関西うつ自助会。大阪、京都、兵庫、家族会

活動報告やうつについてのお話を提供するblog
大阪、京都、兵庫で開催しております!

うつと認識

2008年12月15日 | うつについて
大阪担当です。
今回はうつと認識について少し。
認識てどういうことじゃいとの事ですが、うつ患者が「うつ」であることの認識しているかどうかです。
そんなの医者に言われて投薬してるから「うつ」なんて自他ともに認識できることじゃないか。というのもごもっともです。
何が言いたいかというと、「うつ病の人はどこまで自分を認識できるか、認識することで楽になる」ということがいいたいのです。楽になりたい。じゃあどうすれば良いのか、ここでかんたんなメソッドを。
誰しもうつにかかった人は原因を探り出し、その原因についてすごく後ろ向きに考えます。生真面目すぎた、仕事を頑張りすぎた、人間関係で疲れた。色々あります。
家族や友人たちも考えます。どうしてうつになったのかを。
みんなうつになった原因を探し、それについてクヨクヨと考えがちです。
でもうつになった原因を突き止めたからといってうつは軽くなりません。自分がうつになった原因を知っている状態でいる意味「止まって」しまいます。
そしてうつになってしまった自分はどうすれば良いのか、そんな思いが去来します。つらい体を動かして、回らない脳を回して、辛い思いをしてうつに関しての知識を得ようとします。そして薬に詳しくなったり自分の状態に絶望したりします。
辛い心身を動かして、得た知識を知恵として活用できない自分に能力の無さを感じます。
でもその中で気付くべきこと、気付いてあげるべき事があるのです。
それは「頑張ってきた」という事実です。多大なストレスに立ち向かい続けた強靭な心身は間違いなくあなた自身であり自信を持つべき要素なのです。
「今まで頑張ってきたじゃないか」「今まで針の山に座るような会社でよく生きてきた」そんなあなたの心身を自分が知り、支える家族や友人が知り得ることで、少しだけ心は軽くなります。
「辛かった、よく頑張ってきた」そんな自分を褒めてやることで新しい自分への認知が始まります。

ちょっと短絡的な考えではありますが。頑張ってきた自分を認識し、褒める視点のメソッド、少しアリだとおもいませんか!?



さて次回の開催ですが。
12月の京都グループセラピーは

日時:12月21日(日) 14~16時
   ※土曜日ではありません。ご注意ください!
会場:中京青少年活動センター(いつもと同じ)

参加申し込み・問い合わせはメールにてkimgets666@zeus.eonet.ne.jp までお願いします。
会場予約の関係で、いつもの土曜日ではなく日曜日となりました。土曜日は仕事等で参加できないという方、ぜひこの機会にお越しください。


大阪の開催は
〈大阪グループセラピー〉
日時:2009年1月4日(日)
   午後2時から4時頃まで (会場は午後1時から開いています)
場所:北区民センター(JR環状線天満駅)
連絡先:kimgets666@zeus.eonet.ne.jp

以上です。くわしくは「うつコミュニティ」HPにて!
コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2回目の家族会 | トップ | 京都担当:12月グループセ... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「認識」うーん (AKIRA)
2008-12-18 15:59:47
うーん、難しいですね。文字通り「認め、知る」ことですよね。もっといくと「意識の作用」ですか。
ちょっとずれるかもしれませんが、私は日常そこまで考えていないのですが、「うつを自覚する」ことはしているつもりなんです。自覚することによって何か行動をするとき「おまえはまだまだ無理はできないぞ」とか自分に言い聞かせています。また、そうすることによって、自分の発言や行動に責任が持てるか、といった、普通の社会人としてやっていこうとするためのトレーニングにもなっていると思っています。あ、なんとなく一致点が見い出されてきましたね。
「認識」するにしても「自覚」するにしても、社会復帰していくのに大きな、しかし何としてでも越えなければならないハードルですよね。その場の勢いだけで悪口雑言を言う、相手のことを十分考える余裕がない、等々。自分のことすら分かっていない、コントロールできない・・・「うつ」の最も悲しい部分の一つが露見してしまった。(←「本家の火事」に対してコントロールが利かない私の、せいぜいの皮肉です。)
不況の波は厳しいです。ではでは
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

うつについて」カテゴリの最新記事