関西うつ自助会。大阪、京都、兵庫、家族会

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5月度大阪自助会

2018年05月04日 | Weblog
大阪担当です。

5月3日、第155回自助会を開催しました。
今回は初参加の方7名を含む17名の方に集まって頂きました。
周りの理解が得られない、休むことへの罪悪感、どう休んでいいのかわからない、何度もうつが再発してしまい困っている等の話がありました。


うつの症状のひとつとして自己肯定感の低さがあると思います。
そして、自己肯定感が高くなることがうつ回復のバロメーターのひとつとみられていると思います。
そんな自己肯定感について考えてみました。

至道無灘という人の句です。
生きながら死人(しびと)となりてなりはてて 思いのままにするわざぞよき

わたくし事で申し訳ありませんが、今だから分かることとして、うつで苦しんでいた時は生きているけれど何もできない、ただ単に生きているだけだと感じていました。
まさに生きながら死人という状態だったと思います。
そして、死人という絶対自己否定に苦しんだ末に翻って、死人になりはてるという絶対自己肯定の気づきがありました。
それは、なにも思い煩うことはない、計らいをする必要はない、思いのままにする、あるがまま、ありのまま、そのまま生きればよいということです。

一言でいえば、絶対否定的自己肯定の気づきです。

大事なことは死人になりはてることです、しかも生きながら。
矛盾に聞こえると思いますが、もともと人生とは矛盾しているものではないでしょうか。
矛盾なき人生ほどつまらないものはないと思います。

そして、死人となりはてた上で思いのままにすること、絶対否定的自己肯定を生きることは自己中心で生きることではなく、利己主義でもありません。
自己中心的、利己主義にならないし、なれない生き方です。

では、今のわたしがそのように死人となりはてるような生き方が常にできているかといえばそうではありません。
日々思い煩い、毎日反省しながら、その気づきを忘れず、死人となりはてて思いのままに生きていきたい、そう思っています。

もちろん、この生き方を善いと思うのか、悪いと思うのかは人それぞれです。
そして、うつに苦しんでいるあなたはどちらを選ぶのかの岐路に立っているのだと思います。
多くの人が選んでいる、というよりそれ以外ないと思い込んでいる矛盾のない、自己否定を伴わない自己肯定か、自己否定を絶対肯定するという矛盾を抱えた自己肯定か。

あなたはどちらを選びますか。

一緒に考えましょう。


次回6月のご案内(5月とは場所が違いますのでご注意ください)
日時:2018年6月2日(土)、13時30分~16時30分
場所:大阪市中央区民センター 第四会議室(地下鉄堺筋線・中央線「堺筋本町」下車)
3番出口を出て東(階段を出て向いている方角)へ徒歩2分 中央区役所と同じ敷地内にあります。

参加費:500円

お問い合わせ、参加希望は下記リンクをクリック。

自助会参加希望はこちら

ご質問、問い合わせはこちら


メール入力画面が表示されますので必要事項を記入してください。

先日ブログにアップしていますが、5月は昨日とは違う形での自助会も5月12日に予定しています。
詳しくは2つ下の「大阪サブ自助会のお知らせ」をご覧ください。

また、6月23日(土)にコラージュ療法を企画しています。
参加資格は関西うつ自助会に参加したことがある方となります。
コラージュ療法って何?という方はチラシをアップしていますので参考にしてください。

日時:2018年6月23日(土)、13時30分~16時00分
場所:尼崎第一ビル 902号室(阪神尼崎駅下車 徒歩2分)

参加費:1,000円

参加希望は下記リンクをクリック。

コラージュ参加希望はこちら



わたし個人の話になりますが、自助会とは違う形でのコラージュ療法も企画しています。
興味のある方はお問い合わせください。
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