プロ野球で騒がれた西武ライオンズの松坂大輔投手が現役を引退する。40歳である。1998年(平成10年)甲子園球場で横浜高校のエースとして大活躍し春夏連覇の偉業を達成してプロ野球西武ライオンズに入団した。なんといっても印象に残るのは優勝常連のPL学園との延長大接戦を制し優勝へ向かったあの試合であろうか。プロ野球での勝利投手は日本では114勝、米大リーグで56勝で合計170勝と以外に少ない。後年殿堂入りには少し物足りない気がしないでもない。
人間若い内は身体を酷使してもそう痛まないし暫らく静養するとすぐに回復するが、50代60代と中年に差し掛かると若年時の酷使がそろそろ出始めて今までの普通の生活に支障を来すようになる。引退を決意したのは若いころのようなスピードのある投球はもはや不可能と判断した為と言えそうだが、彼も身体のあちこちにメスを入れて体の改造を図っていたフシがあり筋肉の老化を速めたのではなかろうか。
人には3種類の運勢がるといわれる。若い頃に現れる若年運、中年に現れる中年運、そして年と共に上昇する老大運だという。さしづめ松坂投手は若年運と言えそうでこの22年間に築いた多くの資産を有効に活用してもらいたい。40歳といえば人間一番の働き盛りで油の乗り切る頃であってOBとして後進の為チームの為大いに働いて欲しいものである。