つぶあんに白あんのあの美味しい回転焼きの御座候に夏季限定で「アイスバー御座候」が発売される。焼き立てホコホコの息を吹きかけて食べる御座候は何とも言えない味わいでその道のツーには強い人気がある。焼き立て熱々が取り柄であるので夏季はやはり敬遠されてしまうのはやむを得ないところでそこでこの猛暑の夏にも何とか売り上げを伸ばしたいとのことでアイスバー御座候が店頭に並ぶ。
このアイスバ-御座候の構想は8年ほど前からあったそうで井村屋の「あずきバー」がそれで同じような商品を出してどうかと。様子見を決めておられたとか。あずきバーは専ら小豆即ち赤いあんを材料にしているので赤みを帯びているが、御座候のアイスバーは赤あんと白あんと二種類あるようだ。赤は小豆を材料にしていて白あんはインゲン豆がそれである。インゲン豆は地方によって三度豆とも呼ばれている。
私はだいたい3カ月に一度大阪梅田に行く用事がある。行けば家内にお土産としてこの御座候を買って帰る。大阪梅田阪神百貨店の地下一階の食料品売り場にある。サラリーマン時代、大阪心斎橋にある大丸心斎橋店に所用で出かけた時、御座候を買って帰り同僚の女子社員の方々にお土産として食べてもらって喜んで頂いた。今日の新聞で御座候の本社は兵庫県姫路市だと知った。以外だった。因みに「あずきバー」の井村屋は三重県津市が本社である。
1950年創業で佐賀県が出発でもともとはうどん屋だったが、創業者が故郷姫路市に拠点を移してから御座候として発展してきた。「御座候」という回転焼き一筋に拘りこれを継続してこられたこの会社の経営方針は大会社はもちろん、中小企業の皆さんにもそして私たち家計を預かる者にとっても大切な何かを投げかけているようだ。