半夏生

2021-07-02 08:58:36 | 日記
 今年の半夏生は今日2日から6日までの5日間である。田植えを終える頃といいいよいよ夏本番がやってくる時期にあたる。今の処関西地方には本格的な夏日はまだない。京都祇園祭が始まる頃に梅雨前線が通り抜け蒸し暑いあの夏の日が到来する。カナダ西部には熱波が襲い森林火災に住宅火災の災害が起きている。太平洋西岸にやってくる夏の熱が東海岸に偏っているのではないか。日本は例年よりも涼しい夏の日和が今は続いている。
  経団連前会長の中西宏明さんがお亡くなりになった。75歳。リンパ腫の為。この病はストレスと睡眠不足が多年重なるとなる病気のようだ。経団連会長の任期を1年残しての退任だったが、大阪関西万博の会長にも名を連ねた方だった。日立製作所の社長も務められ経済界に大きな足跡を残された方だった。日立と言えば我家の電気製品を独占した時期もあり私の最も信頼する家電メーカーだった。なんといってもカラーテレビのキドカラーはその当時独特の色彩のもので多くのファン層に支持された製品だった。国際的にもそうで英国が車両製造の信頼を日立として英国内を走行する車両を日立に指名した。文明開化の日本は全国に鉄道網を張り巡らす政策を実行する時、英国から機関車を輸入した。お手本を英国とし改良を加え日本独自の車両を製造して世界に冠たる鉄道王国を築き上げた。そして今、先生の国英国が教え子の国日本を信頼して鉄道車両の製造を決定するという誠に微笑ましい且つ信頼関係が出来上がってしまった。
 日本のJR車両だが軌間が1067ミリの狭軌軌道であるのに対して国際標準軌間は1435ミリの広軌である。この差368ミリは車両のサイズや幅や走行速度に大きく影響するものと通常思われる。しかしである。車両のサイズは広軌のそれとほとんど変わらないし、走行速度も同様でいや広軌のそれより早く安定しているのではないか。東海道本線の新快速なと時速130キロで走る姿がそれを証明している。日本の鉄道技術が何かを私は知りたい。