京急電鉄の事故

2019-09-08 09:28:12 | 日記
 京急電鉄がトラックと衝突してトラックの運転士が死亡したが、電車の乗客には比較的被害はなかったようだ。普通踏切で障害物を検知すると走行中の電車側には非常ブレーキがかかるようになっているはずだが、今回は120キロ/hのまま突っ込んでいるようだ。安全対策は万全だったかどうか。会社側の説明が待たれる。この京急線だがこの種の事故は起こるべくして起きたのではないだろうか。立体交差の踏切が少ないし、住宅地の密集した狭い路線に高速の電車を走らせているのだからヒヤヒヤものでいつ事故が起きてもおかしくないような路線ではなかったかである。開かずの踏切も多く交通渋滞の多く発生する路線でもあった。首都圏の私鉄は人口集中とJRの完備された敷設システムの狭間でやや置いてきぼりをされているのではないか。
 インドが月着陸を目指した探査機が着陸前に交信を絶ったという。失敗だったようである。月の北極と南極には水が存在するといわれ、インドもこれの探査が主たるものといわれる。中国も月への着陸を果たしているが、まだその成果を耳にしていない。着陸そのものを狙ったのかどうかだが資源探査ならばそれなりの装備が必要だが中国の発表はそれがない。我が日本だが、はやぶさ2では小惑星リュウグウに着陸して内部の岩石を持ち帰るというはっきりとした目標がありその工程が着実に実施されその資料を積んで帰還の準備に入っている。月と小惑星リュウグウとは距離的に大きな開きがある。リュウグウと地球とは3億キロの距離で月はいわば庭先のようなところで中国もインドも宇宙開発はまだ始まったばかりといったところか。今日の夜のNHKの番組で知ったことだがリュウグウが開けたクレーターは直径10メートルの大きさだった。はやぶさ2に積み込まれた各種の機材の規模がこれで理解できる。舞い上がった岩石の資料を取り込む様子が映像でとらえらているこのプロジェクトは我が国の宇宙開発水準がかなりのところにあるとみてよい。NASAの科学者も日本の実力を認めているだろうか。はやぶさ2の無事の帰還が待ち遠しい。