北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさんの父、横田滋さんがお亡くなりになった。87歳。ご高齢で拉致被害者の親族として全国をかけ回っての救出活動に全力をかけられた方でよくぞここまで体力が相当消耗されたとつくづく尊敬の念を禁じえない。本来ならばもっと長生きされただろうが、全国を回っての救出活動はかけがえのない可愛いわが娘を思いの一念であったであろう。
横田さんは日本銀行に勤務されて新潟支店勤務のときめぐみさんが拉致されたと聞いている。80歳を過ぎると人間体力がグンと落ちる。ちょっとした会合とか打ち合わせなど人間関係にかかわるともうそれだけでもストレスが溜まり体調に変化を及ぼす。ましてや拉致被害者ともなれば尚更である。ほんとうにご苦労さまでしたと言いたい。どうか安らかにお眠りください。安らかにとはとても言えない現下の北朝鮮との関係だ。米中の関係が以前とは比べ物にならないくらい悪化の方向だから拉致解決はもうまったく期待できない。コロナが拉致そのものを全国のみなさんから遠い存在に追いやった感がする。