があるようですが、仮に半減しても問題はありません。日本は住みやすい国になると思います。

国としての軍事力、経済力を重視する考えは国家主義的です。国の力で世界を動かそうという権力欲が働いています。現代の強大国アメリカ、中国、ロシアの国の考えです。日本も同じ考えに汚染されています。

しかし世界の人々は、国よりも自分のことを大切にする方向です。国は、自分の生活水準を改善することに役立てば十分と考える方向です。国が威張って外国に圧力を加えると、経済交流が悪化し、自分の国の経済が悪化します。たとえばアメリカと中国ですが、対立が激しくなる方向で経済交流に黄信号がともっています。どちらも損です。何が対立の原因かといえば、双方の国威拡大主義です。民主的世界政府の重要性をまったく理解しません。世界に通用する法という価値観もありません。あるのは外国、外国人、さらには自国民軽視の下品な国家主義です。アメリカの貧富の格差、貧困層拡大は危険領域です。今後の中国は、世界との経済交流が不調になり、経済成長がとまり、貧富の格差が広がり、貧困層が拡大するでしょう。いくら国が威張っても貧困層は自分を幸福と思わないでしょう。自分の国をいいと思わないでしょう。貧乏人が軍人になって自国の国威拡大主義に協力し、幸福感を感じても、これは不健全な幸福感で、健全な社会で生きる力を失い、疎外感を感じ、人間性を失うでしょう。権力者政治家は軍人を仲間にし、威張り続けますが、一般の人々の生活水準は悪化する一方でしょう。

日本がアメリカをまねることは非常に危険なことです。反対に人々の生活水準改善に注力する行政区としての国であるべきです。外国や外国人を差別するのではなく、外国や外国人のことにも配慮する国であるべきです。国の政治家は、権力者ではなく、能吏であれば十分です。国の公務員です。

日本は、中国が尖閣諸島をとろうとしているという現実の問題には真剣に対処しなければなりませんが、過剰防衛力を持って中国と国威を張り合うようになると、確実に民生に悪影響がでます。中国に、望ましい世界、望ましい国を説きながら、現実問題には的確対応をする国になってほしいと思います。こうすれば世界の大半の人々は日本を健全国と認め、経済交流を進めてくれるでしょう。外国は日本と対立する理由を上げにくいでしょう。

中国は国土・国威拡大主義で南シナ海で利権を追求し、周辺国に圧力を加えるので周辺国は中国と対立し、敵の敵は味方ということになり、親アメリカになり、中国は不利な立場に追い込まれていきます。親アメリカの国が増えるとアメリカは大いに喜んで軍事力を行使するようになります。しかし南シナ海が戦場になれば世界交流が不自由になります。得する国はどこもありません。中国は国土・国威拡大主義の愚かしさに気付き、周辺国や周辺国の人々にも配慮する健全国なってほしいものです。そうなればアメリカは中国と対立する理由を失うでしょう。
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