心の旅紀行

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EUはロシア滅亡を望んでいる

2022年12月28日 | 世界

これはプーチンロシア大統領の言葉ですが、そのとおりだと思います。NATOの存在は対ソ連であり、今は対ロシアです。

どうしてロシアの西側の東ヨーロッパの国々が、ロシアを離れ、NATOに接近するのかロシアは考えるべきです。政治的にも経済的にも、人々に自由がなく、政治が専制的でロシアが遅れているからです。ベラルーシがロシアに近いというのは誤認で、独裁的なルカシェンコ大統領が自分の地位を守るために親ロシアであるにすぎません。国民の顔はNATOに向いています。ベラルーシでも早晩人々は、ルカシェンコ失脚を狙って行動をおこすでしょう。

つまりプーチンは、自分の専制政治をいいと思うあまり、NATOに不必要に対立し、非人間的なウクライナ戦争を行って自国の滅亡の原因になっています。

折角エネルギー輸出でNATO諸国との経済交流を深めてきたのに、旧ソ連所属のウクライナが、ロシアを離れ、NATOに接近するのを怒り、ウクライナのロシア化を実行に移したのは、現代・未来の国の政治のあり方を考えていなかったからです。プーチンは時代遅れの無知無能無法不道徳な政治家です。

ウクライナ戦争は継続する。これはラブロフロシア外相の言葉です。そのとおりだと思います。国連総会、あるいは世界は、戦争によるロシアの国土拡大を不法と非難しています。ロシアの国際法違反が問題になっています。ロシアがウクライナ戦争に勝ってもこの問題は解決しません。ロシアが戦争をやめ、プーチン一派が断罪され、ウクライナに対する損害賠償が行われることになれば問題は解決します。しかしロシアはウクライナ占領地を維持すると言います。ウクライナはもちろん、国連総会、さらには世界はウクライナの防衛を支援し続けます。戦争はロシアが軍を領内に戻すまで継続します。

ロシア軍が鍵だ。これもラブロフの言葉です。そのとおりです。ロシア軍がウクライナ戦争に反対し、非協力になれば、一気に戦争は終結します。昔、帝政ロシアが崩壊したとき、ロシア軍が人民の側につき、ロシア革命が実現しました。現代、ロシア軍が反プーチンに動かないとは言えないでしょう。プーチン一派を一掃すれば、ロシアの繁栄が戻るとわかれば、プーチン一派のために戦場で死傷する愚は嫌うでしょう。

ラブロフはプーチン大統領一派です。占領地維持に失敗すれば失脚です。断罪も免れません。戦争に勝つことが最優先になっています。彼は破滅の道を歩んでいます。

メドベージェフという前ロシア大統領が、NATO諸国を核兵器で廃墟にすると過激な発言をしていますが、やはりプーチン大統領一派だからです。彼も失脚を恐れている一人です。

ウクライナおよび支援国が、長期戦を覚悟し、戦場の縮小に留意し、無駄のない攻撃で着実にウクライナ領内のロシア軍陣地、武器弾薬庫、武器弾薬補給線の破壊を続けることはロシア軍追い出しに有効です。ロシア軍占領地ではパルチザン組織が反ロシア・反親ロシア派活動を始めています。ロシア軍人の不安は高まる一方と思います。

すでに被害は第一次世界大戦並みになったと言われています。

防衛力だ、軍事力だと騒ぐ人は、想像を絶する損害を世界にもたらし、想像を絶する不幸を人々にもたらします。間違いなく、平和ボケと批判されている人の方が、罪もなく、人々を不幸にすることもないと思います。


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