熱海市伊豆山で起きた土石流

2021-07-07 09:56:04 | 日記
 熱海市の土石流被害でまだ未確認被害者が20数名あるとのことで一刻も早く救出を願うばかりだが、泥流に流され埋まっている方々も相当数あるものとみられる。ほぼ絶望視である。
 泥流の発生地は盛り土のようで当時の工事関係者は土砂崩れを見越して途中に砂防ダムを構築していたようだが、土砂はそれを遥かに越えて流れ下ったようである。予想土砂崩れを超えた量の土砂が流れたようで10年前の東日本大震災のあの大津波の被害を思い起こした。万里の長城と言われた大槌町の二重の大堤防で津波被害はこれで防げると確信していたがやってきた大津波はそれを遥かに凌ぐものだった。大自然の持つ力は人知を遥かに超えるものであるということを今回の熱海市伊豆山で起きた土砂崩れがまたしても証明してくれた。
 土砂に流された家屋はかなりあるようだが、行方不明者は思った数よりも少ない。ということはここもご多分に漏れずに空き家が相当数あるのではないだろうか。盛り土のドロと関東ローム層の火山灰地のドロで現場の捜索はかなり困難さがあるようだ。